5月の初めからお店を休業して、改修工事をしていました。そもそもお店を作ったのもほとんど手作りだったので今回も自分たちでやりました。休業期間を考えながらせっせと工事に励みました。
そんな中、5月10日の夕方のことです。翌日は雨の予報だったので、張り終わった屋根に防水シート(写真の黒いシート)を固定しようと、屋根の上で動き回っていたら、まだ固定されていないシートの上に乗ってしまい、足を滑らせて後ろ向きに落下してしまいました。約3メートルの高さからアスファルトの地面にたたきつけられました。激しく顔面を強打して落下直後は一瞬意識を失ったのか、目を開けているのに真っ暗。腰と後頭部を強打して起き上がれませんでした。そればかりか、そばにはやっちゃんが倒れて鼻から出血して足をおさえて身動きしていませんでした。
落下してきた私を受け止めようとして、支えきれずそのまま下敷きになっていたのでした。私はやっちゃんの頭を抱きかかえ、数分間その場に二人でうずくまっていました。私はなんとか起き上がることができましたが、やっちゃんは膝を抑えて激痛に唸っていました。頭や鼻も強打して出血していました。
救急車を呼ぼうかと迷いましたが、意識もしっかりしていて歩行もできたので、私がそのまま車を運転して病院へ。診察の結果、やっちゃんは膝を骨折していました。入院はまぬがれたものの松葉づえをついての生活となったのでした。
今思うと、とても危険な作業をリスクも考えず、やっちゃんの忠告も聞かず命綱もつけずサンダル履きで作業していて、軽率なことをしてしまい、やっちゃんに大けがをさせてしまったことを後悔するばかりです。重ねてごめんなさい、やっちゃん。
写真には命綱のロープが見えますが、事故の後に取り付けたものです。