早くも、オープンして一年半がたちました。
多くの皆様にご来店いただきありがとうございます。毎日が勉強のつもりで励んでいますが、まだまだ発展途上中です。ご満足いただけますよう少しずつでも改善していきます。開店当初から、店名の「いと」について尋ねられます。私たちの姓が「いと」というわけではありません。店名は漢字の糸をひらがなで表記していますが、人と人を結び付けられる場所になりたい、糸が織りなって布のようになり、誰かの気持ちを包んであげられるかはまだわかりませんが、そんな理想をもって頑張りたいと思っています。ご来店の方に尋ねられた時は、中島みゆきさんの「糸」からつけましたと説明してはいますが、まだまだ縦糸と横糸は紡がれたばかり。織りなすまでには相当の年月がかかるでしょう。

早朝の仕込の時間の合間、カウンター席にすわって窓に広がる川の流れを眺めると、大きな鯉や水鳥たちの姿を見かけます。季節によって、生き物たちのたたずまいが変わっていくのがよくわかります。ほとんど毎日、千綿川の観察をしているみたいです。考えてみるとそれはちょっと贅沢な時間の過ごし方かもしれません。
そんなカウンター席に朝日が差し込んで、窓際に寝かせたクッキーに光の粉をまぶしているかのようです。

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青空と雨雲が交互に訪れて、しかも気温は上昇。厨房の中では汗だくで仕込みをしています。
今年は台風の発生が多い？知り合いの農家の方はハウスの被害を心配したり、収穫前の稲穂が倒れたり、苦労が絶えないようです。私たちも、お店の雨戸を固定したり、防護板を釘打ちしたり、台風が来ると聞けばなんだかんだと忙しいのですが。無事に通りすぎてくれるのを祈るばかりです。
そんな中、秋が深まっていくと、ホットドリンクが恋しくなり、冷たい飲み物などは注文が少なくなっていきます。暑い夏を惜しむかのように、やっちゃんがミニパフェ・オ・ショコラを作ってくれました。チョコ好き、アイス好きの方にはぜひおすすめの一品です。トッピングには自家製のチョコチップクッキーが飾られています。