2025-11-24

大阪関西万博は結局のところ成功か失敗か。

数字だけ見れば成功、でも本当に良かったかはかなり微妙」という感じがリアルなんじゃ無いか

 

まず集客とか運営面のKPI普通に達成してて、想定2,820万人に対して実績が2,902万人。有料入場も2,500万超えで黒字ラインも余裕でクリア。参加国数もほぼ想定どおり。イベントとしての数字ちゃんと出てる。

 

問題コスト。会場整備費がもともと1,250億の見積もりだったのが気づいたら2,350億に膨らんでて、そのほか日本館とかインフラ整備とか全部合わせると、公共負担だけで軽く数千億。しか夢洲地盤対策とかメタンガスとかで金がかかりやす土地。そこに加えて、地下鉄延伸や道路整備なんかも入れると、どこまでが万博費用なのかも曖昧レベル

 

運営では序盤のトラブル通信障害、動員低迷など)が目立ったけど、後半はV字で持ち直した。一方でレジオネラ菌問題地下鉄トラブル、予約システムの不満など、けっこういろいろやらかしていて、「未来社会」というテーマとズレているという指摘も多い。開催前は「行かない」が8割だったのに、終盤は「行ったら意外と良かった」みたいな声も増えてるという、揺れ幅の大きさがあった。

イメージ戦略広告メディア対策が功を奏したのかもしれない。

 

インフラ面では地下鉄中央線の延伸など、後に残るものもある。ただ、釜ヶ崎の立ち退きとか、IR前提の都市計画とか、誰向けの万博なのか?みたいな点も残る。

いわゆるレガシー的な部分で、夢洲はもともとIR誘致とセットで構想されていて、万博後の土地活用IR前提になり過ぎているのではみたいな話。

 

他の万博と比べると、1970年大阪万博(6,400万人級の化け物イベント)や愛知万博(2,200万人)と比べると、愛知以上1970年以下。期待値が1970大阪幻想に引っ張られてたせいで、「あの熱狂と比べると…」みたいな落胆が心理的には起きやすいかもしれない。

 

結局のところ、社会的レガシーはまだ判断できず、今後1020年次第だろうし、盛大に失敗した東京五輪ほどではないけど、かつての栄光の再来だ!って胸を張れるほどでもない、「ぼちぼち万博」なんじゃないだろうか。

  • 地下鉄延伸は大阪メトロ過去最高益で200億以上だから多分元取れてるんじゃないの

  • 下請け未払いって結局どうなったん?

  • 1970年代なんて覚えてるのは筋金入りの老害だし、比較対象として全然相応しくないかな 時代背景が違いすぎる

    • 違い過ぎるのにまたやろうとしたんやで😉

      • 比較するのが70年代の平成の2つというのがおかしいのであって、別に万博自体はおかしくないのでは?

  • 入場者を関係者で水増しするのいい加減に止めなよ

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