2017-04-01

菊池誠活動最初から最後まで権威主義にすぎない

http://anond.hatelabo.jp/20170331130851

たとえばカールセーガンの懐疑主義であれば、

「懐疑するということは、危険分子になることだ。 なぜなら懐疑主義はすでに確立された制度に異を唱えるからである

懐疑主義のやり方にも欠点はある。対立の図式を持ち出し『われわれ』対『彼ら』という感覚、『真理はわれわれが独占している』という感覚。『こんな馬鹿げた教義を信じている連中は頭が悪い』といった論調がそれである。」

権威主義に陥るな。権威のいうことだからといって当てにしないこと。権威はこれまでもまちがいを犯してきたし今後も犯すかもしれない。」

科学の核心は一見すると矛盾するかにみえる二つの姿勢バランスを取るところにある。一つはどれほど直感に反する奇妙なアイディアであっても新しいアイディアには心を開く姿勢。もう一つは古いアイディアと新しいアイディア双方に懐疑的かつ徹底的に吟味する姿勢である。」

といったバランス感覚があるが、菊池誠にはそれがない。

権威教科書が全てで、新しいアイデアや状況は受け付けない。

それでも水伝のような明らかな詐欺を叩いている際は大きな問題は起きなかったが、権威主義対応できない問題にぶち当たった時、菊池誠破綻が始まった。

典型的なのは有名な大震災後の「メルトダウンじゃないだす」発言で、これがわかりやすい発端といっていいだろう。

https://togetter.com/li/197084

菊池誠権威である東電原子力工学者の見解を無批判に受け入れるだけで、実際に起こっていることを分析的に思考することができない。

結局、彼は未だにこのデマ発言を訂正していない。

ちなみに現在メルトダウンを認めていない学者は、確認できるかぎり菊池誠池田信夫高田純の3名である

その後も当の東電も認めたおしどりマコ取材に基づく排気塔問題についても根拠もなく否定したり、

https://togetter.com/li/941464

被害を訴える福島の人を揶揄したり、

https://togetter.com/li/808369

辻元デマを真に受けたりと、

https://twitter.com/lautrea/status/845463623648526336

ネトウヨミソジニスト区別がつかないところに到達している。

晩年おかしなことになる物理学者というのはままあることだが、菊池誠場合は単に一貫して単なる権威主義だったということで話は終わりなのではないか

おまけ

http://b.hatena.ne.jp/entry/329850045/comment/lets_skeptic

ブクマで「自分の「メルトダウン」という言葉認識問題であったことを認めている」と書いてる人がいるが、

菊池誠2016年ですら「メルトダウン炉心溶融は違いますよね」と相変わらず嘘を主張している。

https://twitter.com/kikumaco/status/700744555314835456

まりこれは菊池誠が「だから自分は間違っていなかった」といっているのだよ。明確に「間違いだった」という表現あるいは謝罪の意を表明した言葉を探してみるといい。ないから。

問題言葉だけの問題ではなく、当時菊池誠メルトダウン可能性を指摘した人たちを誤った知識で叩きまくっていたことも含む。擁護者らはこれをまるで無視するのだから、同じ穴のムジナと言わざるをえない。

たとえば菊池誠の以下の発言デタラメ

https://twitter.com/kikumaco/status/702471667054833664

正しくはこっち。

https://twitter.com/miakiza20100906/status/703532925413765120

記事への反応 -
  • 菊池誠という人がいて、一時はてな論壇においてそれなりの存在感を放っていた。 現在では一山いくらのネトウヨおじさん程度にしか認識していない人もいる。もはや過去の人であると...

    • http://anond.hatelabo.jp/20170331130851 たとえばカールセーガンの懐疑主義であれば、 「懐疑するということは、危険分子になることだ。 なぜなら懐疑主義はすでに確立された制度に異を唱える...

      • しょっぱなからトンデモかまして何言ってんだ? >特に放射能デマをめぐる後始末についていうなら、やはりニセ科学批判派が正しかったというのは間違いない 菊池誠のメルトダウン...

    • あの人は是々非々で考えられる数少ない筋の通ったリベラルだと思うけど。

      • http://anond.hatelabo.jp/20170331205136 http://anond.hatelabo.jp/20170401083907 つまり、菊池誠批判をする人たちは、基本的に「保守」ということ

        • 「保守」ではなくて「ニセリベラル」。 ニセ科学を主張する人は科学を否定する人ではなく間違った科学を主張する人。 ニセリベラルはリベラルを否定する保守ではなく間違ったリベ...

    • 菊池誠は正真正銘の左派リベラルだけれども、リベラルの理論を理解していないにも関わらずリベラルを装っているニセリベラルから見ればネトウヨおじさんに見えてしまうということ...

    • きくまこ先生が有名になったのってNHKの視点・論点出演あたりじゃないの? それがはてなで番組見た人によって取り上げられて話題になった感じだった記憶。

    • 菊池誠がネトウヨになるとかラベルの貼り方ガバガバすぎる。自分の嫌いなものをネトウヨ認定して処理するのもうやめたら。

    • なんか地下猫臭い文章 党派性がないとかいうが面と向かって菊池誠を批判できている奴はお仲間にいるのか? 増田にしかかけない時点で党派性ぷんぷんだろう

    • この文の頭の悪さがすごいな >ニセ科学批判は党派性から最も遠いところにいるとは菊池誠の言葉であるが、定義上これは正しい。 自由民主党は定義上自由と民主主義を守る政党であ...

    • 彼ら(STS。飲用者注。)が求められる役割を十分に果たした結果がこれなのか、あるいは十分に果たせなかった結果がこれなのか。 問がこうなっている段階で、すでに間違っている。...

    • ニセ科学批判史を年表にするなら、と学会「トンデモ本の世界」(1995年)は外せないんじゃないか。 「ニセ科学」という用語はまだ使っていなかったかもしれないが、菊池誠も初期の会員...

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