『管理者研修』 (405) 「上司の 幸不幸は その責を負う 仕えた部下にもよる」
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寺子屋ラッキー
こんばんは。今回は「三分間スピーチ」とします。
さて、今年報じられた経済にユースに金融関係企業で専務に昇格した女性のニュースが印象に残っています。
反面ネット社会到来前の時代、ずさんな経理で億単位の現金を着服した女性の古参経理担当者が大きく報じられたニュースを思い出した。出金伝票の内容も禄にチェックもせず検印を押し続けた上司(主任・係長・課長)にも責任の一端があると感じたことがある。
世間的評価を落とす組織の不祥事は組織風土以前に「部下を信用」していたからでは<管理者要件>に欠け理由にならないと考え、これまでにも繰り返してきました。
メガバンクトップ3行は紆余教説を経て現在に至っている。その経緯は複雑で記憶できない。それでも三菱UFJ銀行の前身であるUFJ銀行の合併銀行の一方に三和銀行があったことは記憶している。
QCサークル全国大会で、同行「グローバルサークル」が『顧客待ち時間の短縮』をテーマに全国表彰された覚えがある。古くて新しいテーマである。
サービスを「Q・C・D」で捉えるとその向上のためには、雇用形態が複雑な他企業の窓口業務でもカスハラ対策だけでなく、苦しくならない程度でのQC活動として自主的に取り組みたいテーマだと考えます。
ときに、今月12月8日(日)投稿記事の中で「サラリーマンの幸不幸は 上司によって決まる」と申しました。でも、どうなのでしょう?
昨日報じられたニュースを見ていると一面的とも思え視点を変えます。
今回記者会見に応じたトップは記憶し易い姓であり、「リスク認識」か無かったと言っていた。社内監査の体制が確立されていても『部下管理』のチェック機能にも問題があったと思える。過日当ブログでは
「このことは部下を信用するかどうかとは別問題です」
と、申したことがあります。当該事件に「問題意識」を持ち4年半で見抜いた人がいたことも間違いない事実です。
世間には<欲求>を抑えきれずに魔が差した。それも定年を前にして何故かと思えることがあります。しかし、今回の不祥事は無論のこと動機があり社内の全社的監理体制の盲点を突いた犯罪でしょう。おそらくスタッフ管理者としてのベテラン行員が最初の一回で味を占め徐々にのめり込んでいった出来事でしょう。
問題が生じてから原因を追究し再発防止策を打つのはどこの組織も同じです。
所属部署の人事考課の一次二次評定者が管理者として着任し前任者から「業務引継ぎ書」で案件事項を含む業務全般を、「人事考課表」の写しで『人』については口頭で引継ぎを受けていたはずです。コツコツ務めその功を認められ昇進昇格しても管理者がその責を問われるのは致し方ないとはいえ不本意な結果でしょう。
クリスマスを来週に控えた今日現在、今年も二週間余りとなりました。企業の『人材』であり『財産』とも言える<社員>を動かす部署も降って湧いた計画外業務で人事候補者名簿の作成および人事異動稟議書の決済並びに転出入者の人事異動発令までの一連業務が控えています。
必要資料はコンピュータで時間をかけずに整っても関係部署との<根回し・調整>業務もあるでしょう。
あくまで次期「定期人事異動」までの繋ぎとして、職場に波風を立てずに本来業務に支障をきたさないよう配慮しつつ、〝必要最小限〟で早期処理を求められることでしょう。
「予期せぬことが起こるのが世の常」です。しかし、職場は軍隊ではありません。定年まで籍を置くであろう職場でお互いが疑心暗鬼になってはいけません。
当ブログの〝一言メッセージ〟として「部下をパートナーとして職場目標を達成しよう ‼」を17年間使ってきました。ゼネラリストだけでなくスペシャリストでも結果して同じことでしょう。
『人を使うは苦を使う』の名言も言い古された言葉の範疇に入ってきたようです。『仕事を任せても目は離すな』は生きている言葉です。それでも部下管理は「Y理論」の観点に立ちモラールアップを図れるに越したことはありません。
SNSのご時世、ビジネス社会には無理な注文であっても、ビジネスリーダーは上下の『人間関係』を「信用関係」からできれば『信頼関係』にまで深め、来年もチームとしての<組織目標達成>に努めていただけるようエールを送ります。どうか頑張ってください。
では、今日も一日ご苦労様でございました。遊びにおいでくださりありがとうございました。
❒ 管理者研修講師『人材教育研究所 』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
しよう ‼」)
#マネジメント
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