『管理者研修』 (404) 「有言実行型のリーダーに 部下は感化され 育つ」
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寺子屋ラッキー
こんにちは。昔から「口だけなら大阪城も建つ」と言われる。たしかに口先で言うだけなら何事も非常にやさしいことです。ですが、レアケースとはいえ管理者の中にも同様の方がおいでとお聞きします。
例えば、能力開発の必要性を説いたり、やればできるというようなことを言ったりするだけなら実にやさしいことです。
しかし、管理者は「評論家」ではありません。いくら口先でいいことを言っても、それが実行されていなければ、部下を指導(説得)することはできません。
『兵は将の顔を見て動く』というが、部下も管理者のいうことよりも、管理者のやっていることを見て良くも悪くも感化されるのです。
ところが数多い管理者の中には、「口は八丁、手は一丁」というような有言不実行型の人もいることでしょう。そういう管理者は部下の前ではもっともらしい顔をし、なるほど立派なことだと思われるようなことを言ってはいても、部下にはあまり効果がありません。『耳よりも目から』という諺のとおりになるのです。そういう管理が言っているいることと、していることの違いをいくつか例を挙げてみましょう。
ある管理者は能力開発の可能性は無限であると言いながら、「俺はなんて無能な人間だろう」と弱気になることもある。また、別の管理者は「能力開発をすることによって、諸君の未来はバラ色の人生が約束されているのである」と訓示をしたその管理者が、腹心の部下と屋台でコップ酒をあおりながら、「俺の人生は灰色だ」といった泣き言をいっている。
また、「勉強する時間はその気になればいくらでも創り出せる」と言っている管理者が、自身はカラオケやマージャンの時間をやりくりする名人であり、自己啓発などどこ吹く風、というような態度であったりもします。
さらに「部下のくせに上役の陰口をきくなどとんでもないことだ!」といっている管理者が、部下の前では建設的とは思えない自分の上役の〝悪口〟を平気で言っていたりもする。
有言不実行は能力開発だけではありません。日常の職場管理の様々な面にも見受けられることです。
管理者といえども人間です。『すまじきものは宮仕え』は先人たちが辿ってきた道でありいつの時代も同じであることには変わりないでしょう。殊に働く者の価値観が多様化し経済社会面でのこのご時世を勘案するとぼやきたくなる気持ちは分からないではありません。しかし、平素のOJTの効果を勘案すると果たしてどんなものでしょう?
では、<上役・下役・ご同役>をはじめサラリーマンの皆さん『克己心』を 醸成し、心身共に逞しくサラリーマン人生を過ごしましょう。方法無き努力は〝あがき〟ともなります。書籍は読まずともキーワードを豊富にしてネットを検索すれば個人差はあってもヒントは得られると思います。
では、週明けの今日も一日お元気で!。今回もご覧くださりありがとうございました。
❒ 管理者研修講師『人材教育研究所 』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
しよう ‼」)
#マネジメント
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