ナショナルの2000GX WorldBoyを再び落札したのは
高校生の頃に愛用していたナショナル(!)の RF-868(2000GX WorldBoy)が何故か無性に懐かしくなり、ついヤフオクで落札したのは昨年の夏のこと。
発売されたのが1972年(昭和47年)の発売なので、すでに40年以上前のラジオということもあり、入手したものもそれなりに汚れていたり不具合があったりしました。
でも、使用するのに大きな支障はなく、全体的に磨き上げ、切れていたダイアルライトをLEDに交換したり、アンテナの曲がりを直したり、ボリュームのガリを直したりした程度でした。
それが、ここ一ヶ月ほど、調子が悪いんです。
手元に来た当初から、4個1連のトグルスイッチが微妙に接触不良ぎみで調子が悪かったんです。特に音質を変える[NEWS.P]と[LOUDNESS]の2つのスイッチは、切り替えても実際には切り変わらないこともあったりで。
まあ頻繁に操作する部分でもないしと、触らずにそのままにしておいたのですが、この頃スイッチを操作してもいないのに聞いている途中で変わってしまうという状況が頻発するように。
これは聞いていて結構イラッとするんです。急に音質が変わっちゃうんですから。
と言って、素人が手を出すには該当箇所があまりに深くて、さすがの私も躊躇せざるを得ない状況で。もう一台、同じのを落札しようかなって探したりしていたのですが、最近は出品数も少なくて。
一番いいのは、ジャンクに近い状態のモノを安く手に入れて、必要なパーツを交換することかなとも思っていたのですが、そんなに都合のいい出品も見つけられずに二ヶ月ほど過ぎました。
そして、つい先日、出てきたんです。私的には結構理想的な出品が。
先ず目に入るのが、タイマーダイアルがある筈のところに鎮座している黄緑色の変な穴が開いたプラスチックの板。うーむ、これを付けた人はどんなセンスをしてるんでしょうか。
この一つのパーツが、この出品ラジオの全体の印象を決めていますよね。なんか “ふざけた” 改造をしてるんじゃないかって、疑いを持ってしまっても不思議ではありません。
スピーカーパネルは、塗装が剥がれている感じで白くなっているし、バンドを変える上面パネルの押しボタンは、一つキャップが無くなってるし。
極めつけはアンテナのある筈の場所。出品者の説明には「アンテナ無し」とは書いてあるんだけど、そしてちょこっとしか写真に写っていないので分かり難いけど、なんかねずみ色の汚い加工跡が。
それでも、「FM/MW/SW 受信OK」とのことで、これこそ私が求めていたものではないでしょうか。
前に落札したものよりもよほどキレイです。前のやつは、チューニングダイアルとか曇りに曇っていて磨くのに苦労したのに、今回のは最初から光り輝いています。
実際、手元に来て、繁々と細部を見ていくと、いろいろと見えてきました。
想像ですが、前の持ち主はタイマーダイアルとアンテナが欠品している状態で、このラジオを手に入れたのではないでしょうか。それを補うために、タイマーダイアルのところにたまたま大きさがピッタリだったのは、この黄緑色の円盤しかなかったので、仕方なく付けたのではないかと。
アンテナも無いから、少しでも受信感度を上げるために、アンテナの根元のところに電線を取り付け、それをグレーのテープで固定していたようです。
こうやって、何となくだけど改造の理由が見えてくると、急に信頼感が上がってきました。キチンと使っていた人ではないかと。
前面パネルの白い汚れも塗装剥がれではなく、カビっぽい汚れがついているだけだったので、洗ったらキレイになりました。多分、お店かどこかの倉庫にでも長く死蔵している間に付いたのでしょう。
さて、こいつをバラして、もとからある奴もバラして、状態の良い部品を集めて、1台キチンとしたやつを組み上げていきましょう。
発売されたのが1972年(昭和47年)の発売なので、すでに40年以上前のラジオということもあり、入手したものもそれなりに汚れていたり不具合があったりしました。
でも、使用するのに大きな支障はなく、全体的に磨き上げ、切れていたダイアルライトをLEDに交換したり、アンテナの曲がりを直したり、ボリュームのガリを直したりした程度でした。
調子が悪い
その姿が美しく、とにかく懐かしくて机の上に置いてあるだけでも嬉しくて。いつの間にか、夜も更ける頃、スイッチを入れてFMラジオを聞いてというのが日課になっていました。それが、ここ一ヶ月ほど、調子が悪いんです。
手元に来た当初から、4個1連のトグルスイッチが微妙に接触不良ぎみで調子が悪かったんです。特に音質を変える[NEWS.P]と[LOUDNESS]の2つのスイッチは、切り替えても実際には切り変わらないこともあったりで。
まあ頻繁に操作する部分でもないしと、触らずにそのままにしておいたのですが、この頃スイッチを操作してもいないのに聞いている途中で変わってしまうという状況が頻発するように。
これは聞いていて結構イラッとするんです。急に音質が変わっちゃうんですから。
と言って、素人が手を出すには該当箇所があまりに深くて、さすがの私も躊躇せざるを得ない状況で。もう一台、同じのを落札しようかなって探したりしていたのですが、最近は出品数も少なくて。
一番いいのは、ジャンクに近い状態のモノを安く手に入れて、必要なパーツを交換することかなとも思っていたのですが、そんなに都合のいい出品も見つけられずに二ヶ月ほど過ぎました。
そして、つい先日、出てきたんです。私的には結構理想的な出品が。
これじゃあ、多分競合する人はいないだろうなー
見た目はもう、これを落札しようとする競合者は間違いなく出てこないだろうなって思える感じ。その予想通り、開始価格のまま、一人の競合も出てくることなく落札したのが、コレ。先ず目に入るのが、タイマーダイアルがある筈のところに鎮座している黄緑色の変な穴が開いたプラスチックの板。うーむ、これを付けた人はどんなセンスをしてるんでしょうか。
この一つのパーツが、この出品ラジオの全体の印象を決めていますよね。なんか “ふざけた” 改造をしてるんじゃないかって、疑いを持ってしまっても不思議ではありません。
スピーカーパネルは、塗装が剥がれている感じで白くなっているし、バンドを変える上面パネルの押しボタンは、一つキャップが無くなってるし。
極めつけはアンテナのある筈の場所。出品者の説明には「アンテナ無し」とは書いてあるんだけど、そしてちょこっとしか写真に写っていないので分かり難いけど、なんかねずみ色の汚い加工跡が。
それでも、「FM/MW/SW 受信OK」とのことで、これこそ私が求めていたものではないでしょうか。
手元に来て細かく見ていくと、全体的な状態は決して悪くない!
無風のまま落札して私の手元に来たのですが、いやいや、予想を遥かに超えてイイんです! 上で指摘したところは勿論その通りなんですが、その他は全体的にキレイなんです。前に落札したものよりもよほどキレイです。前のやつは、チューニングダイアルとか曇りに曇っていて磨くのに苦労したのに、今回のは最初から光り輝いています。
実際、手元に来て、繁々と細部を見ていくと、いろいろと見えてきました。
想像ですが、前の持ち主はタイマーダイアルとアンテナが欠品している状態で、このラジオを手に入れたのではないでしょうか。それを補うために、タイマーダイアルのところにたまたま大きさがピッタリだったのは、この黄緑色の円盤しかなかったので、仕方なく付けたのではないかと。
アンテナも無いから、少しでも受信感度を上げるために、アンテナの根元のところに電線を取り付け、それをグレーのテープで固定していたようです。
こうやって、何となくだけど改造の理由が見えてくると、急に信頼感が上がってきました。キチンと使っていた人ではないかと。
前面パネルの白い汚れも塗装剥がれではなく、カビっぽい汚れがついているだけだったので、洗ったらキレイになりました。多分、お店かどこかの倉庫にでも長く死蔵している間に付いたのでしょう。
さて、こいつをバラして、もとからある奴もバラして、状態の良い部品を集めて、1台キチンとしたやつを組み上げていきましょう。
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