iPhone アプリ runmeter と MotionX GPS との比較
前回紹介したiPhone アプリ MotionX GPSを、同じくiPhone アプリの runmeter と一緒に働かせながら浅草まで往復してきましたので、2つのアプリを比較しながら精度とかの検証をしたいと思います。
ポイント数はMotionX GPSの方がrunmeterの3倍くらい多くなっています。それに伴い、アウトプットしたGPXデータも、MotionX GPSの1.46MBに対してrunmeterは390KBと三分の一以下です。
このポイント数のままGoogle mapにインポートして表示すると、runmeterで3ページ、MotionX GPSだと5ページにも渡って分割されてしまいますので、「轍」で1000ポイント程度まで間引く作業を行います。
「轍」での作業の過程で、ノイズフィルタをかけた結果も参考に記載しておきます。
MotionX GPSのポイント数は1000ポイント以上減っているのが分かります。その割にMotionX GPSの距離がフィルタ後に増えているのが不思議ですが。(速度フィルタは上限40km/hで設定しているので、同じ数値が入っています)。
また、サイクルコンピュータの測定距離と比べてみると、思ってた以上に正確なことに驚きました。結構ジグザクな部分もあったりで長めに出るかと思いましたが、曲がり角でショートカットしていたりでプラスマイナスゼロといった感じなのでしょうか。
先ずはrunmeterから。さすがに安定しています。帰り路の、東京駅そば、皇居の手前で少し乱れている程度で、その他には大きな乱れは見られません。
まあ同じiPhoneのGPSからのデータなので当然と言えば当然なんですが、同じような傾向を示しています。精度的にもほぼ互角っぽいかな、でも、どちらかと言えば微妙にrunmeterの方が正確かもなあって思いながら両方を眺めていたら、一点気になるポイントが。
帰り路の東京タワー下での軌跡です。ここで写真を撮るために回り道をしたのですが、その細かい移動がMotionX GPSの方が断然正確なんです。
MotionX GPS、侮りがたし。
出かける前に満充電にし、8時過ぎに家を出て、帰宅したのは夜中の2時半でした。その間、アプリを停止していた時間もありますので、2つのアプリを動かしていた時間は8時間くらいでしょうか。
途中では、極力電話もネットも使わないようにしてバッテリーの維持に努めていたこともありますが、帰って来てまだ20%以上残っていましたので、大概の場面では大きな不自由なく使えると思います。
二回に渡ってiPhone のGPSアプリを紹介してきましたが、まあバッテリーの事を考えれば、この2つプラスGPSロガー i-gotUというのが万全かもしれません。
でも、iPhone のGPSアプリがここまでキチンと働いてくれるとなると、Garmin nuvi205 の出番が益々少なくなっていきそうな気がしてきました。
iPhone を自転車のハンドルに取り付けるホルダーが欲しくなるかも。
runmeter と MotionX GPS との数値関連の比較
先ずは数値関連のデータ比較。runmeter | MotionX GPS | サイクルコンピュータ | |
ポイント数(オリジナル) | 2092 | 5998 | -- |
ポイント数(「轍」フィルタリング後) | 1839 | 4889 | -- |
距離(オリジナル) | 85.31 km | 83.49 km | 85.1km |
距離(「轍」フィルタリング後) | 84.12 km | 85.91 km | -- |
最高速度(オリジナル) | 154.7 km/h | 136.8 km/h | -- |
最高速度(「轍」フィルタリング後) | 39.9 km/h | 39.9 km/h | -- |
ポイント数はMotionX GPSの方がrunmeterの3倍くらい多くなっています。それに伴い、アウトプットしたGPXデータも、MotionX GPSの1.46MBに対してrunmeterは390KBと三分の一以下です。
このポイント数のままGoogle mapにインポートして表示すると、runmeterで3ページ、MotionX GPSだと5ページにも渡って分割されてしまいますので、「轍」で1000ポイント程度まで間引く作業を行います。
「轍」での作業の過程で、ノイズフィルタをかけた結果も参考に記載しておきます。
MotionX GPSのポイント数は1000ポイント以上減っているのが分かります。その割にMotionX GPSの距離がフィルタ後に増えているのが不思議ですが。(速度フィルタは上限40km/hで設定しているので、同じ数値が入っています)。
また、サイクルコンピュータの測定距離と比べてみると、思ってた以上に正確なことに驚きました。結構ジグザクな部分もあったりで長めに出るかと思いましたが、曲がり角でショートカットしていたりでプラスマイナスゼロといった感じなのでしょうか。
それぞれのKMLデータをGoogle map で表示して比較
それぞれのアプリからエクスポートしたGPXデータを「轍」で間引きし、KMLデータとして出力したものをGoogle mapで表示したのが下のものです。先ずはrunmeterから。さすがに安定しています。帰り路の、東京駅そば、皇居の手前で少し乱れている程度で、その他には大きな乱れは見られません。
(より大きな 地図 を表示)
次は、MotionX GPSからのアウトプットによるもの。まあ同じiPhoneのGPSからのデータなので当然と言えば当然なんですが、同じような傾向を示しています。精度的にもほぼ互角っぽいかな、でも、どちらかと言えば微妙にrunmeterの方が正確かもなあって思いながら両方を眺めていたら、一点気になるポイントが。
帰り路の東京タワー下での軌跡です。ここで写真を撮るために回り道をしたのですが、その細かい移動がMotionX GPSの方が断然正確なんです。
MotionX GPS、侮りがたし。
(より大きな 地図 を表示)
2つのGPSアプリを稼働させてバッテリーの持ちはどうかと言うと
iPhoneのバッテリーの持ちが気になっていたのですが、そこそこ持ってくれたように思います。出かける前に満充電にし、8時過ぎに家を出て、帰宅したのは夜中の2時半でした。その間、アプリを停止していた時間もありますので、2つのアプリを動かしていた時間は8時間くらいでしょうか。
途中では、極力電話もネットも使わないようにしてバッテリーの維持に努めていたこともありますが、帰って来てまだ20%以上残っていましたので、大概の場面では大きな不自由なく使えると思います。
二回に渡ってiPhone のGPSアプリを紹介してきましたが、まあバッテリーの事を考えれば、この2つプラスGPSロガー i-gotUというのが万全かもしれません。
でも、iPhone のGPSアプリがここまでキチンと働いてくれるとなると、Garmin nuvi205 の出番が益々少なくなっていきそうな気がしてきました。
iPhone を自転車のハンドルに取り付けるホルダーが欲しくなるかも。
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