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2026-05-07

[]ブッダ入滅仏教葬儀比較

ブッダの死は、なぜこれほど簡素だったのか ―― 原始仏教入滅と、現代仏教式」葬儀煩雑を問う

紀元前5世紀、クシナーラー沙羅双樹の下。80歳を迎えた釈迦ブッダ)は、右脇を下にした「ライオンの臥姿」で静かに横たわっていた。弟子アーナンダが悲しみに暮れる中、ブッダ最後の言葉を残した。

比丘たちよ、今こそおまえたちに告げよう。諸行は滅びゆく。怠ることなく努めよ。」
(パーリ仏典『大パリニッバーナ経』、中村元訳)

これがブッダ入滅パリニルヴァーナ)のシーンである。火が完全に消えるように、欲望と無明の炎が尽き、輪廻連鎖が断たれた瞬間だった。死後、遺体は7日間、在家のマッラ族の人々によって花と香で供養されたが、それはあくま簡素もの特殊な防腐処理も、死化粧も、豪華な棺も、念仏の繰り返しもなかった。在家の人々が香木火葬荼毘)を行い、遺骨(舎利)は8つに分けられ、ストゥーパ(記念塔)に納められた。僧侶比丘)たちは遺体の供養に煩わされず、ただ修行に励むよう指示された。これが、原始仏教における「死」の扱い方である

現代日本仏教葬儀との対比

一方、今日日本で「仏教式」と呼ばれる葬儀は、まったく異なる様相を呈する。

死後すぐ、遺体には防腐処理(ドライアイスエンバーミング)が施され、死化粧生前より整えられる。棺に納められ、通夜葬儀の間、数日間安置される。僧侶による念仏読経が繰り返され、家族親族が交代で付き添う。儀式が終わると、重い棺を男手で担ぎ、霊柩車という特別に装飾された車に詰め込む。火葬後、骨が残る。骨壺に入りきらない大きな骨は、骨折りと呼ばれる作業で割り、小さくして納める。

ここまで死体を維持・美化・儀式化する必要があるのか。

原始仏教視点から見れば、これは明らかな矛盾であるブッダは「諸行無常一切皆苦諸法無我」を喝破した。

死体無常象徴であり、執着を生むだけの「穢れ」だった。

長期間保存し、化粧を施し、特別な車で運び、骨を丁寧に折って壺に納める行為は、むしろ「死への執着」を増幅させる。ブッダ自身入滅後、弟子たちに「私の遺体にこだわるな。法(教え)を守れ」と諭した。火葬も、在家信者が行う世俗の習慣に過ぎず、僧侶が主導する儀式ではなかった。

なぜここまで煩雑になったのか

大乗仏教の「方便」が日本独自の家制度祖先崇拝と結びつき、江戸時代檀家制度で「葬式仏教」が完成した結果である

諸行は滅びゆく。
ならば、死体をここまで美しく維持し、儀式を延長し、特別な車で運ぶ必要は、本当にあったのか。


ブッダ最後の言葉は、今も私たちに問うている。

怠ることなく、無常直視せよと。

2026-01-24

anond:20260123203156

「塔」はもともと仏教ストゥーパのことを指す漢字で、

中国に伝来するまでのストゥーパはレンガ積みの古墳みたいな感じだったのが

なぜか中国では高層建築になっていって、日本では五重塔みたいなものになった

なので、塔=高い建物という意味が出来た

一方、高い建物意味する漢字には「楼」「閣」「臺(台)」がもともとあって

から時計台」とか「見張り台」とかも、本来意味通りの使い方ではある

2022-11-21

卒塔婆ストーブ

昔々、冬を迎えたのに金も無く服も無い貧乏人が、寒さをしのぐために墓場に潜り込み

墓石を並べて壁にして、中で集めてきた卒塔婆(墓の後ろに並んでる板)を燃やして暖をとった逸話から

サンスクリット語卒塔婆ストゥーパと呼ぶことから、それが訛ってストーブになったって嘘を信じる人いる?

2021-09-15

ボロブドゥール。俺はそう口ずさんだ

ボロブドゥール。俺はそう口ずさんだ。小気味いい感覚が口元を吹き抜ける。

ボロブドゥール。清涼剤のような言葉。ボロとブで生じた違和感をドゥールで開放する快感

ボロブドゥール。ドゥールだけではこうはいかない。ボロブのおかげでドゥールが映える。

ボロブドゥール。なんて清々しいんだろう。心の中の雲が消え、一気に快晴になる

ボロブドゥール。ジャワ島香りがする。遺跡ストゥーパ仏塔)が目に浮かぶ

いや、ちょっとまて。ストゥーパだと?ストゥーパ。こいつも悪くない。

ボロブドゥールのストゥーパ。たまにストゥーパを挟み、またボロブドゥールに戻る。

これで永遠にバカンスを楽しめる。

ボロブドゥール。みんなも口ずさんでほしい。

いつでもどこでも無料で、心のフライトを。ボロブドゥール。

追記)もちろん、ボロブドゥールじゃなくたってかまわない。

ブエノスアイレスでもマチュピチュでもマルクス・アウレリウス・アントニヌスでもいい。

自分だけのボロブドゥールを見つけて欲しい。

それではよい旅を。

 
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