r/K戦略説とは
生物は限られたエネルギーを子孫に配分する際、どう分けるか、子孫の数を重視する「r戦略」と、子孫の質を重視する「K戦略」に迫られているという説。
雑把にいうと子供を作るエネルギーを100個に分割(r戦略)するか1個に集中(K戦略)するか
生物間の競争が激しい環境では、少数の子を確実に育てるK戦略が採用され
競争ではなく運によって淘汰される環境だと、子供を出来るだけたくさん作るr戦略が採用される
貧乏ゆえに医療や栄養が不十分だったため、多くの子供が幼くして亡くなるという高い死亡リスク。これは、競争よりも環境(運)による淘汰が支配的な状況。
この環境では、生き残る子を増やすために、一人ひとりにかけるコストを低く抑え、とにかく多くの子を産むというr戦略が、種として有利に働いた。
環境に淘汰されないのなら産んだ分だけ生き残る。(運に殺されない、ほとんど競争することもないため殺されない)
一人一人にコストをかけず、下手な鉄砲数撃ちゃ当たる。一人にコストをかけるではなく運で当たり個体を引く。作った秀才ではなく天然の天才。末は博士か大臣か
とくに教育、それに加えて、衣食住だったり、さまざまな旅行や留学など体験経験etc.せめて競争に負けない程度のコスト高.
子どもが特別優秀ならともかく普通程度なら普通のレベルで競争に加わるためにも、周囲と同じ、あるいはそれ以上のコストをかける必要があり、これは典型的なK戦略
負けないようにするラインも同じく上がり続ける。
この戦略選択を決定づけるのは、「親の稼ぎ」と「子供の育成にかかるコスト」の比率。
競争が激しくなればなるほど、育成コストのラインは上がり続け、結果として親はK戦略を選択させらせる
でも、競争の観点でみると、もらえた人と貰えなかった人が混在する不平等な瞬間だけ、もらえた人が有利になる。
貰った分払うコストが下がるのではなく、いままで払っていた分にプラス貰った分で競争が行われる。
やがてもらえた人が大半になった時点で、貰える有利は失せ、貰ったのが前提で競争が行われる。
単により競争がきびしくなるだけ。
実施した当初は不平等な瞬間だから、言い出した人は手柄になった様に見えるけれど、実際は一時的に競争を歪めて偽の効果を見せただけで、長期的に見れば競争のコストを増大させただけ。
親の稼ぎを増やした場合。
競争は相対的だから、一部の人の稼ぎが増えたならともかく、全員の稼ぎが一緒に上がったなら
社会全体がK戦略からr戦略に変化する、あるいはK戦略を選択させられない社会にするには、親に対して何かするのではなく、子供が育った先の社会を変化させる必要がある