無人探査機が小惑星を捕まえて月の軌道まで運ぶ。あとは、そこへ宇宙飛行士を送り込んで小惑星を調査しよう。そんなSFの話のような計画を真剣に推進しているのが米航空宇宙局(NASA)だ。「Asteroid Redirect Mission」(ARM)という名の計画で、2020年代の実現を目指して現在準備を進めている(図1~4)。

図1●小惑星を丸ごと捕まえるバッグ(捕捉機構)を装備した無人探査機のイメージ
画像:NASA/Advanced Concepts Lab
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図2●小惑星を捕捉した無人探査機(左)に近づく有人宇宙船(右)のイメージ
画像:NASA
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図3●無人探査機が捕捉し月周辺の軌道へと持ち込んだ小惑星に有人宇宙船から移動する宇宙飛行士のイメージ
画像:NASA
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図4●無人探査機が捕捉している小惑星からサンプルを採取する宇宙飛行士のイメージ
画像:NASA
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