yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

オペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師』METライブビューイング@なんばパークスシネマ5月29日

この日が上映最終日だった。『カヴァレリア・ルスティカーナ』と『道化師』の二本立て。『カヴァレリア・ルスティカーナ』は2012年11月に兵庫の芸文センターで観て、ブログ記事にもしている。ソフィア国立歌劇場オペラの来日公演だったのだが、そのときの印…

『間抜けな泥棒』桐龍座恋川劇団@京橋羅い舞座5月30日千秋楽

最近の恋川劇団の人気ぶりから、千秋楽はものすごい人出が予想されたので、行かないつもりだった。まだ予約席が残っているようならと、劇場受付の方に座席表をみせていただいていたら、ちょうどキャンセルが入ったとのことで、前から3列目の真ん中席を取る…

6月観劇予定

歌舞伎は「六月大歌舞伎」はパスするつもり。でもプログラムを見ると、めったにかからないというか、私の観たことのない『新薄雪物語』。それも昼夜で分けて「通し」に近い出し方。夜の部には米吉、巳之助、それに歌昇、隼人、梅枝、種之助といった実力派の…

『アマテラス』坂東玉三郎×鼓童@大阪松竹座5月22日夜の部

以下、「歌舞伎美人」から。 玉三郎 ☓ 鼓童!! 光と音が共鳴する時、新たな<神話>が誕生する― 歌舞伎界当代の立女方である人間国宝 坂東玉三郎と、世界から高い評価を受ける太鼓芸能集団 鼓童。 両者の初共演作となった『アマテラス』は、2006年に東京と京…

『天一坊大岡政談(てんいちぼうおおおかせいだん)』團菊祭五月大歌舞伎@歌舞伎座5月19日昼の部

以下、「歌舞伎美人」から。 <構成> 序 幕 紀州平野村お三住居の場 紀州加太の浦の場 二幕目 美濃国長洞常楽院本堂の場 三幕目 奉行屋敷内広書院の場 四幕目 大岡邸奥の間の場 大 詰 大岡役宅奥殿の場 <配役> 大岡越前守:菊五郎 池田大助:松 緑 山内伊…

『らくだ』劇団昴星(大和みずほ座長)@明生座 5月23日昼の部

『らくだ』、もちろんもとは落語。大衆演劇では一度観ている。歌舞伎では故十七代勘三郎のものが有名だけど、見逃している。この『らくだ』、とても良かった。最初「入り」がもうひとつと心配していたら、第三部から来た人もいて、一応大入りになった。芝居…

『歌舞伎十八番の内 矢の根(やのね)』五月花形歌舞伎@明治座5月18日昼の部

「歌舞伎美人」からの「配役」、「みどころ」は以下。 <配役>曽我五郎 市川 右 近 大薩摩文太夫 中村 亀 鶴 馬士畑右衛門 市川 猿 弥 曽我十郎 市川 笑 也<みどころ> 新年を迎えて紅白の梅の花も咲きそろったある日。家の中で矢の根を砥いでいるのは、曽…

猿之助 X 中車の 『あんまと泥棒(あんまとどろぼう)』五月花形歌舞伎@明治座5月18日夜の部

以下、歌舞伎美人」からの引用。 <配役> 泥棒権太郎 市川 猿之助 あんま秀の市 市川 中車 <みどころ> 夜更け、泥棒権太郎は、あんま秀の市の家へ泥棒に押し入る。権太郎は、秀の市が高利貸しの烏金を貯めていると噂を聞きつけ、秀の市に金を出すように迫…

菊之助の玉手が魅せた『摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)』團菊祭五月大歌舞伎@歌舞伎座5月19日昼の部

もちろん、「合邦庵室の場」。「歌舞伎美人」からお借りした「配役」、「みどころ」は以下。 <配役> 玉手御前 菊之助 俊徳丸 梅枝 浅香姫 尾上右近 奴入平 巳之助 合邦道心 歌六 母おとく 東蔵 <みどころ> ◆美しい後妻が抱いた邪恋の真実 継子の俊徳丸に…

『男の花道(おとこのはなみち)』五月花形歌舞伎@明治座5月18日昼の部

もとは映画。昭和16年(1941)に小國英雄脚本、マキノ雅弘監督、長谷川一夫主演で映画化された。それをもとにした芝居が、昭和37年(1962)に大阪新歌舞伎座に乗った。このときも主役の加賀谷歌右衛門は長谷川一夫。土生玄碩を演じたのは二世市川猿之助(初…

5月東京での歌舞伎観劇の総括

日程は以下だった。 18日(月) 明治座 昼の部 『矢の根』 『男の花道』明治座 夜の部 『あんまと泥棒』 『鯉つかみ』19日(火) 歌舞伎座 昼の部 『摂州合邦辻』 『天一坊大岡政談』 4月末まで遠征を迷っていたので、明治座のチケットは出遅れてしまった。…

猛烈にパワーアップした桐龍座恋川劇団(恋川純座長)『恋の石松』@京橋羅い舞座5月14日昼の部

遅刻で、お芝居も始まっていた。このお芝居は初めて。劇団が猛烈にパワーアップしたことを実際に体験できた。感激。Nさんがご覧になられたら、ごひいきだった純さんがここまで立派な座長になられたことを、さぞかし喜ばれたことだろうという想いが募った。今…

服部幸雄著『江戸歌舞伎の美意識』(平凡社、1996年)

さすが服部先生、彼の歌舞伎論の集大成的著作。それもどちらかというと、お堅くない方の。彼のものは歌舞伎を論じる場合「must」なので、何冊か揃えている。でも学術的なものがほとんど。この著書は、たしかに学術的ではあるけれど、その枠にのみ納まってい…

フィラデルフィア近郊のアムトラック事故

12日のことだった。ニュースで見て、ぞっとした。以下の記事。 事故が起きたのは、フィラデルフィア郊外の『30th Street』駅から北へ数マイル先の左急カーブ。国家安全運輸委員会(NTSB)による運転記録装置の解析調査によれば、事故列車は制限速度50マイル…

『新・八犬伝』四月花形歌舞伎@中日劇場4月19日夜の部

副題は「片岡愛之助四役早替り宙乗り相勤め申し候」。もう3週間も前の観劇。正直、なぜ「八人の犬士」でなくてはならないのか、なぜ「犬」なのか、人物間の関係とその由縁といったことが、私の中で意味をもって立ち上がって来ず、なかなか記事を書く気になれ…

『すりの家』たつみ演劇BOX@朝日劇場5月7日昼の部

長谷川伸の戯曲、『掏摸の家』をもとにして、たつみ座長のお父上の小泉のぼるさんが大衆演劇の小泉版に書き直されたお芝居。以前に一度観ているが、記事にしていなかった。今日のものは以前よりもグレードアップしていたような印象。ちょうど1週間前に西宮図…

喜劇のお手本『名物住吉団子』桐龍座恋川劇団(二代目恋川純座長)@京橋羅い舞座5月3日夜の部

この日はシアターBRAVAでWASABEATSのショウを観て、京橋駅まで歩いた。20分弱だった。先月京橋羅い舞座に近江飛龍劇団を観に行った際、KiKi 京橋劇場のすぐ前の自然食レストラン「実身美」さんに魅せられ、何回か食事をした。ランチがまだだったので、ここで…

『ラグナロクRagnarok』 by「Black ★ Tights」 @近鉄アート館 5月5日11時の部

以下、公演サイトから。 <スタッフ> 脚本・演出・作詞:maechang(BLACK★TIGHTS) 作曲:橋口俊宏(BLACK★TIGHTS) 衣装:上野淑子(BLACK★TIGHTS) 編曲・録音: TEAM marumushi 殺陣:古川智(羽々斬) 映像:吉光清隆 舞台監督・舞台美術:hige(BS-II) 照明:加藤直子(D…

「WASABEATS 」大阪公演@シアターBRAVA!5月3日

このグループの公演を初めて観た。ダンスとは分かっていたのだけど、これほど「カゲキ」とは想像していなかったので、かなり衝撃を受けた。休憩なしの2時間びっしりだったけど、退屈することなく、舞台に釘付け状態に終始した。「チケットぴあ」の紹介サイト…

南座 春の特別舞台体験@京都南座5月1日

「南座 春の特別舞台体験 〜歌舞伎の舞台機構[花道][迫り][廻り舞台]を南座で体験〜」というのに、行って来た。一度、歌舞伎の舞台裏をみてみたいと思っていたのが、今日実現した訳で、とてもうれしい。わずか30分程度の体験/見学だったけど、いろい…