yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

よりスタイリッシュに、よりセクシーに!羽生結弦選手の「パリの散歩道」in「スケート・カナダ Exhibition」10月28日

オリンピックの動画も含めて、過去の羽生結弦選手の演技を動画で確認した。「花は咲く」のイメージとは違ったロック調の「パリの散歩道」。2013年頃からソチ・オリンンピック前後の動画での羽生選手、表現はパーフェクト。でも私が「花は咲く」で感じた彼の…

能・狂言・文楽の披露が目玉だった?「即位礼正殿の儀にともない来日した外国元首・祝賀使節らをもてなす首相夫妻主催の晩餐会」@ホテルニューオータニ東京10 月23日

ちょうど東京滞在中だったので、ホテルでニュースでは見たのだけれど、別にきちんと全編見るつもりはなかった(当方、海老蔵と聞いただけで虫酸が走るので)。昨日、羽生結弦さんの「スケート・カナダ」でのEXの演技、「パリの散歩道」をyoutubeで検索中、引…

11月観劇予定

能では若手会である「伝承の会」(於京都観世会館)。同じく観世会館での京都観世会例会も行く予定にしている。何年か前に行った「芦屋能」のチケットを今年も確保できた。 また学園祭シーズンということもあり、京都大学と同志社大学の能学部の発表会も行き…

荒城和也さんの極悪悪女がおかしい『狸ばやし』in「真吾・勘太郎・祐馬の日」劇団荒城@浅草木馬館 10月25日昼の部

悪女は二人。一人は和也さんが演じた妾のお染で、もう一人は千代さんが演じた芸者お駒。二人とも悪い女なんです。大店の主人、金兵衛(祐馬)に、千両もの大金をもらいながら、彼が「死ぬ」と大喜び。火葬場では一応嘆き悲しむふりをする。お染は死体の入っ…

荒城勘太郎座長演じる上坂仙吉の矜持に泣く 劇団荒城『鉄の如く』切狂言@浅草木馬館 10月25日夜の部

のちに「会津の小鉄」と呼ばれるようになった浪速出身の侠客上坂仙吉と、新選組隊長近藤勇との馴れ初め、交友を描いている。もちろんフィクション。最初に「これは完全にフィクションです」というアナウンスがあった! 主たる配役:上坂仙吉を勘太郎さん、近…

荒城月太郎さんが建てたハチャメチャ芝居『西遊記』劇団荒城@浅草木馬館10月24日夜の部

座長勘太郎さんの解説によると、月太郎さんが建てた新作だそうで、この公演が(月太郎さんの誕生日公演を入れて)三回目だとか。私は中国古来の伝奇小説には疎く、もちろん『西遊記』もかじったことはない。だから舞台で見るのが新鮮だった。 問題は三蔵法師…

斬新な演出の『文七元結』劇団荒城:真吾・勘太郎・虎太郎の日@浅草木馬館 10月24日

ぶっ飛んだ演出だった。元のストーリーは忘れてください。50分に収まるよう、端折り、組み替えてできた作品。それにしてもよくできていた。とてもわかりやすかった!真吾さんの「解説」・フォローのおかげかもしれませんが。 大きな流れは原作通りなのだけれ…

玉三郎・児太郎の舞踊劇「二人静」in「芸術祭十月大歌舞伎」@歌舞伎座 10月21日夜の部

以下に「歌舞伎美人」からの配役、みどころをお借りする。 静御前の霊 玉三郎 若菜摘 児太郎 神職 彦三郎 みどころ 現し世と常世の交わる幻想的な舞 若菜摘が、吉野勝手神社の神職に遣わされて、若菜川で若菜をつんでいます。そこに一人の女が現れ、自らの供…

荒城勘太郎さんと荒城蘭太郎さんの並外れた才能・力量が光る芝居、『おひけぇなすって!裏』劇団荒城@浅草木馬館 10月23日夜の部

今月の劇団荒城はとにかくすごい!「10月の上演芝居、120本に挑戦!」っていうんですから。120本を30(日)で割ると毎日最低4本の芝居をかけなくてはならない。つまり、昼・夜部、それぞれ少なくとも2本の芝居をかけるということになる。信じられない!実際…

「廓三番叟(くるわさんばそう)」in「芸術祭十月第歌舞伎」@歌舞伎座 10月21日 昼の部

「歌舞伎美人」サイトから配役とみどころをお借りする。 <配役> 傾城 千歳大夫 扇雀 太鼓持 藤中 巳之助 新造 松ケ枝 梅枝 <みどころ> 洒落た趣向の華やかな祝祭舞踊 吉原の座敷で、傾城、新造、太鼓持がそろい、それぞれを翁、千歳、三番叟に見立て、艶…

通し狂言 『天竺徳兵衛韓噺(てんじくとくべえいこくばなし)』三幕六場@国立劇場大劇場10月20日

今月の東京、歌舞伎は常にも増して激戦区。歌舞伎座、新橋演舞場、そしてこの国立劇場が三つ巴のありさま。地方巡業も同時進行なので、役者不足状態になっている。その中で、割を食っているのがこの国立劇場公演のような気がする。さらに言えば、国立劇場常…

劇団荒城『清水一学』@浅草木馬館 10月19日夜の部

昼・夜の芝居替えで奮闘の劇団荒城。明日までは(荒城真吾総座長ではなく)勘太郎座長が仕切る舞台。その前週は真吾総座長が仕切っておられたらしい。明後日からは平常通りの「劇団荒城」に戻るとか。つまり、真吾さんが「大型新人」から総座長に復帰される…

溝口健二監督・依田義賢脚本・田中絹代主演 映画『女優須磨子の恋』(1947)@宝塚市図書館西分館10月11日

ずっと見たいと思っていたこの作品、やっとスクリーンで見ることができた。ただ、今まで見てきた溝口・田中・依田チーム作品ではもっとも面白くない作品だった。これは意外だった。さすがの溝口も戦後作品はよくないのかとかと一瞬思ったけれどそんなことは…

『ハケンアニメ!』@大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール10月13日

公式サイトからのCMが以下。 直木賞作家・辻村深月の「ハケンアニメ!」が G2演出で遂に舞台化! アニメを熱くする仕事人たちの感動物語! 日本を代表する一大複合産業「アニメ」の裏側で起こる ハケン(覇権)争いに目が離せない! あらすじ:伝説の天才ア…

貴重な体験だった舞囃子「大典」in 「秋の杉会囃子大会」@京都観世会館10月14日

片山九郎右衛門師がシテの天津神、味方玄師がツレの天女での連れ舞いがよかった。本年7月にお二人のシテ・ツレでの能『大典』の奉納があった。横浜能楽堂に請われての公演だったという。「令和」という希望に満ちた新しい御代を寿ぐのに、技量最高を誇るこの…

「夕顔」を超える味方玄師の存在感 ——— 能『半蔀 立花供養』in「第39回テアトル・ノウ京都公演@京都観世会館 10月6日

美しいチラシをアップさせていただく。 まず華道遠州宗家、芦田一寿氏による立花があった。舞台全面中央に設置された生け花に、芦田一寿氏が最後の仕上げを施された。「立花」が武道に通じることが伝わってきた瞬間だった。当日の演者は以下。 シテ [里の女…

薪能の醍醐味が味わえた林宗一郎師シテの『山姥』in 「雲母薪能」@修学院きらら山荘能舞台「豊響殿」10月4日

以下に当日のチラシの表・裏をお借りする。 薪能といえば大抵は神社、仏閣等の広大な場所に5百人かそれ以上の観客を擁してのものが多いけれど、このきらら山荘のものは、こじんまり小規模。どこかほんわかとした和やかな雰囲気が終始漂っている。 舞台は設…

片山九郎右衛門師の舞囃子「融」in 「第30回初秋の能 分林保・分林弘一追善能」@京都観世会館9月29日

お囃子、地謡方は以下の方々。 笛 森田保美 大鼓 河村 大 小鼓 吉阪一郎 太鼓 井上敬介 地謡 大江広祐 味方玄 古橋正邦 橋本忠樹 九郎右衛門師の「舞囃子」はその早舞部を切り取ったもの。改めて舞の旋回の多さに瞠目させられる。能で、こんなに頻繁にくるく…