真核生物とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 生物 > 生物学 > 生物 > 真核生物の意味・解説 

しんかく‐せいぶつ【真核生物】

読み方:しんかくせいぶつ

静止核核膜があり、細胞質とが明瞭に区分される細胞をもつ生物古細菌真正細菌以外の生物で、原生生物界菌界植物界動物界分類される。→原核生物


真核生物

英訳・(英)同義/類義語:eucaryote, eukaryote

染色体内部に持つをもつ真核生物の細胞細胞からなる生物持たない生物原核生物といい、細菌、らんがこれに相当する進化的に原核生物より後に出現した考えられる
「生物学用語辞典」の他の用語
生物の名前総称など:  異温動物  異質倍数体  異質四倍体  真核生物  真正細菌  睡眠病原虫  硫黄細菌

真核生物 [Eucaryote(s)]

 原核生物対応する用語で、動物界植物界および原生生物界構成する全ての生物をいう。原生生物界には原生動物(原虫)、真菌単細胞粘菌(変形菌)が属している。ただし、最近真菌の中の担子菌類子嚢菌類接合菌類不完全菌類地衣類(藻類菌類共生体)をまとめて菌界とする説が提唱されている。これらの原生生物からヒトを含む哺乳類までの細胞全て真核細胞であって基本的にそれらの細胞構造機能は同じである。
真核細胞中心に核膜包まれをもち、その中に複数個の染色体存在する染色体ヒストンなどの塩基性タンパク質結合した二重らせん(2本鎖)DNAである。内には核小体(仁)もみられることがある一般に有糸分裂増殖するが、藻類原虫真菌粘菌のように胞子または鞭毛をもった遊走子栄養細胞自体発芽増殖する場合もある。
細胞質内には複雑に分化した膜系の小器官存在する呼吸代謝を行うミトコンドリア光合成を行う葉緑体タンパク質合成するリボゾーム多数存在する小胞体種々の加水分解酵素含んで高分子物質消化するリソゾームムコ多糖などを合成するゴルジ体などは重要な膜系の小器官である。細胞質は薄い細胞質膜包まれているが、高等植物単細胞藻類および真菌細胞には細胞質膜外側に厚い細胞壁がある。しかし、高等動物原生動物の細胞には細胞壁はない。

真核生物(しんかくせいぶつ)

DNA核膜包まれている高等微生物をいう。カビ酵母は真核生物である。

真核生物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/17 03:10 UTC 版)

真核生物(しんかくせいぶつ、: Eukaryota: eukaryotes)は、真核生物ドメイン Eukaryota (Eukarya) と呼ばれる分類群を構成し、細胞の中に核膜に包まれたを持つ生物である。すべての動物植物菌類、そして多くの単細胞生物は真核生物である。真核生物は、原核生物の2つの分類群すなわち細菌古細菌と並び、生物生命を持つ存在)を構成する主要な分類群の一つである。真核生物は原核生物に比べ個体数としては少ないが、サイズは一般的にはるかに大きいので、その集団的な地球規模での生物量(全球バイオマス)ははるかに大きくなる。




「真核生物」の続きの解説一覧

真核生物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 00:00 UTC 版)

一本鎖プラス鎖RNAウイルス」の記事における「真核生物」の解説

(+)ssRNAウイルスは、植物ウイルスとしては最も一般的なタイプである。海洋ウイルスのメタゲノミクスでは、ピコルナウイルス目極めて優勢であった。これらのウイルスは、単細胞真核生物に感染する考えられている。 脊椎動物感染する(+)ssRNAウイルスには8つの科があり、そのうち4つピコルナウイルス科アストロウイルス科カリシウイルス科ヘペウイルス科)がエンベロープなし、4つフラビウイルス科トガウイルス科アルテリウイルス科コロナウイルス科)がエンベロープありである。アルテリウイルス科以外の全てヒト病原体少なくとも1つ含まれている。アルテリウイルス科動物の病原体としての知られている。多く病原性(+)ssRNAウイルスは、節足動物内で増殖しそれらの吸血活動によって脊椎動物伝播されるアルボウイルスである。メタゲノミクス研究により、昆虫のみを宿主とする多くRNAウイルス同定された。

※この「真核生物」の解説は、「一本鎖プラス鎖RNAウイルス」の解説の一部です。
「真核生物」を含む「一本鎖プラス鎖RNAウイルス」の記事については、「一本鎖プラス鎖RNAウイルス」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「真核生物」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

真核生物

出典:『Wiktionary』 (2018/07/06 08:56 UTC 版)

名詞

真核生物 しんかくせいぶつ

  1. をもつ生物動物植物菌類原生生物を含む。

関連語

翻訳


「真核生物」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



真核生物と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

','','','','','','','','','','','','','','','','','',''];function getDictCodeItems(a){return dictCodeList[a]};

すべての辞書の索引

「真核生物」の関連用語


2
100% |||||

3
100% |||||

4
二次共生 デジタル大辞泉
100% |||||






10
准核生物 デジタル大辞泉
100% |||||

真核生物のお隣キーワード
検索ランキング
';function getSideRankTable(){return sideRankTable};

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



真核生物のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
JabionJabion
Copyright (C) 2024 NII,NIG,TUS. All Rights Reserved.
微生物管理機構微生物管理機構
Microbes Control Organization Ver 1.0 (C)1999-2024 Fumiaki Taguchi
日本酒日本酒
(c)Copyright 1999-2024 Japan Sake Brewers Association
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの真核生物 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの一本鎖プラス鎖RNAウイルス (改訂履歴)、DNAミスマッチ修復 (改訂履歴)、ヒドロキシメチルグルタリルCoAシンターゼ (改訂履歴)、ドメイン (分類学) (改訂履歴)、非相同組換え (改訂履歴)、コリプレッサー (改訂履歴)、相同組換え (改訂履歴)、リボヌクレアーゼP (改訂履歴)、ターミネーター (遺伝学) (改訂履歴)、複製起点 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの真核生物 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS