原生生物とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 生物 > 生物学 > 生物 > 原生生物の意味・解説 

げんせい‐せいぶつ【原生生物】

読み方:げんせいせいぶつ

真核生物のうち動物・植物菌類のどれにも属さないものの総称生活環のほとんどを単細胞の状態で過ごす。ミドリムシアメーバなどの原生動物変形菌細胞性粘菌ミズカビ、および藻類のうち珪藻渦鞭毛藻海藻類などが含まれる


原生生物

英訳・(英)同義/類義語:protista, Protists

生物の分類で、単細胞真核生物を指すことが多い。ゾウリムシアメーバワムシなど。
「生物学用語辞典」の他の用語
現象や動作行為に関連する概念:  卵表層変化  原形質分離  原形質流動  原生生物  原腸形成  原腸胚形成  反射

原生生物

原生生物

CC Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported
Bio Wikiの記事を複製・再配布した「分子生物学用語集」の内容は、特に明示されていない限り、次のライセンスに従います:
CC Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported


原生生物 [Protist(a)]

 広い意味では高等動植物以外の全ての下等生物群を指すが、一般に狭い意味で、細菌藍藻(藍菌)が属すモネラ界(Monera)とウイルス除いた真核細胞性の微生物群を指す。全ての生物区分することは早くから試みられていたが、最初、E.H.ヘッケル(ドイツ)によって動物界植物界対す区分として提唱され単細胞生物原生生物界とし、細菌モネラ亜界としてこれに含めたその後、H.F.コペランドは動物界植物界原生生物界モネラ界の4界にまとめた。また、R.H.ホイッタカー(アメリカ)によって、新たに菌類界を対等的に独立させた5界説提唱した。さらに、これらの考え方改めた説がいくつか提唱(L.マルグリスら;アメリカ)されたが、これらの区分それぞれに難点があり現在でも定説がない。したがって真核生物単細胞生物群を一つにまとめた生物界とする説にしたがうと、原虫(原生動物)、単細胞藻類真菌粘菌(変形菌)が原生生物界となる。この原生生物界原核生物界(モネラ界)の大分類簡潔にまとめると次のうになる

原生生物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/21 09:38 UTC 版)

原生生物(げんせいせいぶつ、Protist)とは、生物の分類の一つで、真核生物のうち、菌界にも植物界にも動物界にも属さない生物の総称である。もともとは、真核で単細胞の生物[3]、および、多細胞でも組織化の程度の低い生物をまとめるグループとして考えられたものである。いくつかの分類体系の中に認められているが、その場合も単系統とは考えておらず、現在では認めないことが多い。


  1. ^ “Microbial predators form a new supergroup of eukaryotes”. Nature 612 (7941): 714–719. (2022). Bibcode2022Natur.612..714T. doi:10.1038/s41586-022-05511-5. PMID 36477531. 
  2. ^ “Revisions to the Classification, Nomenclature, and Diversity of Eukaryotes”. Journal of Eukaryotic Microbiology 66 (1): 4–119. (2019). doi:10.1111/jeu.12691. PMC 6492006. PMID 30257078. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6492006/. 
  3. ^ a b c d 「人間のための一般生物学」p18 武村政春 裳華房 2010年3月10日第3版第1刷
  4. ^ 「人間のための一般生物学」p17 武村政春 裳華房 2010年3月10日第3版第1刷


「原生生物」の続きの解説一覧

原生生物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 09:44 UTC 版)

ピクミン2」の記事における「原生生物」の解説

詳細は「ピクミンシリーズの原生生物一覧」を参照 オリマーたちが冒険する地域には、ピクミン以外にも数多く種類の原生生物が生息している。いずれも奇妙な形態生活様式有し、しかもその多くオリマーたちやピクミンに対して攻撃的であり、彼らを捕食あるいは排除しよう攻撃仕掛けてくる危険な存在である。また、これらの生物には捕食行わない種が多く見られる。それらは分解者属するとも考えにくい物が多く現状では説明つかない部分も多い。一部生物攻撃ピクミンオリマー達だけでなく他の生物トラップなどにも当たり判定が有効となるものもある。本作登場する生物は、前作20種類だったが、今回はその倍以上に種類増えており、単に種類増えただけでなく、前作登場した生物亜種相当する種類多数登場したりしているなど、生物によっては大幅にバリエーション増えた種類もある。更には本作初登場する生物多数存在するまた、『1』にて登場した生物によっては、戦闘能力『1』よりも弱体化された種類もいるが、逆に強化され種類存在する

※この「原生生物」の解説は、「ピクミン2」の解説の一部です。
「原生生物」を含む「ピクミン2」の記事については、「ピクミン2」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「原生生物」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

原生生物

出典:『Wiktionary』 (2018/07/05 09:22 UTC 版)

名詞

原生生物 げんせいせいぶつ

  1. 真核生物のうち、動物植物菌類属さない生物総称近年分子系統解析ではさらに細分される傾向がある。

関連語

翻訳


「原生生物」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



原生生物と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

','','','','','','','','','','','','','','','','','',''];function getDictCodeItems(a){return dictCodeList[a]};

すべての辞書の索引

「原生生物」の関連用語











原生生物のお隣キーワード
検索ランキング
';function getSideRankTable(){return sideRankTable};

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



原生生物のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
JabionJabion
Copyright (C) 2025 NII,NIG,TUS. All Rights Reserved.
Bio WikiBio Wiki
Bio Wikiの記事を複製・再配布した「分子生物学用語集」の内容は、特に明示されていない限り、次のライセンスに従います:
CC Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported
微生物管理機構微生物管理機構
Microbes Control Organization Ver 1.0 (C)1999-2025 Fumiaki Taguchi
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの原生生物 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのピクミン2 (改訂履歴)、ピクミンシリーズ (改訂履歴)、宇宙家族カールビンソン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの原生生物 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS