葉緑体とは? わかりやすく解説

ようりょく‐たい〔エフリヨク‐〕【葉緑体】

読み方:ようりょくたい

光合成を行う植物の細胞内にある細胞小器官一般に楕円形をし、二重の膜に包まれ内部葉緑素などの色素を含むグラナと、その間埋めストロマから構成されるグラナ光合成明反応が、ストロマ暗反応が行われる。独自のDNAなどをもつ。


葉緑体

同義/類義語:クロロプラスト
英訳・(英)同義/類義語:chloroplast, Chlorophyll

緑色植物光合成を行う外側二重膜、内部複雑な膜構造グラナ)をもつ細胞小器官。独自のゲノムDNAをもち、真核生物共生し光合成細菌祖先考えられている。

葉緑体

【英】: Chloroplast
光合成を行う細胞内の組織植物細胞存在する

光と二酸化炭素から有機物酸素作る働き持ち固有の遺伝子を持つ。多く植物のには、1細胞当たり数十個〜百個以上の葉緑体が存在する

葉緑体は二重の膜に囲まれ内部ストロマチラコイドという物質でできている。

植物チラコイド含まれるクロロフィルという色素のため、緑色見える。

 

葉緑体
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細胞


葉緑体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/07 23:48 UTC 版)

葉緑体(ようりょくたい、: Chloroplast)とは、光合成をおこなう、半自律性の細胞小器官のこと[1]。カタカナでクロロプラストとも表記する。


  1. ^ a b c d e f g 「葉緑体」『岩波生物学辞典第4版』岩波書店、1996年。ISBN 4-00-080087-6 
  2. ^ 小林康一. “葉がなければ根で光合成?”. 東京大学. 2020年8月25日閲覧。
  3. ^ 千原編1999、p.148-149
  4. ^ a b 千原編1999、p.257
  5. ^ 千原編1999、p.150


「葉緑体」の続きの解説一覧

葉緑体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/29 00:21 UTC 版)

ユーグレナ藻」の記事における「葉緑体」の解説

葉緑体は三重膜で、光合成色素クロロフィルa/bである。この色素組成などから、ユーグレナ藻の葉緑体は緑藻二次共生由来する考えられている。ただし他の植物の葉緑体と異なり葉緑体ゲノム内に逆行反復配列持たないユーグレナ藻仲間には、葉緑体を獲得する以前形質を持つ従属栄養性の(無色の)生物含まれるしかしながら無色ユーグレナである Astasia longa からは73kb程度環状DNA発見されており、これはコードする遺伝子構成から、葉緑体遺伝子名残であると考えられている。つまり、Astasia は一度手に入れた葉緑体を二次的に失い、再び従属栄養の生活に戻った生物のであるこのようなユーグレナ藻は他にも存在する予想され、従って現在従属栄養性の生活を営むユーグレナ藻には、元々葉緑体を獲得しなかった生物と、一度獲得して失った生物とが混在していると考えられている。 AJ294725 Astasia longa complete chloroplast genome.(NCBI

※この「葉緑体」の解説は、「ユーグレナ藻」の解説の一部です。
「葉緑体」を含む「ユーグレナ藻」の記事については、「ユーグレナ藻」の概要を参照ください。

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葉緑体

出典:『Wiktionary』 (2016/04/04 08:36 UTC 版)

名詞

  ようりょくたい

  1. 主に植物細胞小器官一つで、光合成をするもの。クロロプラストとも。

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「葉緑体」の例文・使い方・用例・文例

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