担子菌類とは? わかりやすく解説

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たんしきん‐るい【担子菌類】

読み方:たんしきんるい

真菌類一群。主に菌糸集まって傘状の子実体をなし、傘の裏面などに担子器生じ担子胞子をつくるもの。一般にキノコよばれるものの多く含まれる。マツタケ・サルノコシカケ・ショウロなど。


担子菌

同義/類義語:担子菌類
英訳・(英)同義/類義語:basidiomycete, Basidiomycetes

キクラゲサルノコシカケなどが属す菌類一群

担子菌類 [Basidiomycetes]

 真菌の中の一般に"きのこ"とよばれる1群である。担子菌類は有性生殖器官として担子器をもち、減数分裂担子器から一倍体担子胞子をつくり、子嚢菌類とともに高等な菌類である。担子器菌糸先端についていて、突起物の上におよそ4個の担子胞子をもっている。きのこは担子胞子をつけた担子器のある子実体である。通常隔膜のある菌糸で、細胞が1一次菌糸と2二次菌糸がある。二次菌糸一次菌糸や、一次菌糸にできる分生子との接合でできる。生活史大部分酵母状で過ごす担子菌もある。担子菌類は黒穂菌綱、錆菌綱、覃綱、腹綱の4綱に分類されているが暫定的である。担子菌類には多く食用きのこ、毒きのこサルノコシカケなどのほかに、植物の病原菌含まれている。

担子菌門

(担子菌類 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/02 09:33 UTC 版)

担子菌門(たんしきんもん)とは、菌界に属するもので、いわゆるキノコとして知られている生物を含むグループである。菌界内では子嚢菌についで多く30%程度を占める。その体が多数の菌糸と呼ばれる管状の細胞から構成されており、多くのものが肉眼的な子実体を作る。


  1. ^ 国立科博(2008)p.107-110


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