米フォード・モーターは20日、2027年末までにドイツと英国で4000人の人員削減を実施すると発表した。世界の従業員の約2%に相当する。ドイツの電気自動車(EV)補助金停止に伴う販売減や中国勢との価格競争が背景にある。欧州ではドイツなど現地勢だけでなく米国勢でも販売不振が深刻になっている。
今後、労働組合と協議に入る。対象はドイツが2900人と最も多く、英国で800人、他の地域でも削減を計画する...
広がる中国リストラ 米韓勢に続きトヨタ・三菱自も
【広州=比奈田悠佑】中国で外資自動車大手のリストラが相次いでいる。トヨタ自動車が1000人を削減したことが24日、明らかになった。米フォード・モーターや韓国・現代自動車などに続く動きで、今月公表した三菱自動車と合わせ、日本勢にも波及してきた。電気自動車(EV)への市場のシフトと景気減速で、外資勢の苦境は深まる。 トヨタ中国法人によると、中国の自動車大手である広州汽車集団との合弁会社「広汽トヨタ」
米フォード、ドイツなど欧州で最大3200人削減 EV化で
【フランクフルト=林英樹】米自動車大手のフォード・モーターはドイツ西部のケルン工場を中心とした欧州全体で最大3200人の従業員を削減する可能性が出てきた。独最大の産業別労働組合IGメタルが23日明らかにした。エンジン車と比べ部品点数が少ない電気自動車(EV)へのシフトを進めるなかで、大規模な人員削減に乗り出す。 フォードのケルン工場では小型車「フィエスタ」などを製造している。約1万4000
コンチネンタル、R&D3000人削減 独部品にリストラの波
【フランクフルト=林英樹】自動車部品世界大手の独コンチネンタルは18日、自動車部門の研究開発分野で2026年までに3000人の従業員を削減すると発表した。24年に7150人の人員削減を発表しており、削減予定の人数は延べ1万人を超える。ドイツでは電気自動車(EV)需要の低迷から車大手が事業見直しに動いており、リストラの波はさらに広がりそうだ。 コンチネンタルは自動車とタイヤ、素材部門を持つ売上高で