【ソウル=松浦奈美】韓国の現代自動車グループは15日、ホセ・ムニョス最高執行責任者(COO、59)が2025年1月1日付で社長兼最高経営責任者(CEO)に昇格する人事を発表した。スペイン出身で米国籍を持つムニョス氏は同社初の外国人社長となる。北米事業をけん引した経験を生かし、グローバル販売を強化する。
ムニョス氏は日産自動車の北米事業を統括し、会長だったカルロス・ゴーン被告の後継候補の一人として...
日産は生き残れるか 7つのデータでライバルと比較
322万、14万6000、266万、2、20、5500億、1兆9157億――。仏ルノーとの資本関係見直しを決めた日産自動車に関する7つの数字があります。1999年の資本提携から24年。これからの競争を日産は勝ち抜けるのでしょうか。経営指標などを使ってホンダや韓国・現代自動車など世界のライバルと比較して強みと弱みを分析しました。 ①322万台……世界販売台数はピーク比45%減 日産が30日に発表した
トヨタや日産、EVハンディ解消に時間 米優遇策で価格差
米国市場でトヨタ自動車や日産自動車など日本の自動車大手が大きなハンディキャップを負うことになった。日本勢は米国で急拡大する電気自動車(EV)ですでに後れをとっている。4月に始まった新しいEV優遇策による販売面での不利は少なくとも2020年代半ばまで続く可能性がある。 NIKKEI Mobilityでは海外在住の専門家やジャーナリストにグローバルな動向をリポートしてもらいます。今回は米デトロイトを拠
台湾・鴻海、日本電産前社長の関氏招へい EV戦略トップ
【台北=龍元秀明】台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業は30日、日本電産前社長の関潤氏(61)を電気自動車(EV)事業の最高戦略責任者(CSO)に招くと発表した。人事は2月1日付。鴻海は今後の収益の柱としてEV事業に期待を寄せており、関氏を招いて体制強化を加速する狙いとみられる。 劉揚偉董事長(会長)の下でEV戦略の策定などに携わるという。鴻海は同日発表した声明で「関氏は多くの国で自動車生産・製造オペ