中国・華為技術(ファーウェイ)が電気自動車(EV)など新エネルギー車(NEV)のプレミアム市場で存在感を高めている。足元の平均成約価格は約800万円で、独メルセデス・ベンツなどを抑えて最も高い。高度な運転支援機能や強みのIT(情報技術)融合を売りに、40代前後の富裕層の支持を集めている。
「全く新しい新エネ車のブランドをつくる」。11月30日、ファーウェイは国有自動車大手の広州汽車集団との提携を...
ご登録で全文お読みいただけます。
今なら無料体験キャンペーン実施中です。(~2/5)
広州ショー7選 華為が第4のブランド、上海汽車は再編
中国広東省広州市で24日まで開催中の「広州国際汽車展覧会(広州モーターショー)」は、同国市場の激しい新陳代謝を映している。ブランド展開について、通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)が共同運営で4つ目を立ち上げる一方、上海汽車集団が再編する動きが目を引いた。人工知能(AI)搭載車の登場なども含め、7つの出展から中国の今を読む。 ①小鵬汽車、AI搭載の新型EV 広州モーターショーでは約1200台の
北京ショー注目6選 BYD新PHV・ファーウェイ第3の矢
今週25日に北京市で北京国際自動車ショーが開幕する。2023年、電気自動車(EV)の大量出展で世界の自動車関係者に衝撃を与えた上海国際自動車ショーに続き、今年最も重要なモーターショーになる可能性が高い。比亜迪(BYD)や華為技術(ファーウェイ)など中国勢や、日本勢を含む外資メーカーの最新の実力を探る場になりそうだ。開幕前に注目点を先読みする。 ①BYDの「カムリ」「アコード」キラー 昨年の上海で
BYD、自動運転に覚醒 2兆円投資とファーウェイ提携
中国の比亜迪(BYD)が自動運転技術に本腰を入れ始めた。1000億元(約2兆1000億円)の投資を宣言し、8月にはLiDARを搭載した大衆向け車種を初めて発売した。一方、高価格ブランドでは華為技術(ファーウェイ)と組むことも決めた。中国市場は競争の軸が電動化から自動運転へと移りつつある。内製志向の強いBYDだが、出遅れ感のある同分野では自社開発と他社の技術活用の両にらみで進化を加速させる。 BY