トヨタ自動車が開発する次世代のプラグインハイブリッド車(PHV)の構想が明らかになってきた。電気自動車(EV)モードの航続距離を現行比約2倍の200キロメートル以上に伸ばす。体積が最大2割減となる小型の新型エンジンを搭載することでスペースとコストのバランスを取る。蓄積のあるエンジンを電動車起点で再定義し、先行する比亜迪(BYD)など中国勢を追う。
「ほとんどの日常生活はEVとして乗ってもらえ、遠...
CATL、第3の矢はPHV用電池 Li・Na組み合わせBYD対抗
車載電池世界最大手の寧徳時代新能源科技(CATL)が、プラグインハイブリッド車(PHV)に特化した新型電池を打ち出した。2つの異なる化学組成の電池セルを組み合わせる独自技術を活用。NIKKEI Mobilityなどの取材に応じた同社幹部は「PHVは一過性の製品とは認識していない」と話し、投入済みのEV向け2ブランドに次ぐ第3の柱に育てる考えを強調した。 「『AB電池』は、ナトリウムイオン電池の欠
CATL、リチウム+ナトリウム電池 PHV向けに航続400km
中国の寧徳時代新能源科技(CATL)はプラグインハイブリッド車(PHV)向けの新型電池を発表した。航続距離は最長400キロメートルで、280キロ走行分の充電が10分でできる。リチウムイオン電池のセルとナトリウムイオン電池のセルを組み合わせる独自技術で、航続距離の延長や低温環境への耐久性向上などをバランスよく実現した。 CATLは24日、北京市内で新型電池の発表会を開いた。登壇した国内乗用車事業部
PHV淘汰の波 ボルボやスバル開発中止、EVと価格逆転も
【この記事のポイント】・PHVの販売が欧米で急ブレーキ・EVの航続距離伸長と価格下落で特長薄れる・スバルはEVとHVに集中 プラグインハイブリッド車(PHV)への逆風が強まっている。最大市場の欧州では販売台数が減少に転じ、補助金支給の対象から外れる動きも出てきた。ガソリン車から電気自動車(EV)へのつなぎとみられていたが、EVの性能向上や価格下落でその位置づけが変わり、SUBARU(スバル)などが