
Googleの検索結果で表示されるページのタイトルと説明(スニペット)は、検索エンジンのアルゴリズムによって自動的に作成されます。少し前に、「ブロギングライフ」のクエリで検索した時に表示されるブロギングライフ Pinterest アカウントのスニペットが、以下の様な少しおかしな説明になっていることに気づきました。
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検索結果に表示されるスニペットの生成プロセス
Search Consoleのヘルプページに、スニペットの生成プロセスについて、以下の説明があります。
スニペットはページ コンテンツから自動的に生成されます。スニペットは、ユーザーの特定の検索との関連性が最も高いページ コンテンツを強調するように設計されています。つまり、検索ごとに異なるスニペットがページに表示されることがあります。
Google 検索エンジンのアルゴリズムは、非常に高度で優れているため、スニペットも適切に表示されることが多いです。しかし、冒頭で紹介した様ににサイト運営者が意図しない違和感を感じるスニペットが表示されてしまう場合もあります。
おかしなスニペットが作成された原因
メタディスクリプションがページの概要を正確に説明していると検索アルゴリズムが判断した場合は、メタディスクリプションを使用してスニペットを生成します。
短すぎて一般的すぎるディスクリプション(説明)
Pinterest アカウントのページでは、プロファイルの記述をメタディスクリプションとして出力します。
上の画像は、ブロギングライフのPinterest ホームページのスクリーンショットです。赤枠で囲っているプロファイルの部分は、当初「サイト運営者向けの情報を発信しています」としか記述していませんでした。
メタディスクリプションには、各々のページ固有の説明を記述することが求められます。当初のプロファイルの説明は、ページ固有ではなく、一般的なものです。加えて、ブロギングライフのホームページや関連サイト、SNSなどでも同様の説明をしていました。
そのため検索アルゴリズムは、メタディスクリプション タグで出力されていたの記述に加えて、ページのコンテンツなどの中から抽出した語句から冒頭で紹介した以下のスニペットを生成しました。
Pinterestは、画像を集めるSNSのためコンテンツは画像が中心となります。altタグや添付しているURLページのディスクリプションなどを読み取って、スニペットを生成したと推測しています。
「ロボット」は、robots.txt。「ビキニの写真」は、AdSenseのポリシーについての説明ページ。コンソールは、Search Consoleの記事などから抽出されたと思われます。
スニペットが適切に表示されるようにする対策
メタディスクリプションにPinterest アカウントページ固有の説明を出力させるように、プロファイルの記述を以下の様に変更しました。
Pinterestのアカウントなので、記述が長すぎるのもおかしいかと思い、ある程度、簡潔にページを説明するようにしてみました。
メタディスクリプション修正後のスニペット表示
アカウントプロファイルの説明を変更して、ブロギングライフのPinterest アカウントページのスニペットは、メタディスクリプションと同じ内容で表示されるようになりました。
メタディスクリプションは、スニペット生成の一つの要素です。メタディスクリプションを変更すると必ずスニペットに反映されるとは限りません。アルゴリズムが最適と判断した内容でスニペットは、作成されます。メタディスクリプションを変更しても、検索結果のスニペット表示に反映されるまでには時間がかかります。今回の変更を行って、スニペットの説明が上の画像のようにディスクリプションと同じになるまでに数週間かかりました。
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冒頭で紹介したPinterest アカウントのスニペット表示がおかしいことに気づいた時に、ブロギングライフBLOGに投稿した記事です。
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