
MetaがTwitterと直接競合するテキスト主体のソーシャルネットワーク・プラットフォーム、Threadsのサービスを開始しました。Threadsのホームページのカウントダウンは、米国西海岸時間の7月6日午前7時開始となっていましたが、7月5日カウントダウンは更に早まり東海岸時間の5日午後7時となり、実際にはそれよりも前にアプリのダウンロードが可能になりました。
予定より半日以上早くサービス開始!Android アプリも利用可能に!
4日までのThreadsホームページの表示では、Androidのアプリは近日利用可と表示されていましたが、5日になってからThreadsのホームページも更新され、iOSに加えてAndroidもアプリがダウンロードできる様になりました。

Threadsサービス開始7時間で登録アカウント数1000万を超える!
InstagramのトップのAdam Mosseriさんが、Threadsサービス開始から7時間でアカウント登録・開設数は1000万を超えたとThreadsに投稿しています。

EUでのThreadsサービス開始は保留
Threadsは、Instagramのユーザーデータを共有(流用)する仕様になっています。ThreadsがInstagramと共有するユーザーのデータは、フォローやフォロワーだけでなくユーザーのその他の行動とパーソナライズされた広告の情報を含みます。
EU圏では、MetaはFacebookまたはInstagramのデータを利用しているWhatsappの広告配信が禁じられています。
Independentの記事によると、Metaの広報は、ThreadsがいつEUとアイルランドでサービス開始になるかについての現時点では無回答との事です。
ActivityPubは将来のバージョンでサポート予定
Threadsの登録過程で表示される”Threadsの仕組み”には、フェディバース(ActivityPubのサポート)の説明がありますが、将来のバージョンでサポート予定と記載されています。

Threadsの今後のバージョンでは、Mastodon等の他のプラットフォームを利用している人ともフォローややり取りができる、新しいソーシャルメディアネットワーク、フェディバースを利用できるようになります。
パソコンのブラウザーでは投稿は参照可能
パソコンのブラウザーでも投稿は参照できます。しかし、アカウントにログインして、投稿やコメント、いいねなどの操作はできません。
投稿ページのURLのコピーや埋め込みコードは、パソコンで取得できます。以下は、Threadsの投稿を埋め込んだ例です。
Post by @blogginglifejpView on Threads
アプリのタイムラインでフォローしているアカウントの投稿を表示する機能は現状なし
Threadsには現状、Twitterの「フォロー中」のようなフォローしているアカウントの投稿を表示する機能はありません。ホームのタイムラインには、多量の投稿があって、フォローしているアカウントの投稿を見る事もほとんどないような状況です。
使い方にもよるのですが、フォローしているアカウントの投稿を中心に見たいユーザーにとっては、今のThreadsは合わないと思います。ソーシャルネットワークのアプリで、多量のアカウントをフォローしているユーザーやお勧めなどランダムな投稿を見るのが楽しみな人ににとっては、特に気にならないかもしれません。
複数のアカウントを切り替える機能は現状なし
Instagramでは複数のアカウントを切り替える機能を備えているので、Threadsでもできると思っていたのですが、現状、Threadsの場合は別のアカウントを使う場合には、その都度、ログアウトして利用したい別のアカウントにログインする必要があります。
Threadsの今後に期待
パソコンでのサポートはまだである事、フォローしているユーザーの投稿を表示するタイムライン機能がない事、ActivityPubのサポートもまだないなど、私の使い方で重要度が高い機能がまだサポートされていないところが残念です。
しかし、将来にはそれらの機能もサポートされると思うので、期待しています。
コメントを残す(承認後表示されます)