Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

選ぶと並ぶ

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オブジェクトの操作にはパラディグマとシンタグマがあります。 この間発見しました。 これをもう少し考えてみます。

添削として

とはいえ、パラディグマ? シンタグマ? 聞きなれない言葉で考えても連想が湧かない。 日常語に落とし込んでみましょう。 操作なんだから動詞がいいですね。

パラディグマは「どのセンテンスを採用するか選択すること」。 迷宮の部屋にいっぱい宝箱があるけれど、今どの箱を開くのか。 その選択に関する操作なので「選ぶ」にします。 箇条書きの中からどの文章を残すか考える。 他の文章は削除されます。 「添削」の「削」のほうです。

シンタグマは「どの順番にセンテンスを並べるか考えること」。 次の部屋に行くためにどの通路を使うか。 プログラミングの「アルゴリズム」のイメージですね。 シンタグマは。 「並べる」というか、文章を書けば自然と並ぶわけです。 リニアな構造の言語だから起こる現象。 だから「並ぶ」にします。

「添削」で言えば「添える」のほう。 文章の途中に添木を立て、そちらに展開を誘導する。 手を加えてはいるけど、流れに任せる感じで中動態的。

リファクタリング

「選ぶ」と「並ぶ」。 語感も対処的で、これなら操作をイメージしやすいです。

フリーライティングで箇条書きを書いていく。 それだけで「並ぶ」は起こります。 この順番を「行の入れ替え」で並べ直す。

論旨が見えてきたところで見出しを付ける。 見出しを「選ぶ」ということかな。 その段落のテーマをどこに焦点づけるか考えるから。

見出しを選ぶと、足りないものや余剰なものが見えてくる。 それを足したり引いたりする。 そうやって文章を調えていきます。 調理する。

何かを選ぶことは何かを削ることです。 書いた文章を消してしまう。 センテンスは「パラグラフを削除」でいけます。 これをコンテキストメニューに入れておけばいい。

それに対し、見出しで区切られるブロック、これを削る方法を模索しています。 このときObsidianの「ノートコンポーザー」が使えないかなあ、と考えています。

ノートコンポーザーの「見出しを抽出」を使うとブロックが他のファイルになってリンクと置き換わります。 「リファクタリング」と呼ぶらしい。 これをコンテキストメニューに入れておく。

貧乏性なので「せっかく書いたのに」と思ってなかなか大きく削れない。 「もったいない」精神が出てしまう。 後になって使うかもしれないし。

でも、別ファイルに抽出しておけば、いつでも復活できます。 もし、やっぱり要らないとなったらリンクを消すだけ。 しばらくこの方法を使ってみようと思いました。

ファイルが増えていくけど、それも肥やしということで。

まとめ

それだったら「添える」と「削る」で良いような気がする。