Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

Obsidian:デイリーベースはアウトライナー?

デイリーノートの性格が変わってきた。

デイリーベース

まずデイリーノートを起動する。 その方針で3ヶ月経ちました。 順調にきています。

今月のポイントはリスト形式。 デイリーノートの設定でテンプレートファイルに

- 

だけのひな形を使っています。

起動するといきなりリストになる。

これの利点は Outliner プラグインを活用できるところ。 アイデアを箇条書きに並べ、 関連する連想を下位トピックに追記していく。 膨らませる作業が進めやすい。

記事になりそうだったら見出しをつけ、 ノートコンポーザーで切り出します。 このリストがマップになって、 下書きが書きやすくなります。

Daily Note Editor

ナビゲーション付き禅モードに変えて画面が広くなりました。

ただ、 これまで使っていた Daily Note Navbar が表示されなくなります。 デイリーノートの振り返りがしにくい。 そういえばウィークリーノートも書くの忘れてた。

ということで Daily Note Editor を復活。

Import Obsidian: Daily Note Editor

リボンから起動できます。

css で少しコンパクトにしています。

.daily-note-container {
  font-size: 80%;
  color: darkred;
  margin-bottom: -1.4rem;
}

.daily-note {
  padding: 0 !important;
}

これで一週間の振り返りも OK。

日付をタップすれば元のデイリーノートが開くし、 直接内容編集もできます。

行動ログにならない

スマホにも同じ環境を作り運用しています。

Thino 中心のときは「日誌」でした。 タイムスタンプがつくから行動ログになった。 自分がいつどこにいたか記録するには最適です。

デイリーベースに変えるとこうしたログの側面が消えます。 どちらかというとネタ帳になります。 行動ログというより思考ログ。 思いついたことを書き留める。

そしてアウトライナー形式を採用すると、 時間順に並べるわけではありません。 トピックに追記するし、並べ替えもする。 時系列は保たれない。 場合によっては、 昨日のトピックに下位トピックをつけることもある。

ただ現状では日付を跨いだトピック移動ができません。 そもそも、そうしたときは「デイリー」でもないわけで、 そこでノートに切り出しかなあ。 どうなんだろう。

まとめ

ログに短し、タスクに長し。

Obsidian:禅モードで固有結界が広がる

今週は禅モードの深化。

禅モード

ナビゲーション・バーが付いて操作しやすくなりました。

従来のブラウザ型は閲覧用であって執筆向きではない。 ナビバーの場合はタブに内容も見えるので 「どのノートを編集するか」を意識しやすいです。 あとリボンを呼び出せるのも良い。 Commanderでカスタマイズして充実してきました。

問題はファイルメニューがなくなること。 出来ることが減る。 そこをどうするか。

zenmode.css

スニペットを作り直しました。

.workspace-tab-header-container {
  display: none;
}

.mobile-navbar {
  display: flex !important;
  transform: scale(0.8);
}

.cm-editor {
  background: white;
}

.view-header {
  visibility: hidden;
  position: absolute;
  right: 0;
}

.view-actions {
  display: flex;
  visibility: visible;
  opacity: 80%;
}

右上にタブバーが表示されます。

ファイルメニューも出ます。

プレビューの切り替えも簡単になります。 要するにスマホと同じ構成。

ページング

今週のもう一つの成果がページング。 ダブルクリックでズームの切り替えができるようになりました。 ページ間移動が簡単になった。

今回の禅モードはズーム中にタブバーが消えます。

書いているときはファイル操作できない。 この「できない」は有効ですね。 ズーム中にその選択肢はないほうがよい。 ファイル操作を考えるのはノート全体を見るときだからです。 「書く私」に「ノート」を意識させない。

プレビューの効能

今回の改良でリーディングビューが呼び出しやすくなりました。

プレビューすると「読む私」が立ち上がる。 これが面白い。 「編集できない」が有効になる。 「紙に印刷する」と同じでしょうね。 編集できない。 するとテキストが「読むもの」に変容し 「読者」として見返すことになります。

自分がエディタになる。 編集者となって校正を始める。 誤字はないか、論の飛躍はないか。 「問い」が次々湧いてくる。

そうしたらその「問い」を仮見出しにして、 再び「書く私」にバトンタッチするわけです。 どうも今週はそうした書き方について考えていたらしい。

まとめ、あるいは黒金の翼(ディガドナハト)

ページングが面白い。 この平行世界性。 禅語っぽい技名にしたい。

Obsidianで「ページ」をめぐるシステム

paging は「呼び出し」という意味。

pager

昨日作ったスクリプトですが、 使っていると違和感があったので 1点だけ変更します。 見出しのダブルクリックを「Zoom」にします。

paging.md

Templater の「Startup templates」に登録。

<%*
document.body.ondblclick = (e) => {
    if(e.target.closest('.HyperMD-header')) {
        x = 'obsidian-zoom:zoom-in'
        app.commands.executeCommandById(x)
    } else if(e.target.closest('.cm-panels-top')) {
        x = 'templater-obsidian:Template/pager.md'
        app.commands.executeCommandById(x)
    }
}
%>

Zoom プラグインを使います。

Template フォルダに、昨日の pager.md があることが前提。

使い方

見出しをダブルクリックすると:

そのページをズームします。

Zoom のパンくずリストの余白をダブルクリックすると:

ページの切り替えメニューが出ます。

選んだページにワープします。

「問い」を仮見出しにする

エディタはスクロールする「巻き物」ですが、 この paging を使うと「紙の束」を扱う感覚に変わります。 「見出し+内容」がルーズリーフのように切り離せる。 ジェスチャー中心の iPad との相性もいい。

新しいページを作るのも、 まず見出しを書いてダブルクリックする。 これで「白紙」が開く。 そこに思いついたことを書いていくだけ。

もちろん「見出し」が「内容」より先に「わかること」はありません。 文章を書いているとき「問い」が浮かぶ。 その「問い」を仮見出しとし、 それをズームすることでページを作っていきます。

「Q&A」で一つのページ。 見出しが「Q」で、内容が「A」。 このページを並べることで「記事」が出来上がる。 それを読み直して見出しを決め直すことになります。

ちなみにこのページの仮見出しは 「何の役に立つの?」でした。

まとめ

「Q&A」が「ページ」を作る。 書いてみて「本当だなあ」と思いました。

「書くこと」が「書く私」と「読む私」の対話だとすると、 「問い」を立てるのは「読む私」のほうかもしれない。 「読む私」の疑問に応え「書く私」が自分を表現する。

今回それを拾い上げるインタフェースになりました。

Obsidian:ページからページへ星間移動する

Zoomで書いてて困ること。

Zoom

Obsidian は Zoom プラグインを起点に使っています。 「見出し+内容」を一つの「ページ」と見なす。 前後のテキストが消えることで「今ここ」に集中できます。

なので「Zoom 大好き」なのですが一つ困ったことが。 Zoom 中は右サイドバーのアウトラインが働いてくれません。 別のページに移ろうと見出しをタップしても移動にならない。 これが前々から不満に思っていました。

そこで Templater でスクリプトを組んでみました。

pager.md

動けばよかろう、の簡潔版。

<%*
text = tp.file.content
page = text.split("\n#")
header = page.map(x => "#" + x.split("\n")[0])
title = header.map(x => x.replace(/#+ /,""))
if(page.length > 1) {
    suggest = await tp.system.suggester(title, header)
    if(!suggest) return
    position = text.indexOf(suggest)
    editor = app.workspace.activeLeaf.view.editor
    editor.setCursor(0, position)
    app.commands.executeCommandById("obsidian-zoom:zoom-in")
    app.commands.executeCommandById("editor:move-caret-down")
}
%>

Commander でマクロにしてモバイルツールバーに置いてみました。

使い方

実行すると見出しの一覧が出ます。

選ぶとそのページを Zoom します。

手数が一挙に減りました。 手数が減ると常用の習慣になる。

小宇宙としての「ページ」

ずっと揺れてますね。 「見出し+内容」の単位。

「ブロック」と呼んだり「箱」と呼んだり。 正式には「セクション」と呼ぶそうですが、 どうも馴染めなくて使わなくなりました。 「セクション」だと縦割り行政のような息苦しさがある。 デジタルなテキストには別の呼び名がほしい。

今回は「ページ」と命名しました。 スクロールが前提になっているエディタにおいて、 いわゆる「ページ」に当たるものはありません。 「何ページ目」と言っても何も指していない。 でもそれなら新しい「ページ」を導入するまでです。

「ページ」は小宇宙です。 小宇宙が集まり「テキスト」という宇宙になります。 それが Markdown の特性であり、 Obsidian の扱う単位であり、 Zoom の表示するものです。

この「テキスト宇宙」を航行する。 デジタル・ライティングをそう定義し直す。 するとこの pager、なかなか便利なツールになります。

追記:「間 ma」ですか。「ma」と「page」を合わせて「mage」とか。

まとめ

ちょっとしたスクリプトだけど、 今までのモヤモヤがクリアになりました。 サッパリした。 そうそう、「書くこと」には宇宙論が隠れてるんだよなあ。

追記:ダブルクリックで開く

面白いので見出しから起動するようにしました。

<%*
document.body.ondblclick = (e) => {
    if(e.target.closest('.cm-panels-top, .HyperMD-header')) {
        x = 'templater-obsidian:Template/pager.md'
        app.commands.executeCommandById(x)
    }
}
%>

このスクリプトを Templater の「Startup templates」に登録します。

再起動すると見出しのダブルクリックか、 Zoom のパンくずリストの余白をダブルクリックで pager.md が立ち上がります。 (Template フォルダにある前提で)

どんどん「ほしかったエディタ」に近づいてきた。

Obsidian:RSS dashboardも禅モードにする

サイトの更新があると記事を拾ってくるシステム。 どのブログ・サービスにも装備されていて、 わざわざ巡回しなくても内容を確認できます。

RSS dashboard

バージョンアップでデザインが洗練されました。

スッキリしたけど、 まだボタン類がごちゃごちゃしてる。

dashboard.css

放てば満てりの禅モード。

.rss-dashboard-article-card {
  background: none;
  border: 0;
  box-shadow: 0 0;
  height: 252px;
}

.rss-dashboard-article-title {
  font-size: 98%;
  color: navy;
}

.rss-dashboard-cover-summary-only {
  background: none;
}

.rss-dashboard-card-footer,
.rss-dashboard-action-toolbar {
  display: none;
}

.rss-reader-view {
  font-size: 80%;
  background: beige !important;
}

どうなるかというと:

ボタンが消えてコンパクトになりました。 表示件数も多い。

使い方

タップで内容を確認。

タイトル長押しで全文をObsidianに保存できます。

いやあ、文句なしです。

まとめ

RSSリーダーはこれでいい。

「ほんとうのこと」はいつも流れている

「ほんとうのこと」とは、 自分の身体と心を通り抜けて出てきた言葉たちのこと。 生活に根ざし、命に根ざし、そこから湧いてくる物事をどう「書く」に繋げるか。

ほんとうのことを書く練習

「書くこと」を 「書く私」と「読む私」の対話として捉えていて、 これはここのブログでもずっと考えてきたことですね。 「書く私」をどう育てるか、「読む私」をどう育てるか、 そして「対話」をどう育てるか。 この3つを丁寧に追いかけている。

「書く私」について少し深めたら、 それに伴い「読む私」の話に変わり、 「読む私」がある程度ひらけたら 再び「書く私」について向き直ってみる。 本書の展開はジグザグになっていて、 決して真っ直ぐには進まない。

それがかえって土門先生の思考を追体験している感じがし、 好感が持てます。

死ぬまで生きる日記

この方、何を生業にいているのだろう?と調べると

この本の作者さんであったか。

こちらもすでに読んでいました。 子どもの頃から「死にたい」という思いがあり、 それでも執筆家として生きてきて子どもも育て、 生き続けてきたけれど、 根っこの「死にたい」は変わらず残っている。 そこでカウンセリングを受けることを決意し、 その面接記録を日記形式で公開した本です。

何年もカウンセリングを受け、 たしかに少しずつ進展はあるけれど、 同時にカウンセラーへの不信・不満も募ってくる。

いや、不信・不満ではないか。 もう少しモヤモヤしたもので、 それを話すと相手に嫌われてしまうんじゃないか。 話を聞いてもらえなくなるんじゃないかという恐れが湧いてきて、 でもありのままに知ってもらいたいとも思い、 意を決して伝えてみる。

そこが山場というか、感動しました。

伝えようと決めた土門先生も勇気があるし、 真正面から受け止めるカウンセラーの先生もすごいし、 真剣勝負で「大変な仕事をしているなあ」と思いました。

水路掃除

なので「ほんとうのこと」とは、 このカウンセリングをベースにしています。 振り返ってみると、 自分の「書く仕事」が自分自身を見つけるための 「カウンセリング」になっていた。 それが人生の中で積み上がってきて、 そして機が訪れ「カウンセラーとのカウンセリング」になった。 その全部をひっくるめての「ほんとうのこと」。

そう考えると、 最初に書いた「書く私/読む私」とは 「クライエントの私/カウンセラーの私」です。 私の中の「ふたり」が対話している。 それがまるまる「書くこと」になっています。 それは土門先生だけの話じゃなく、 私たち誰においても「書くこと」はセルフ・カウンセリングです。 「ふたりの対話」の形をとる。

いやいや「カウンセリング」は仰々しいかな。 土門先生は「水路掃除」に喩えています。 身体や心を通って言葉が流れてくる。 その水路が詰まってしまうと息苦しい。 生きるのが苦しくなる。 「書くこと」はその水路の通りを良くすることです。

初めはなかなか言葉が流れてきません。 拾っても拾っても腐った落ち葉や生活ゴミばかり。 でも日々「書くこと」を繰り返していると、 やがて言葉がチョロチョロ流れてくるようになります。 そしてサラサラと、さらにゴーゴーと。

そのための「練習」として「他人に見せない日記」が挙がっていて、 そうだなあ。 そうですね。 「書いても死蔵するだけじゃないか」と心配しなくていい。

掃除なんだから、日々のメンテとして日記を書く。 それだけで気持ちはいいし、 心は自由になるし、 自分のことが好きになる。 「手段がそのまま目的」なわけです。

まとめ

「書かない時間を持つ」も重要な視点だと思いました。 「書く」って「生きる」を水源にしている。 身体を動かし「生きる」を楽しまないと 「言葉」は流れてきません。

あと「読む私」のほう。 これが「カウンセラー」となるにはどうすればいいのだろう? そこあたりのヒントも書いてあって、 でもそれは自分で取り組む課題ですね。 「私」はどんな「読む私」を育てていくか。 こちらも考えないといけない。

Obsidian:ナビバー付き禅モード

リボンが活きてくる。

ナビゲーション・バー

iPadでナビバーを出す方法を見つけました。 これを禅モードに組み込んでみます。

zenmode.css

ステータスバーは今回非表示で。

.view-header,
.workspace-tab-header-container {
  display: none;
}

.mobile-navbar {
  display: flex !important;
  transform: scale(0.8);
}

下段にあるのがナビバー。 編集中はキーボードの後ろに隠れます。

これって、パソコンでも有効なんだろうか。

ナビ周り

タブの切り替えがスマホ方式になります。

右端のリボンからコマンドを実行できます。

コマンドパレットと使い分けすると良さそう。

モバイルクイックアクションは 「スタックタブをトグル」にしておく。

ファイル名長押しでファイルメニューも出ます。

まとめ

スマホ用のナビだから使いやすいのは当たり前。 そこにiPadの広さも加わって、 何だろう、ライティング・ツールとしてバランスがいいな、これ。

追記

macではナビゲーション・バーが出なかったそうです。 残念。

エミュレーション・モードでモバイル化できるみたいだったので、 どこかに隠れているんじゃないかと期待したのですけど。