Neuanfang & Arbeiten mit/im japanischen Markt
ドイツ人「心機一転、日本へ行って働きたい!日本語できれば楽勝でしょ?」ドイツの反応
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日本で働くのはハードル高いよ?

ttps://www.wiwi-treff.de/Jobwechsel-and-Exit/Neuanfang-and-Arbeiten-mitim-japanischen-Markt/Diskussion-101637

ドイツ人の質問:新しく日本で働くにはどうしたら良い?

まぁ、質問内容はタイトルの通りなんだけど、一応自分のスペックも書いとくね。

・まず年齢は28歳。

・2014年に高校のIT学科を3.4で卒業。

ただ、学校に通ううちにITにはほとんど興味がないことが分かった。

正直なんで卒業できたか分からない。

・そこから包装の季節労働を2年。

・学校のインターンで小売販売員として1.5年働く。

・更に1年間の季節労働の後、夜勤の機械オペレーターとして1年間、原料準備の正社員として働く。

・その後、事務職に転向し、SAPのモデル/部品リストの作成、マスターデータの管理・統制を担当。

Excelや一部PPを使った分析なども数多く行った。

仕事は非常に国際的で、ドイツ国外の部署との接触も多かった。

ちなみに包装の季節労働を見習いとしてずっとしてた会社なんだけど、世界的にもそこそこ有名な菓子メーカーね。

とにかく、ここでの国際的で部門の壁をまたいだ労働環境が私にはとても楽しく、興味深いものだった。

そうして約2年間そこに勤めてたんだけど、自分にはもっとできることがある、何か新しいことを経験したい、と思うようになったんだ。

それで結局、勉強し直すことにした。

無名の応用科学大学ではあるが、経営学を選択した。

学士プログラムには、1学期の海外留学とインターンシップ、そして外国語、つまり日本語が含まれている。

その頃はドイツ語と英語、そして日本語もできれば、ニッチな分野で活躍できると思っていたんだ。

しかし今は、ニッチな分野とは具体的にどのようなものだったのか、そもそも自分は何をしたかったのかがよくわからなくなってしまったんだ。

最初はM&A仲介業務も考えていたんだけど、このままだと学士号を取得する頃には30歳、すぐに31歳になってしまう。

いずれにせよ、M&Aアドバイザーの仕事に就くにはレベルが足りないなと。。。

そこで、ブラックな働き方にはなるだろうけど、M&Aよりは人間的で、一応家庭の時間も取れそうな戦略コンサルティングへの転職を考えた。

そして、せっかく日本語ができるんだから日本で働ければ最高だと思っている。

ただし日本企業への就職は避けたいので、日本に進出している外資系企業への就職を希望する。

この点に関して、日本で働いている諸君から何かアイデアを貰えたら嬉しい。


ドイツ人の回答

WiWi Gast

日本語ができると言うけど、本当に堪能ですか?

残念ながら、経営学士課程に含まれる外国語コースの受講しただけでは、日本のビジネスシーンで使えるような日本語は身に着かないと思います。

日本語は私たちドイツ語話者にとっては、決して簡単な言語ではありません。

数年間かけて集中的に自習する必要があります。



WiWi Gast 1

う~ん、傷つけないように言うにはどうしたら良いか。。。

とにかく大きな計画を持つことは良いことだ。

なんと言っても、上手く行く可能性はゼロじゃないんだから!

しかしやで!

あなたの野望は超と言っても良いほど特殊なもので、スペック的にもアジアで活躍できるかと言われると言葉に詰まる。

特に日本で働きたいと言うなら、なおさら特化したスキルがないといけない。

それに、今までの業界でやってきたことと、夢のM&A戦略、それに日本って、ごちゃごちゃし過ぎじゃないか?

もしあなたの働いていた菓子メーカーが日本にも支社を持っていて、あなたに学位を取らせたんだったら話は違ってくる。

もしくは、すでに日本とつながりのある企業を念頭に置いてその学位を取ったのなら頷ける。

そうでなければ、あなたの日本行きプランは不可能に近い。

せいぜい大まかに進路を決めることだ。

私は日本で数年間働いたが、駐在員として、あるいは非日系企業のローカル採用枠でなら、あなたが働ける可能性は多少なりともある。

私の会社では多くの人が、日本現地支社とドイツ本社の文化的なつながりを担っていた。

ただし、そのために学位は必要ない。

求められるスキルは書類上のものではないんだ。

どういう人が最終的にそういう会社に選ばれるかと言うと、その会社での長年の経験、ネットワーク、日本文化に対する個人的な適合性、そしてもちろん、自社製品に関する資格とドイツ本国での実績にも基づいて判断される。

新卒や新入社員には、まず無理だな。

これだけは言っておきたい。

俺は日本で、日系以外の企業にローカルで、しかも管理職以外で採用された外国人を見たことがない。

英語教師は別だよ?

まぁ、日本に行きたいのであれば、非金融業界や産業界の方が適しているように思うよ。

日本の金融界はすでに非常に細分化されているからね。


WiWi Gast 2

31歳で学士号しか持ってないのにM&Aコンサルティングを目指すって?

実務的には機械オペレーターとして生産ラインに立っていただけなのに?

そして、戦略コンサルティング…

しかも、日本語を知らないで日本に行きたいと言い出す。。。

なにか?

日本語を1学期でマスターできると思ってるのか?

日本では、誰もあなたのたどたどしい日本語など必要としていない。

日本には、特に海外営業には、ネイティブレベルの英語を話す人がたくさんいて、使えない日本語ができる人より立派に仕事をしている。

だから申し訳ないが、君のプロフィールやこれまでの経歴から、物事を理解するのが本当に苦手なやつなんだと言わざるを得ない。

そしてそれが、年齢や仕事量を除けば、それぞれの業界で重要なことなんだ。

どうせ、ネットワークもおそらくゼロなんだろ?

想像してみたか?

お前の目指す業界はエリートしかいない。

LinkedInでこの人たちのプロフィールを見てみたらどうだ?

相応の学歴や経験値というのが分かるはずだ。

小売業をやっていたんだろ?

大学を出たら、アルディやリドルといったドイツ・スーパーの本社で働いたらどうだ?

年収
7万ユーロ(約
1000万円)と社用車が支給されるよ。

給料の面では、これ以上のものはないだろう。

それか機械工学の会社でもいいし、どの部署でもいい。

それが分相応ってもんだ。

戦略コンサルやM&Aに応募してくる人を想像してみてほしい。

高学歴でインターンから関連企業でバリバリ働いている。

そんなハイスペックの人間ばかりが、20のポジションに対して500人くらい応募してくる。

一方あなたはどこかで包装の仕事を手伝い、
小売業で見習いを経験、その後、機械オペレーター。

ここにいる人たちは本気であなたを助けたいと思っているし、誰もあなたを侮辱しようとは思っていない。

けど、どんなに客観的に見てもそんなプロフィールの人が戦略コンサルに申し込むのは正気じゃない。

冗談じゃない。

WiWi Gast 3

やれやれ。。。

あなたは28歳で、経験もなく、履歴書もいい加減で、現時点ではまだ学位もない。

願わくば、現在のヨーロッパや日本の市場調査をしてみてほしい。

それに、日本の一般的な知識も知っていてほしい。

兎に角、学歴のないヨーロッパ人であるあなたは、日本に行っても軽蔑される傾向にあるだろう。

とりあえず戦略コンサルティングやM&Aは忘れよう。

ドイツでだってチャンスはほとんどないし、日本でなんてもっと無い。

2020年以降、ドイツ企業のアジア諸国への進出は鈍化しており、駐在員ポストも減り続けている。

トップマネジメント以外、ビジネス学位を持っていても、日本に行けることはないだろう。

もしあなたが完璧な日本語や英語を話せるなら、日本での仕事に応募できるかもしれない。

けどそれは、英語教師やどこかの受付なんかの仕事だ。

もちろん、それが望ましいかどうかはわからない。

個人的には、今の仕事を続けながら、パートタイムで学位を取ることをお勧めする。

そうすれば、年に2回日本で休暇を過ごすのに十分なお金が手に入るからね。

それ以外はすべて空想だ、忘れてしまおう。

WiWi Gast 4

私は早稲田の経済学修士課程で1年間日本に留学しました。

その前に1年間日本語を勉強していたので、合計2年で日本語能力試験N3に合格しました。

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もし専攻の経済学に忙殺されていなければ、日本語をもっと勉強できていたろうし、N2にも簡単に合格していたかな。

だから、3年で日本語を習得することは可能。

頑張り次第でね!

けど、日本での生活や仕事は別の話です。

まず、ドイツで働くよりも収入は少なくなります。

つまり、日本は実質的な手取りもドイツより少ないし、社会制度も充実してないんです。

信じられないでしょうけど、病欠って概念が日本にはありません。

私は1年間の日本での生活の後、たとえ税金が高くても、ドイツがいかにパラダイスであるかを思い知りました。

親愛なる質問者さんのような人たちは、日本に対するロマンチックなイメージで私を追い詰めてしまう。

公共交通機関を除けば、日本がドイツに勝る面はありません。

そして多くの日本人は今、他の国の方が状況が良いことに気づき始めています。

ヨーロッパでもっと良い収入を得たいからドイツ語を勉強している人に何人も会いました。

ドイツ人の視点から見ると、日本の住居だけでも私にとっては災難でした。

アパートには暖房も断熱材もなく、冬は四方の壁の中でとてもとても寒い。

キッチンがないから、ピザやラザニアを作ることもできません。

もちろん部屋だって狭いです。

そして日本語が流暢でないと、友達を作ったりするのも難しいでしょう。

最後にキャリアの話題ですが、日本では空気を読むことが重要で、日本人はあなたよりも日本人を雇うでしょう。

そういう意味では、まだまだ日本は外国人を差別しているように思います。


だから、失礼ながら、1年間日本に行って、いろいろ見て回れば、自分がドイツでどれだけ裕福な生活をしているかがわかると思いますよ。

もちろん学生であるあなたでも分かるはずです。

東京の中心地以外なら、物価もドイツよりずっと快適で安いからね、学生でも旅行はできます。

理屈の上では、日本で修士号を取得することも可能です。

文部科学省のプログラムを見てみてください。

日本は紅葉の時期に旅行したり、学生生活を送るには最高ですが、それだけです。

ちなみに、私は就職活動で日本語能力を必要としたことはありませんし、今後も関係ないと思います。

ドイツにはドイツ語を話す日本人がたくさんいますし、文化的な能力に関しては常にあなたを凌駕するでしょう。





記事:クニッゲ

まぁ、外国人が日本の企業で働くのはまだまだハードル高いだろうね。

ドイツの日系企業で働いていても、働き方に違いがありすぎる。。。


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