NTT東の光ネクスト ギガマンション・スマートタイプから光クロスに乗り換えた話

2017年にBフレッツからギガマンション・スマートタイプに乗り換えて以来、上り下り500M程度は出ていてそれほど不満に思ったことはなかったのだけど、2020年にNTTも10Gサービスである光クロスの提供を開始すると発表して以来、ずっと乗り換えたいなあと思っていたのだ。

2年前から思ってたんだよ…!

Nuroにしなかった理由

Nuroの10Gサービスは2015年6月1日開始なので実に5年遅れである。
ここ2年ばかりは特に周囲でNuroが速いと何度もざわついていたけど、手を出さなかった。

Nuroはソニーが運営している。ソニーといえばSo-Net。
だいぶ昔の話になるけれども、FF11のころSo-Netはたいそう評判が悪かったのだ。
ポストペットを餌にしてプロバイダ契約させるやり口も個人的に好きではなかった。
Nuroの話を聞くたびにそうした昔の悪い記憶が脳裏を駆け巡って契約を踏みとどまらせた。

結果今Nuroが遅いと祭りになってるので、選ばなくて正解だったと思う。

変更に2年かかった理由

この2年間ずっと光クロスは戸建て専用で提供されていたからなのだ。

集合住宅で申し込みをしようとすると光ネクストに入れ替わるのでどうしようもなかった。

あちこちに広告打って集客するような宣伝もしてなかったようだから、9月の集合住宅へ解放のプレスリリースを見て知った人も多いんじゃなかろうか。

光クロス回線への変更にかかった費用

内容価格(税込)
工事費10,010円
LANカード14,799円
LANケーブル2,561円

工事費明細

区分価格
基本工事費(派遣工事)4500
交換機等工事費1000
回線終端装置工事費2100
レンタルHGW機器工事費(単体型HGW設置)1500

工事費は何となく2万くらい必要なんだろうと思ってたんだけど、1万だった。
弊マンションは光配線方式だがクロス対応済みだそうで、部屋の装置を変更するだけだった。
回線が未対応だとケーブル配線工事費が上乗せになって、2万越える総額になるんだと思う。

NTT光クロス工事費のページ

難点はレンタルルーターと終端装置がでかくてかっこいい見た目ではない所かな…。

ちなみに申し込みしたのは9/22なので工事まで3週間ほどかかった。

XG-100NEについて

レンタルルータXG-100NEについての詳しい仕様は説明書のPDFを見てもろて。

10Gbps対応ルーターは各社から出ているが、現状これを1年借りるより安い機器はないので、機能を見比べて必要なものがあるか確認してから選ぶのがいいと思う。
また、プロバイダによってはXG-100NEしかサポートしてない場合もあるので、そちらも要確認。

このルーターはLAN1~3番ポートが1Gbps、4番ポートが10Gbps対応となっているのだが、

なんと工事の人は1番と2番ポートにLANケーブルを差して帰っていったのだ。
1本はHueのブリッジにつながるLANケーブルなので1Gbpsでもいいんだけど、10Gbpsが必要なPCのLANケーブルを1番に差されては困る。差すときに用途を確認して欲しかったよね…。

工事のひとが帰ってから、HueのLANケーブルを1番に、PCのLANケーブルを4番に差しなおした。
Nuroやクロスに契約したのに速度が出ねーわというレビューをちらほら見るんだけど、LANカードやケーブルに問題がなかったら差してるポートが異なる可能性がある。かもしれない。

LANカード

先日ゲーミングPCを買い替えていて、マザーボードはASUS TUF Gaming Z-690-PLUSで2.5Gbit LAN対応となっている。

ASUS「TUF GAMING Z690-PLUS WIFI D4」検証:DDR4が使える堅牢設計のメインストリーム より

そのままの状態で接続すると、2Gbps程度が天井になった。

これでも前の倍以上は出てるんだけれども、もっと上を目指すべく10Gbps対応のLANカードを用意しておいた。

ASUSTek 超高速通信 10Gbpsネットワークカード 10GBase-T ( 10G ) ネットワークテクノロジー 対応 XG-C100C V2

マザボと同じASUSなところと、ゲーミングパケットの優先制御をするという機能に惹かれてこれにした。

スロットはPCIE3.0x4(と箱に書いてあった)
空いてるところに差して、付属のドライバをインストールするだけで使える。

交換したら倍の速度になった☺

昔のPCだと1GビットLANが普通だったが、最近のデフォルトである2.5GビットLANでも、そのままの状態でクロスをつなげてはもったいないというのが分かる。

LANケーブル

去年CAT7ケーブルに交換していた。

LANケーブルも10Gbps対応になってないとだめなので、CAT6a以上のケーブルへの交換が必要になってくる。

規格通信速度伝送帯域シールド有無コネクタ
CAT.5100Mbps100MHzUTPRJ-45
CAT.5e1Gbps100MHzUTPRJ-45
CAT.61Gbps250MHzUTPRJ-45
CAT.6A10Gbps500MHzUTP/STPRJ-45
CAT.710Gbps600MHzSTPARJ45/GG45/TERA
CAT.7A10Gbps1,000MHzSTPARJ45/GG45/TERA
CAT.840Gbps2,000MHzSTPARJ45/GG45/TERA
ケーブル規格


家庭用だとCAT7よりCAT6aの方がいいらしいけど、どれほど差があるのか試す前に古いケーブル処分しちゃったので、6aケーブル増やして検証しようと思う。

プロバイダーのコース変更と費用

2009年からASAHIネットを利用してる。
これまで問題もなかったし、クロスも対応してるのでそのまま継続することにした。

光接続に対応しているプロバイダだと、「プロバイダのみの契約」と「光コラボでの契約」の2種類がある。

ASAHI NETで光コラボ契約をする場合、開始までに1週間ほどかかるようで、17日の時点で希望開始日が26日以降しか選べなかった。なので、プロバイダのみの契約を先にしてから11月以降に光コラボ契約をすることにした。

ASAHIネット プロバイダのみ契約の月額費用

内容月額利用料(税込)
ASAHI NET クロスコース1,320円
NTT光クロス(集合住宅)6050円
レンタルルーター550円
長期契約割引(5年以上)-300円
合計7620円

ASAHIネット 光コラボ契約の月額費用

内容月額利用料(税込)
ASAHI NET 光コラボ クロスコース7,128円
長期契約割引(5年以上)-300円
合計6828円
工事費用は別途かかる

光コラボコースにはレンタルルーター代が含まれるらしい。
割引なしにしても1000円近く安くなるということである。

集合住宅対応に伴って光コラボも解禁となったため、対応するプロバイダではキャンペーンをやっているところが多い。
アサヒネットの場合11月30日までスタートダッシュキャンペーン中で事務手数料2200円と12カ月500円割引となる。
工事費用分くらいお得になるならコラボもアリかな~と思った。

au使ってると1200円か500円契約プランによって割引があるが、長期契約割やキャンペーン割とは併用できない。

コース変更から開通まで

2022年10月17日 12時半ごろにNTTの工事が終了して、すぐコース変更の契約申し込みをしたのだが、開始希望日として選択できるのが19日以降だった。光コラボは26日以降だったので、先にプロバイダのみ契約をしてから11月1日開始として光コラボに変更することにした。

事前にNTTの人からも、プロバイダの対応には2日ほどかかる場合があると聞いていたが、希望日の選択ができるのであれば、先に工事日の17日指定で申し込みをしていてもよかった気はする。ただ、これは事前に確認を取った時に、ASAHIネットのカスタマーサポートの人が「開通してから連絡ください」と言っていたので、素直に従った結果である。

17日5時~19日11時半ごろまでIPV6対応サイトだけつながる状態だった。
大体のサイトは見れなかったが、YouTube、Netflix、Amazon、Googleだけは見れてたw

Wi-Fiの速度

設定画面はほぼデフォルトのまま。マルチキャスト伝送速度を36に変更してある。

以下は2021年製M1 Mac Book ProでWi-Fiを繋げたときの詳細。

デフォルトでアクセスポイント3つあるのは前と変わらずで、1番と2番は2.4Ghz、3番は5Ghzになっている。
(2.4Ghzの方はチャネル帯域40Mhz設定なのに20Mhzになっている…)
PHYモードはどちらもIEEE802.11axだけど、speedしてみた感じではIEEE802.11acとIEEE802.11nの速度だった。

ギガ越えないのか~と思ってしまったものの、5Ghzの方は前の有線以上の速度が出てた。

体感速度の変化

もともとそれほど遅くはなかったのでそう変わらないだろうと思っていたのだけど、
ほとんどのサイトが阿部寛のホームページ並みの表示速度になっている。
早すぎてキャッシュと見分けがつかない。

あと分かりやすい所だとゲーム等のダウンロード速度が向上、動画読み込み速度も速くなったりしている。

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