セミリタイア前にやっておくこと
ブログやXを見ると、毎年のように新たにセミリタイアを達成する人がいて、大変嬉しい限りです。
この6月にも、最後にボーナスを貰ってから辞めるみたいな兵がいるかもしれません。
今回の記事では、今後の人向けに、セミリタイア前にやっておくことをまとめてみました。
収支のシミュレーションや退職後のタイムスケジュールなどは、当たり前と言うか、十二分に考えているとして。
それ以外で、挙げてみました。
①退職後の税金と社会保険料の試算
退職後に支出として、直感的にイメージしづらいのが税金と社会保険料。
サラリーマンで天引きされていると、制度自体をよく知らなかったりします。
分かりにくいのが、住民税と国民健康保険(国保)料で、前年の収入で計算されるのでタイムラグが生じます。
また、保険関係は、現在の社保を継続するのか?国保に切り替えるのか?
国民年金は、払うのか?免除制度を利用するのか?等のトピックもあります。
最終的には、所得税・住民税は0円、国保は月2,000円程度。
年金は、払うなら17,000円程度、免除なら0円に落ちきます。
しかし、退職直後はバカ高い請求が来るので、いつまではこの金額で、いつからは少し安くなり、最低額に落ち着くのはいつからかを試算しておくといいでしょう。
備えあれば憂いなしで、事前に分かっていれば驚くことも凹むこともありません。
②家族への説明
せっかくの素晴らしいセミリタイアなのに、家族の理解を得られずに関係がぎくしゃくしてしまうのは非常に残念なこと。
親の価値観もあるでしょうが、主な原因は説明不足。
それまでに匂わせてもおらず、いきなり言われたらビックリもするでしょう。
ついつい感情的になってしまうこともあるかもしれません。
しかし、損得勘定抜きに付き合えるのが家族。
こんなありがたい関係を壊すなんて、本当にもったいない。
新卒1ヶ月で辞めるとか、貯金もないのに辞めて金の無心をしたら猛反対します。
ただ、現実的なプランで、熟考して考えた結論なら、尊重するのが通常の親子・親族関係だと思います。
事後報告とか突然言うのは厳禁としても、できれば数年前からセミリタイア計画を話しておくべきでしょう。
③信用力の回収
別に無職になったからと言って、露骨に差別されたり、バカにされたりすることはありませんが。
客観的な信用力の面で、地に落ちることは避けられません。
賃貸等の契約を断られる、クレジットカードの審査に落ちる、婚活で相手にされない。
こんなこともあるかもしれません。
セミリタイア後にこういった予定がある場合は、辞める前に信用力をできるだけ使っておくべきです。
僕は信用力を回収すべく、最後の数ヶ月でポイントサイトでクレジットカードを作って、数万円をGETしました。
④バイト体験
セミリタイア後の収支計画に大きく影響するのが、どのぐらいバイトを許容するのか?
しかし、実際にバイトがどんなものか?知らないと正しい判断は下せません。
学生時代のバイト経験も参考にはなりますが、自分の職業能力や職業観も変わっています。
また、バイト市場も刻一刻と変わっており、10年前の状況とは違います。
できれば何個か経験してみるのがいい。
副業規定の関係でそれが無理でも、求人情報を見たり、体験談もある程度は参考になると思います。
僕はバイトがこれほど効率がいいものと分かっていれば、もっと早くセミリタイアできていました。
以上4つ。
経験を元に列挙しましたが、もし他にもあればコメント等で教えていただければ幸いです。
しっかりと準備をして、ぜひハッピーリタイアメントを迎えてください。
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