従業員にとって消費者はお客様ではない
たまに「上司や会社に目を向けるのではなく、お客様のために仕事をしなさい」的なことを聞きます。
しかし違和感を禁じ得ません。
働く側の立場として、お客様は消費者ではなく、雇ってくれている会社です。
誰と契約していて、誰からお金を貰っているのか?って話。
会社と労働契約を結んでおり、僕が労働を提供することで、会社から賃金を得ます。
だから僕にとってのお客様は、消費者ではなく、契約相手で賃金を払ってくれる会社。
会社と言っても存在が大きすぎるので、指示や評価をする上司が実質的なお客様。
会社や上司の方針が、直接消費者の利益にならない場合。
どっちを優先するかは考えるまでもなく、お客様である会社に決まっています。
契約を履行するために行動しているだけの誠実な判断。
もちろん、契約よりも法律が優先するので、違法行為をしてまで契約を遵守しませんが。
逆に消費者の立場として、従業員が自分のことを考えてくれるなど思えない。
だって、彼らにとって自分はお客様ではないから。
平気でポジショントークしますが、契約履行のために誠実に行動しているだけなので咎めることはできません。
よって、明確になっていないボヤッとしたサービス、おもてなしなどと言うものに期待しないし、ましてお金を払うなんてあり得ないと考えています。
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