人一人生きていくことは容易い
死の直前に桐島聡と名乗った人物ですが、DNA鑑定の結果本人と特定されたようです。
報道によると、偽名を使って長年工務店で住み込みで働いていたとのこと。
●「桐島聡」名乗る男が死亡…真相明かすことなく
身分証明を出せないので、銀行口座が作れず給与は現金手渡し。
保険証もなく、病気になっても全額自費か我慢するしかありません。
部屋を借りることもできないし、年金等の公的支援も一切受けられません。
それでも70歳まで生きました。
記事中の寮の写真を見ると、決していい生活とは言えないと思いますが。
音楽やワインを嗜んだり、バーベキューパーティーにも参加していたようです。
こういうのを見ると、人一人生きていくことは容易いな感じます。
全国指名手配で本名が名乗れないという究極に制限された状況。
そんな人でも働き、お金を得て、何ならちょっと文化的な生活ぐらいまではできる。
昔は緩くて偽名でも会社に潜り込めたかもしれませんが、さすがにコンプライアンスにうるさい現代で・・・と思うのですが。
令和の時代でもある所にはある。
それぐらい社会の懐は深いってことなんでしょう。
生きづらい世の中だ何だ言われますが、それは身の丈に合わない場所にいるだけ。
いくらでも下があり、どれだけ下にいっても全然やっていけます。
指名手配犯がやっていけるのに、一般人がやっていけないはずがない。
実際に少しバイトを探してみれば分かります。
中学生でも退屈するレベルの仕事が掃いて捨てるほどあって、月15万円ぐらいは余裕で稼げます。
多少背伸びして頑張ることも必要ですが。
仮にダメでも分厚いセーフティーネットがあることは知っておくべきでしょう。
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