『数値化の鬼』(安藤 広大 著)の読書感想文
福島旅行割のクーポンを使い、以下の本を買いました。
ビジネスマン向けの本ですが、広く目標達成に有効な考えだと思ったので紹介したいと思います。
本では、PDCAを回すことが全てに共通する型であり、数値化の鬼になり、客観的に自分を見ることが大事だと言っています。
知っている方も多いと思いますが、PDCAの概要は以下の通り。
P(プラン):計画 数値化された目標
→400ページの本を読み切る
D(ドゥ):行動 計画を基にした具体的なプロセスや行動
→1日20ページずつを読む
C(チェック):評価 上司が与える評価、あるいは自らによる振り返り
→1日の終わりに読んだページ数を数える
A(アクション):改善 評価を基にした反省と次の改善点
→明日はどうやって20ページ読むかを決める
せっかく本を読んだので、PDCAサイクルに則り、本文で出てくるキーワードも使いながら、自分の目標も考えてみました。
もちろん具体的な数字を使って。
①P(プラン):計画
年間収支を赤字化する
ここ数年の課題で、事あるごとに言っています。
これができない以上、僕のセミリタイアにこれ以上の改善はないと思っています。
具体的には、ゼロで死ぬための収支計画の通り、セミリタイア期(~50歳)は年平均100万円ぐらいのマイナスが望ましい。
当たり前ですが、-100万円になれば何でもいいのではなく、現在よりも生活満足度がUPすることが前提です。
②D(ドゥ):行動
収支赤字化になるように、年、月ごとの予算を策定し、それ通りに実行していく
D(ドゥ)段階でのキーワードとして、KPIが登場します。
Key Performance Indicatorの略で、目標を達成するための数値化された指標という意味。
日々の行動に迷いがないレベルまでKPIに分解するってことです。
年間収支の赤字化と言っても漠然としすぎています。
なので、収入がどれくらい望めそうなのか?支出は何にいくらぐらい使うのか?使いたいのか?を考える。
さらに、より細かく落とし込むために毎月の予算も作る。
以上はやっていましたが、もう1つのキーワードが変数です。
変えられること「変数」を見つけ出し、変えられないこと「定数」は見切りをつける。
じゃあ収支赤字化のために、変数を何に設定するか?
これまでの経験から、週1.5日のバイトを減らしても自分の中で大して満足度は増えないことは分かっています。
住居費もすぐに引っ越すのは現実的ではないし、光熱費や通信費も今で十分。
これらは定数として、あまりこだわらない。
1番希望があると考えるのがエンタメ費用。
エンタメ費用と言っても、教養・娯楽費だけではなく、例えば食を充実させたり、新しい家具家電を買ったりするのも広義のエンタメ。
エンタメ費用を変数に設定。
例えば、本の購入費を増やす、プチ旅行の頻度を上げる、新しい食材を試す等々で、エンタメ費用を増やしてみる試みを加速します。
③C(チェック):評価
日毎、週毎、月毎、年毎に支出をチェックし、変数が正しいか確認
基本的には月末に総括しますが、支出は毎日が勝負。
収支計画を着実に実行できているか?使い方は間違ってないか?
月末に加えて、日々精査していかないといけません。
加えて、変数が間違ってないか?の確認。
エンタメ費を変数をしていますが、そこをいじることで、赤字化に向かっているか?ちゃんと満足度は上がるのか?も見ていかないといけません。
④A(アクション):改善
変数を信じて行動あるのみ
C(チェック)で得た知見を翌日、翌月の行動に反映させていきます。
例えば、予算を十分に執行できていなかったり、予想以上に収入が多いようであれば、その分エンタメ費を増やしていく。
また、変数は変わるものであり、時には捨て、真の変数を信じ抜くことが大事と本に書いてあります。
とりあえず、エンタメ費を変数にしていますが、データや状況に応じて、本当にそれでいいのか?は考える。
いいとすれば、それを信じて行動あるのみ。
違うとすれば、また別の変数を設定しなければいけません。
以上、PDCAサイクルを自分用の収支赤字化プランでやってみました。
とにかく、数値化の鬼になり、自分に厳しく数字を追っていきます。
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