社債投資に対する考えを整理する
ヤフーニュースでこんな記事を見ました。
●「サラリーマンの平均年収のウン倍が紙切れに…」青学 原晋監督がクレディ・スイス債で大損「なぜ潰れてないのに1円も戻らないの?」
「安易な気持ちで投資に乗り出したら私みたいな被害にあって人生を台無しにする。同じ失敗をしてほしくないからです」と自身を失敗を語っています。
いいきっかけを作っていただいたので、僕も社債投資に対する考えを整理しておこうと思います。
(結論) 社債には投資しない
(理由) 社債の良し悪しを判断できるだけの材料を持っていないため
社債は、発行する会社の信用度や期間等によって利率が変わってきます。
投資にあたっては、それらを考慮して、リスク(潰れてお金が返ってこない)とリターン(利率)が適当か否かを判断しないといけません。
今やっているインデックス投資であれば、金融庁も推奨しており、多くの書籍も出ているなど、信用できる情報があります。
自分の資産や収支、リスクとリターンのバランスを考慮して、納得の上で投資をしています。
しかし、社債はどうでしょうか?
インデックス投資に比べて、圧倒的に情報は少ない。
自分に専門的な知識もありません。
そういった状況で、◯◯株式会社の社債が、期間5年、利率2%だったとして、それが有利なのか、不利なのか、どうやって判断するんでしょうか?
合理的な判断は出来なくないですか?
今回の劣後債みたいに、細かな条件が付されていたりなんかすると、さらに困難と言うか無理。
「大きな会社やし、まあ5年以内に潰れることはないっしょ。それで2%ならええんちゃうかな」ぐらいのもの。
せいぜい決算書を見るぐらいが関の山です。
企業の格付けも大人の事情とかがあって、必ずしも公平じゃないとも言われます。
この程度の投資判断で、大切なお金を投資することは抵抗があります。
リスクを取りたいお金は、基本インデックス投資で。
それ以外のお金は、銀行預金や国債を中心に安全性と流動性を重視する。
厳密には、債券インデックスファンドの中に社債が含まれています。
個別の社債には投資しないって方針でいきます。
- 関連記事
-
- 市場に居続けることの意味
- 社債投資に対する考えを整理する
- 無リスク資産の運用先