新NISAの活用に加えて、iDeCoの再開も検討
ご存知のように、来年から新NISAが始まります。
年間投資枠は360万円(成長240万円、つみたて120万円)で、非課税になる保有限度額が5年分の1,800万円。
セミリタイア後はリスク資産は完全放置の方針でしたが、さすがにこの話を無視することはできません。
年間投資額MAX360万円を最短の5年間で投資して、1,800万円の枠を使い切る方針です。
これに加えて、iDeCoの再開も検討しています。
僕のiDeCoの加入歴ですが、公務員にもiDeCoが使えるようになったことを契機に始めました。
その後1年で退職して、それ以来新規の投資を停止している状況です。
iDeCoのメリットは掛け金の所得控除ですが、そもそも税金がかからないので恩恵が受けられません。
しかし、iDeCoは金額によっては、受取時の税金が有利になります。
知ってはいましたが、前記のリスク資産完全放置の方針、そもそも面倒くさいこともあり、あまり調べていました。
ただ、新NISA開始にあたって色々調べる中で、この際iDeCoも使って最適化したいとの思いになってきました。
僕は来年で38歳になりますが、60歳まで22年iDeCoに加入した場合。
社会保険に入ってない(年金1号)拠出限度額は年間約80万円。
22年✕80万円=1,760万円。
公務員時代に加入した1年と合わせて、加入年数23年・投資額約1,800万円になります。
iDeCoを受け取る際には、一時金としてまとまった額を受け取る方法、年金として定期的に受け取る方法があります。
一時金として受け取る場合の税金は、退職金の扱いになり、退職所得控除が使えます。
控除枠計算式は、(加入年数 - 20年) × 70万円 + 800万円で、23年に当てはめると1,010万円。
勤務先の退職金がある場合は合算して計算となりますが、僕はないので1,010万円までは非課税です。
年金として受け取る場合は、雑所得の扱いで、年金所得控除が使えます。
年金収入だけの場合、65歳未満が108万円、65歳以上だと158万円までが非課税。
こちらも普通の年金と合算して計算されますが、僕は75歳まで年金を繰り下げる予定。
それまでの60~75歳の15年間で受け取った場合、65歳未満の控除枠で見ても(途中で受取額を増やせるのか調べてなくて・・・)、108万円✕15年=1,620万円を非課税で受け取れます。
ポイントは、一時金、年金が併用できる点。
一部を一時金で受け取って、残りを年金で分割して受け取ることができます。
両者を併用すれば、1,010万円+1,620万円=2,630万円まで非課税で受け取れるはず。
現在のリスク資産が約4,150万円。
一部を売却して、新NISAに1,800万円投資する分は、いくら増えようが非課税。
iDeCoも再開して1,800万円投資する分は、1.5倍弱の2,630万円までは非課税。
普通に運用していたら、増えた分に20%の税金がかかります。
iDeCoが20年超でどのぐらいになるかは分からんけど、運用が上手くいって2倍・3倍になれば、税金ぐらい喜んで払ってやる。
たたき台のたたき台ですが、こんな感じでええんちゃうかな?と。
しかし、普通口座で運用して利益に対して20%税金がかかるのと、iDeCoの受取を雑所得と見なして税金を掛けるのではやり方が異なります。
雑所得なら、所得税、住民税の他に国保料等の他の影響もあります。
どのぐらい増えた場合に、どのぐらいの負担になるのか?
それによって、MAX年80万円まで掛けたほうがいいのか?40万円ぐらいに留めるべきか?
あるいは、iDeCoは辞めたほうがいいのか?
もう少しシミュレーションをして、方針を決定したいと思います。
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