傾聴に値するFIRE批判の条件
FIREが広まるにつれ、批判もよく目にするようになりました。
僕は自分がしていることもあり、ゴリゴリのFIRE肯定派ですが、自分の生き方として絶対解とは思っていません。
他により良い生き方があれば、そっちに乗り換えるかもしれません。
しかし、全く響かないFIRE批判ばかりであるのが現実。
では、どういう批判なら、傾聴に値するのでしょうか?
条件は、以下①~③を全て満たすもの。
①FIREの実態をよく理解しているもの
②自分より低レベルな人が言っているもの
③再現性・汎用性のある代替案が示されているもの
3つの詳細について。
①FIREの実態をよく理解しているもの
FIRE批判の記事を見ると、実態をよく知らないで書かれているものが散見されます。
ありがちなのが、「長く節約生活を続けるのはストレスが溜まる」みたいな。
しかし、実際にFIREを達成した人間は、節約が習慣化しており、ストレスは感じていません。
なぜか、勝手にストレスを感じていることにされています。
また、必要な資金を無駄に高く見積もれているものが多い。
資金を減らさないことが前提になっているので、7,000万円とか1億円とか荒唐無稽な数字が出てきますが、必要な資産はもっと少なくていい。
むしろ、緩やかに資産が減っていく金額で辞めないと、時間がもったいない。
これも、実際は5,000万円以下でFIREして、安定的な生活を送っている方が多く存在します。
FIREの実態をよく知らずに批判しているものは、意味がありません。
②自分より低レベルな人が言っているもの
ネット記事がその典型ですが、成功者がFIREを批判してても、「そりゃーそう言うでしょうね」としか思えません。
FIREと言うのは、正攻法では上手くいかなかった人の別解です。
仕事がダメダメだったり、苦痛に感じてしまう人達が、「じゃあどうすればいいのか?」と考えて、出てきた結論。
それに対して、仕事ができる人・楽しい人、いわゆる正攻法で上手くいってる自分よりも高レベルな人に諭されても・・・
自分と同レベルか、あるいは低レベルでも成功を収めた人の意見じゃないと、参考にはなりません。
例えば、プロ野球で3割・30本を打つのが現実的ではないので、バント、代走、守備固めで何とか生き残っている選手がいる。
自分に考えてこのポジションを得て、一定の満足をしています。
それに対して、強打者が「いやいや、3割打たないと意味ないでしょ」批判しているようなもの。
③再現性・汎用性のある代替案が示されているもの
FIREを批判されることはありますが、じゃあどうすればいいの?って感じ。
能力や体質・性格的な問題で、これまで試行錯誤してきてもダメだった仕事。
もうこれ以上、仕事で嫌な思いをしたくありません。
どうすれば、ストレスを感じることなく、一発で楽しくできる仕事が見つかるのでしょうか?
仮に方法論があるとして、運や能力の要素が小さく、再現性・汎用性があるものでしょうか?
多くのFIRE批判を見てきましたが、①~③を全て満たすものはありません。
特に②のハードルが非常に高い。
バカが書いた説得力のあるFIRE批判があれば、ぜひ伺ってみたいです。
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