子供の頃から好きだった落書きで才能を開花させ、今や国際的な人気グラフィティ・アーティストとして大成功を収めたサム・コックスさん。彼のアーティスト名は「Mr Doodle(ミスター・ドゥードゥル)」、”Doodle”は落書きを意味するので日本語に訳すと「落書き男」だ。
彼は空白を見ると埋め尽くさずにはいられないタイプのようで、その作品の特徴はマジックインキで、隙間なくびっしりと描き込んでいくところにある。
そんな彼の夢は家全体を落書きで覆いつくすことだった。外壁はもちろん、家の中の壁や床、天井から階段、家具家電にいたるまで、空白を全て落書きで埋め尽くした「ドゥードゥルハウス」を作ること。
その夢がついに実現した。2年かけて自宅を丸ごと、愛車も含めて落書きで埋め尽くすことに成功したのだ。
落書きで才能を見出した男性
イギリス・ケント州に住むサム・コックスさん(28歳)は、子供の頃から落書きが大好きだった。余白があるところならどこにでも書いていた。
大人になってグラフィティ・アーティストとして描き続けていたサムさんは、ある日ロンドン市内のポップストアで作業をしている姿をSNSでシェアされ、注目を集めるようになった。
サムさんは現在、Mr Doodle(ミスター・ドゥードゥル)として国際的な人気アーティストの1人となった。
そして今回、サムさんは長年の夢だった家まるごと落書きをするというプロジェクトをついに完成させた。
家まるごと落書きで埋め尽くした「ドゥードゥル・ハウス」
現在、12室あるという豪邸に妻のアレナさんと愛犬と暮らしているサムさんは、3年前にこの家を購入し、2020年9月から家をまるごと落書きで埋め尽くすプロジェクトを開始した。
ベッドルームから始めたサムさんは、続いてバスルーム、キッチン、外壁とあらゆる物をモノクロームのアートで埋め尽くした。
もちろん、車も食器もベッドカバーも窓ガラスも、何もかも全てが落書きで満たされている。
2年の歳月をかけて今年9月に完成したこのプロジェクトには、900リットルの白いエマルションペイント、401 缶の黒いスプレーペイント、286 本の黒いドローイングペイント、2,296 本のペンを使用したそうだ。
絵を描いている時は、まるで体外離脱体験のように感じています。自由に流れる創造の世界に身を任せるのは素晴らしく、最高のプロセスを楽しみながら描いています。
目覚めた時に、自分の作品が目に入るんですが、その瞬間はとても興奮します。この家は僕にとって楽園そのものです。(サムさん)
サムさんは、2年間で撮影した1857枚の写真をもとに自身でストップモーションフィルムも制作した。
サムさんにとって落書きは「最もリラックスでき、至福を味わえるマインドフルネスの喜び」だそうで、今後はもっと大きな落書きプロジェクトを手がけたいと話している。
家の隅々に描かれた落書きを見ているだけで一日が終わりそうっていうか、2年くらいはそれだけで過ごせそうなほどだ。
余白が苦手で、何かで埋め尽くしたいタイプの人にとってはしっくりくるかもしれないが、余白が多ければ多いほど落ち着くタイプの人にとってはこの家に住むのは厳しいのかもしれないな。
References:British artist Mr Doodle transforms Kent mansion with his hand-drawn sketches | ITV News Meridian / written by Scarlet / edited by / parumo
古代文字に似ている
どうせなら自分で言語作って、大予言でもなんでもいいから意味のある詩でも作って書けばいいのに
それなら将来価値が出てくるかもしれない
>>1 彼は有名なアーティストだし、将来どころかこの作品には既に価値があるのでは…?
じっとみているときがくるいそう
イギリスの楳図かずお
これだけ描けるのは本当才能だね、すごいや
実は全部つながった迷路ってオチじゃないよね?
落書きって言う程粗末な絵じゃないな
立派なポップアートじゃないか
まぁ住みたいかっつったら一寸気が狂いそうではあるが面白いとは思う
展示されてたら見に行きたい
わー、すごく好きな感じ。
キース・ヘリングが好きなので、
こういう線の太さと密度とポップさが自分のツボらしい。
自分にはこの家は無理。サムネ見ただけでクラッとして気持ち悪くなった。
もっと刃牙の家みたいなのかと思った
他のことに気が散らずに同じ作風でここまで描くことを続けることができるのは凄い才能だよね。
草間彌生氏と対決してもらいたい
他のコメントにもあるけど古代の象形文字みたい
規則性があって美しいと思う
それはそれとして、これだけびっしりだとじっと見てるとくらくらするし、この空間に長時間いるのはつらいな…
自分のアートで自分の夢叶えるのかっこいいな
あと屋根だけ!
ストップモーションすごい。描いてる途中も常に絵になってるな。
落書きって言うと攻撃的だったり品性のないものが多いけど
これは生き物とか可愛いので好き。
落書きの一つ一つはポップで可愛らしいし好きなんだがこうもみっちりあるとなんかこう落ち着かない
それはもう落書きではないような…
落書きは無意味で本来はそこになかったはずのものだからこそ落書きなのでは?
絵に気づかないとぱっと見は電波系の家っぽい
布団とかはプリントかなと思ったらこれも描いてるんだ!
下書きもなしでバランスよく埋め尽くせるのすごい
壮観。
ただ1つだけ、階段で遠近感失いそうなのがコワイんだけど、住んでれば慣れるのかな?
それともライティングとかで工夫してる?
>>20
テストカーのカモフラージュ柄みたいだよね、凹凸が分からなくなる。
住んでる人は慣れてるだろうけど、初めて訪問したなら私なら壁にぶちあたったり階段で転ける自信がある。
住めと言われたら正直無理だけど、素晴らしい作品!めっちゃかわいい!
彼の作品欲しいけどステッカーとか売ってないかな?