メインコンテンツにスキップ

クリスマスの奇跡。散歩中に行方不明になった愛犬と再会した少年がこぼした大粒の涙(アメリカ)

記事の本文にスキップ

35件のコメントを見る

著者

公開:更新:

この画像を大きなサイズで見る
image credit:April Elizabeth Licata/Facebook

 つい先日も、散歩中に行方不明になってしまった愛犬との再会に涙して喜んだ飼い主の話を紹介したが、大切なペットが自分のもとから姿を消してしまうことは、飼い主にとってとても辛いことだ。

 アメリカのニューヨーク州に住む一家にも、クリスマスまであと1か月という矢先にそんな出来事が起こってしまった。

広告の下に記事が続いています

 家族の1員がいなくなったことで激しく落ち込んだ少年は、クリスマスの飾りつけを楽しむ余裕など消え、一家は数週間経つと希望を失いかけていた。

 ところが、奇跡が起こったのだ。もう2度と会えないかもと思った愛犬は、運よく地元の保護施設に預けられており、クリスマスを目前にして飼い主と犬は奇跡の再会を果たすことができた。

2歳のパグ、トイレに出た後行方不明に

 ニューヨーク州に住む5児の母エイプリル・リカタさん一家の愛犬パイパーは、11月18日の夜、行方不明になった。

 この日エイプリルさんはトイレのために2匹を外に出したが、下のまだ幼い子供たち2人の世話に気を取られていて、うっかり家の中へ入れるタイミングを逃してしまった。

 気付いて、慌ててパイパーともう1匹の犬ジェイクを中へ入れようとした時、そこにはジェイクのみがいて、パイパーはいなくなってしまっていたのだ。

 探したものの見つからず、エイプリルさんは翌日の19日、Facebookで投稿をシェアした。

Facebookで開く

ゆうべ、一家の愛犬が行方不明になってしまいました。

逃げたのか、誰かに連れていかれたのかはわかりません。とても可愛い2歳のメスのパグです。どうか探し出すのに協力してください。

パイパーは、カーターにとって特別な存在

 実は、パイパーは一家の長男カーター君が12歳の誕生日にプレゼントされた特別な犬だった。

 カーター君は、まだ赤ちゃんだった頃から飼っていたオリバーという黒いパグが大好きだった。しかし、カーター君の弟が病気になった時、オリバーは別のやさしい家族の元へと引き取られていった。

 弟が健康を取り戻した後も、オリバーは今の家族にかわいがられているので連れ戻すことはできない。それ以降、ずっと別の黒いパグを飼いたがっていたカーター君の元にパイパーがやってきたのだ。

 パイパーとカーター君は、出逢った時から強い絆が生まれ、カーター君はパイパーをとても可愛がっていたそうだ。

 しかし、数週間捜索してもパイパーを見つけることができず、一家は激しく落ち込んだ。

 クリスマスまでもうすぐというこの時期に、こんな事態が起こり、エイプリルさんは「もうパイパーと2度と会えないのでは…」と希望を失い始め、年上の子供たちはショックのあまり、クリスマスツリーの飾りつけどころではなく、感謝祭も泣き続けるといった有様だった。

 しかし、クリスマスの奇跡は起こったのだ。12月2日の夜、Facebookを見たエイプリルさんは、地元の動物保護施設からメッセージが届いていることに気付いた。

パイパーは、動物保護施設に預けられていた

 エイプリルさんのFacebookアカウントに寄せられたジェネシー郡動物保護施設からのメッセージには、

パイパーと思われる犬を預かっているので、連絡ください。

とあり、エイプリルさんは「もしかしたらパイパーでは」と喜びが沸き上がった。

 早速確認すると、やはりパイパーに間違いなく、どうやら誰かが発見したパイパーを保護し、施設へ持ち込んだことがわかった。

特別なサプライズで愛犬とカーター君、再会果たす

 カーター君は、自分の父親家族と過ごすため、数日間エイプリルさんの家を空けていた、そこで、エイプリルさんはカーター君には知らせずにパイパーを施設まで迎えに行き、翌日車にパイパーを乗せて、カーター君を迎えに学校まで行った。

 カーター君が予期していないパイパーとの再会を特別なサプライズで叶えてあげようと思ったのだ。

 やがて学校から出て来たカーター君が、エイプリルさんが待つ車へと歩み寄ってきた。

Facebookで開く

 カーター君は車内からちぎれんばかりに小さい尻尾を振って自分を迎えてくれるパイパーの存在に気付き、激しい驚きを見せた。

 まさか!でももしかして…

 しかしそれはすぐに大きな喜びへと変わったようだ。車に乗り込んだカーター君は、涙ぐみながらしっかりと愛犬をハグ。パイパーも、久しぶりに会えた親友に尻尾を振って応えた。

この画像を大きなサイズで見る

 Facebookで、エイプリルさんはこのように綴っている。

カーターは、本当にパイパーを愛しているので、パイパーがいなくなってからは相当落ち込んでいました。

でも、今夜からまたパイパーはカーターの傍で眠ることでしょう。私たち一家にとってこれは、まさにクリスマスの奇跡です。

パイパーとの再会に協力して下さったみなさんに、深く感謝します。

written by Scarlet / edited by parumo

広告の下にスタッフが選んだ「あわせて読みたい」が続きます

同じカテゴリーの記事一覧

この記事へのコメント、35件

コメントを書く

  1. サプライズもだけど首輪にクリスマス的な装飾あしらってるのが粋だよなあ
    末永く幸せに

  2. わかるよ、うちも逃げちゃったコザクラインコが帰ってきたことがあってさ、よかったねカーターくん。

  3. 5児もいて毎日が戦争で大変だと思うけど、エイプリル・リカタさんは次からもうちょっと気をつけた方が良い。今回は偶然、良い人が保護してくれただけの事。
    でも取り敢えず、見つかって良かったね。

  4. 行方不明だった飼い犬と再会出来たのは良かったと思うよ
    でも前の犬が弟の病気で里子に出してるのにその後誕生日プレゼントで
    犬をプレゼントってさ…
    また何かあったらこの犬里子に出すんだろうね

    1. >>4
      別記事で海外コメント見たけど、その下りに言及してるの君だけだよ。

      1. >>12
        う~ん、正直4の方と同じ事思ってしまったよ…
        責任もって里子に出してるとはいえ、一度でも自分の勝手で犬を手放したらまた次の犬を飼おうとは思えないなぁ

    2. ※4 気持ち分かるよ。
      近所でも、交通事故や熱中症、放し飼いで
      犬を失くした人がまた飼っているのに、
      フクザツな心境になる。
      せめて保護犬のパグにしてほしかったなー。
      弟くんの件は、想像なんだけどぜん息とかで
      主治医のキビシイ指導があったかもしれない。
      自分が保護子猫を譲渡した里親さん宅のご老人が
      呼吸困難を起こした時がそうで、出戻った事がある。
      一方メキシコでは、子供がぜん息だと
      犬を飼う事を医師が勧めるらしいよ。
      理由の1つは、いっしょに体を動かす事が病気に良いから。

    3. >>4
      言い方はイヤミっぽいけど言いたいことはわかる気がする。
      犬がいなくなっちゃったのも親の不注意からだし、なんだか犬を替えのきくおもちゃみたいに軽く見てるようで…

      1. ※25
        なんでそんなふうに読み取れるのかなあ
        自分は”パイパーがいなくなってカーターくんがものすごく落ち込んでる”って時点で家族や親友同様に思ってるって感じたんだけどねえ
        そもそも替えの聞くおもちゃだと思ってたら探さないだろうし
        何より可愛がってても不注意でいなくなって見失うことあるよ
        うちだってうっかりドア開けてたら飼ってるネコ逃げちゃったこと何度かあるし
        いずれも必死で探してすぐに見つかったからいいけど見つからなかったらもう不安でしょうがなくなるさ

        1. ※29
          ※25の感覚は特別おかしいとは思わないな。意地悪とも思わない。
          もちろん犬と会えてよかったねという気持ちもあるけれど、
          話をちゃんと読んでいると、細部にひっかかるというか、
          いろいろと微妙なものを感じるよ。

        2. >>29
          カーターくんのことを言ってるんじゃない、親のことを言ってるの。
          カーターくんは何も悪くないよ。ていうかむしろ被害者…

  5. ホッホッホ
    良かったのう。仲良くするんじゃぞ
    シャンシャンシャン…

  6. もらい泣きしちゃった……本当に良かった
    うちにもパイパーそっくりの猫がいて、大好きだったよ。

  7. パイパー、カーターくんが出てきた瞬間に振り返ってるの、ほんと不思議。犬たちの感じている世界はどんななんだろう。目も耳も鼻も鈍いヒトでは味わえない世界なんだろうなぁ。

  8. 映画みたいだね
    動物ものの映画では必ず泣いてしまう自分だが今回ももれなく泣いた

  9. 判別のつけやすい模様のある犬じゃないのに良くパイパーて分かったね
    流石!

  10. もしかしてリード無しで飼ってたのかな?
    色々危ないから家の敷地以外ではリード付けた方がいいのでは

  11. 美談みたいにしてるけど、
    ペット飼うなら逃走対策きちんとすべき
    そこまで責任負えないなら飼うべきじゃない

  12. 車に近付いて来て、パイパーに気付いた
    カーター君が一瞬呆然としてる所で
    涙がぶわっと出てしまいました。
    良い話を教えてくれてありがとう。

  13. いちいち真っ先に落ち度ばかり言う奴、全員そんな事根底では気付いてるけどそんな事よりも戻って良かったねって話なのにだるいよ。逆に馬鹿そうに見える。

  14. 3才の幼児から目を離す人はいないだろう。
    ちょっとした瞬間が命取りになるからね。
    そして犬猫の脳は、永遠に3才児仕様なんだよ。
    それをどうか、忘れないで。

  15. 約二週間も行方知れずとなると、もしかしたら…っていう最悪が頭をよぎっただろうね。無事に見つかって本当に良かった。
    カーター君と対面後、パイパーの尻尾がピロピロしていて可愛い!

  16. 記事読んでも別に飼い主に無責任さとか感じない、今回はたまたま起こってしまった不運な事って感じだけどな
    子どもにしろペットにしろ四六時中目を離さないなんて無理だし次の子迎えるのもカーターくんがずっと望んでたってあるし
    何か文句つけてる人は自分と同じような飼い方愛し方じゃないと認めない!って人なのかな

  17. こんなん見てもたら、速攻で泣くわ。(いま仕事サボってるのバレるやろ!!)

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

動物・鳥類

動物・鳥類についての記事をすべて見る

動画

動画についての記事をすべて見る

最新記事

最新記事をすべて見る