2025年01月11日　Kimama日記

『マグダラのマリア』観たよ

イエスに女性の弟子がいたなんて
知りませんでした。

イエスは、従えていた信徒の中に女性がいて
それは当時の女性の地位の低さから
とても珍しいことであったことは
知っていました。

映像はとてもきれいです。
引きの風景描写がすばらしい。

会話は多くなく、
弟子が誰なのかペトロやユダ以外はわかりませんでした。

マグダラのマリア役の人は
ジャケットの表紙だと少しオバサンぽく見えますが
映画を見ると若々しいです。
特徴は捉えていますが、他の写真はなかったのか
と思いました。

ディスクのみ！

ユダの裏切りの動機が
イエスに危機が起これば、必ず奇跡を起こし
神の国が到来する
という考えだったと描かれていました。
こういう解釈もあるんですね。

イエスの初期の布教が実際どのようなものだったのか
映像として観られるというのも興味深かったです。

イエスは『神の国の到来』といっていましたが、
それが民衆が求めるユダヤの王としてのメシアではないことの
苦悩が描かれていますが、
詳しくない方にはわかりづらいだろうなと思いました。

映画として、尺に収めなければならないので
仕方がないのかもしれませんが、
マグダラのマリアがいかにイエスの信頼を得ていったのか
ということをもう少し、掘り下げて欲しかったです。
そうでないと、説得力が薄いと思います。

マリア(イエスの母、聖母のほう)が出てきますが
とくに民衆からは、慕われていません。
カソリックでは、絶大に崇められているに
淡々としています。

あと、最後の晩餐が
ひもじいナンみたいなパンを食べるだけ
ぶどう酒なんて飲んだりしません。
まぁ、追われる身であったので、
その方が説得力があるとは思いました。

多少なりとも聖書を知っていれば
より楽しめる映画だと思います。

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