レースは〝CETI〟、20億光年の〝断絶〟を
〝コネクト〟してくれる――
ネオユニヴァース(ウマ娘)とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の競走馬「ネオユニヴァース」をモチーフとするウマ娘である。CV:白石晴香
誕生日:5月21日 身長:160cm 体重:宇宙の神秘 スリーサイズ:B79・W52・H77
非常に頭脳明晰で成績優秀なウマ娘。
唯一の欠点は『普通の会話ができないこと』。
あまりに頭がよすぎるためか、難解で独特な発言や行動が目立つ。
そのため周囲から『まるで宇宙人』と評されることもあるが……?
2023年2月22日配信の「ぱかライブTV Vol.26」にて発表されたウマ娘。日本有数の一口馬主クラブ・社台レースホースの所有馬としては初のウマ娘化となる。
なおこの時、新規キービジュアルが直前にTV番組の次回予告で流出してしまって発表ウマ娘がバレ気味だったのだが、彼女はかなり後ろの方に居たおかげで特定できるほど細部が見えず、うまいことサプライズ性が保たれていた。まあ仮に細部まで見えていても、金髪=栗毛というデザインの原則から外れる鹿毛かつ、それまで実装実績のない社台RHのネオユニと判断するのは難しかったかもしれないが。
金髪・水色インナーカラーのふわふわのロングヘアーをした、どこか不思議な印象のウマ娘。モチーフ馬は鹿毛であり、青髪のツインターボやケイエスミラクルと同様、金髪はモチーフ馬のつけていた黄色のメンコや、社台レースホースの黄色に黒縦縞の勝負服からであろう。
一人称は「ネオユニヴァース」。一部の状況では『わたし』(二重鉤括弧つき)と表現する場合もある。
宇宙に関する用語を始めとして特殊な語彙で物事を形容するうえに、“STDA” “REEN”など、意味のある言葉をしばしばアルファベット4文字に圧縮して言う(文字数はたまに異なる場合もある)。前述の“STDA”は「ストゥーダ」と読むなど発声時は概ねひとつながりの言葉として読む形だが、稀に1文字ずつ分けた読み方のこともある。
時たま「『(動詞)』を(動詞)」といったカタコトのような表現をし、肯定・否定の意を示す時は英語で「アファーマティブ」「ネガティブ」と言い、感嘆する物事に対して「スフィーラ」という謎の言葉を用いる。おまけに、発言のみならず、しばしば超常現象としか思えない出来事も引き起こされる。
そんなコミュニケーションの難儀さとは裏腹に、本人としては他者と関わり繋がる――“コネクト”することを好む。
回想によると幼い頃からこんな感じのようで(ただし一人称は「ユニ」)、何らかの研究者であるらしい父親(パパ)も対話に苦労していた様子。
作中で略して呼ばれる時は基本的に「ユニヴァース」だが、自分で「ネオユニ」と略した場面もある他、育成シナリオ内では普段「ユニヴァース」と呼ぶトレーナーが、重要な場面では「ネオ」と呼ぶことがある。
勝負服は宇宙服を模したデザインの萌え袖ダボダボパーカー。アグネスタキオンやサトノダイヤモンド、キョンシーデジたんなどの他の萌え袖勢はライブでも手が全く見えないが、ネオユニは角度によっては手が見える。なお、3Dモデルを見る限りパーカーの下は前開き白レオタード+黒チューブトップスという装いの模様。ふーん、叡智じゃん
「(制服の)長い靴下は帰ってすぐ離脱する(=脱ぐ)」という発言もあるので、密着する面積が多いことが嫌だったりするのかもしれない。
「唯一の欠点は『普通の会話ができないこと』」というのは、モチーフ馬の主戦騎手だったミルコ・デムーロがネオユニヴァースの欠点を聞かれて「人間の言葉を喋れないことぐらいだ」と答えたエピソードが由来だろう。
ちなみにウマ娘化の発表前、2022年6月に実装されたスイープトウショウの育成シナリオにおいてゼンノロブロイの同期のダービーウマ娘が登場するが、「ああっ、応援ありがとう!君たちに勇気を与えられたなら何よりだよ!」という、ウマ娘ネオユニなら絶対に言わないであろう台詞がある。スイープの育成シナリオが制作された時点では、まだキャラが決まっていなかったらしい。
一方、2022年12月実装のゼンノロブロイのウマ娘ストーリーにおいては、ロブロイが宇宙を背景に「やる事が全部『すこし不思議』なのに実はものすご~く頭のいいウマ娘」について言及する場面があり、この時点ではさすがにある程度以上キャラの方向性が決まっていたようだ。
2016年のウマ娘プロジェクト初期発表時には、名前を伏せて18人のウマ娘達が公開された。その中には社台系列の一口馬主クラブ・サンデーレーシング所有のオルフェーヴルおよびブエナビスタがモチーフと思われるウマ娘がいたが、その後名前が明かされるどころか存在に触れられることすらなくフェードアウトしている。
社台RH所有の競走馬もこれまで正式なウマ娘としては1頭もウマ娘化されておらず、『ウマ娘 シンデレラグレイ』では、サッカーボーイがディクタストライカ、ダイナアクトレスがダイナムヒロインという変名ウマ娘に変更されて登場していた[1]。
サンデーレーシング・社台RHのみならず、社台グループの吉田家所有の馬や、同じ社台系クラブのキャロットファーム・シルクレーシングの所有馬も2022年まで一切ウマ娘化されていなかった。
そのためウマ娘ファンの間では「社台グループから出演NGが出ている」「一口馬主クラブの馬は権利が複雑で交渉困難なのではないか」という憶測や噂が立っていた[2]が、キャリアの最晩年に社台グループ関係者がオーナーに交代したジャングルポケットと共に本馬のウマ娘化が発表され、社台系列の所有馬からはジャンポケとともに初のウマ娘化となった。そのため発表時、Twitterでは「社台解禁」や「社台OK」がトレンド入りすることになった。
ステータス(☆3) | |||||||||||||||||||
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スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ | |||||||||||||||
92 | 83 | 92 | 79 | 104 | |||||||||||||||
バ場適性 | |||||||||||||||||||
芝 | ダート | ||||||||||||||||||
A | G | ||||||||||||||||||
距離適性 | |||||||||||||||||||
短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 | ||||||||||||||||
G | B | A | B | ||||||||||||||||
脚質適性 | |||||||||||||||||||
逃げ | 先行 | 差し | 追込 | ||||||||||||||||
G | A | A | C | ||||||||||||||||
成長率 | |||||||||||||||||||
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固有スキル『アド・アストラ』 | |||||||||||||||||||
レース中間付近で中団にいると速度が上がる、中距離レースで7回以上スキルを使っているとすごく上がる | |||||||||||||||||||
ウマ娘テンプレートボックス |
2023年4月19日に育成ウマ娘が実装。
初顔見せはこの1ヶ月前、発表からは1ヶ月後のシンボリクリスエスの育成シナリオにてレースライバルとして登場する形だったが、その一見での理解しにくさもあって特別に目立ってはおらず、またこのタイミングでは他に実装されそうな候補も多かったことから、驚きをもって迎えられた。
距離適性はB以上3つと万能だが、スキルは完全に中距離特化。
スキルを大量に発動する必要があるユニークな新スキル「ルミネセンス(イグニッション)」に加え、固有スキルまで発動回数を参照する。育成途中にポテンシャルを発揮するのは難しいと言えるが、並の固有相当としては常に発動できるため、コース条件が厳しい固有よりはマシではある。
適性Aの先行・差しはどちらかを参照するスキルがなく、固有スキルの条件はどちらでも位置が合わないリスクはあるため一長一短だが、育成イベント内では差し用のスキルのみ渡されるため、想定としては差しのようだ。
人間の言葉を喋れないだけで非常に頭の良い馬だと言われていただけあり、エアシャカール以来の賢さ+30%持ちとなっている。あっちは元を辿ると頭の良さとは全然違う由来だが……
このスキル発動数を参照する固有スキルと「ルミネセンス」、条件が厳しい分効果はかなり優秀で、うまく発動するとグイグイ前に出て行ってくれる。そこから適切な加速スキルと接続できたときはとても強力。皐月賞で「垂れウマ回避」が貰えるのもありがたく、中距離のチャンミやLoHではバリバリのエースが務まる性能である。
ただしその発動条件ゆえに、条件に合わせた緑スキルや序盤・中盤スキルをたくさん取っていくことが必要となり、仕上がったネオユニを育てる難易度は高い。
ちなみに、ネオユニヴァースの史実での戦績は「13戦7勝」で、スキル発動回数のそれぞれの指定はそれに掛かっているのではとも。
目標レースは完全に王道路線。史実での3歳時の挑戦を踏まえ、初めて「クラシック級宝塚記念」が育成目標に入ることとなった(過去の育成実装ウマ娘ではウオッカも挑戦しているが、あちらは目標に採用されなかった)。なお長距離の2戦は、適性Bで飛び抜けたライバルはいないという大して難しくない条件ながらどちらも「出走」になっている。マイルもメイクデビューだけなので完全に中距離に的を絞ってもよく、難度は低めと言える。グラマスシナリオでは中距離を余分に積み増さない限りGURがマイル必至なのでそこはちょっと注意。
しかし、何より話題を呼んだのはその育成シナリオ。まるで未来を知っているかのように周囲のレース結果を予知できるユニヴァースが「2年後の天皇賞(春)の時に訪れる」と言う、大きな困難“GATE”を念頭に物語が展開していくのだが、クラシック級のジャパンカップ後、ネオユニヴァースは一つの秘密を明かし、そこで物語は大きな転換点を迎える。
その秘密とは、自分は異なる「ネオユニヴァース」が居る「別宇宙(アナザーバース)」で起きた出来事を“観測”しているのだということ、そして“GATE”はそのネオユニヴァースの“観測”が途切れる原因となる出来事であるということ。プレイヤーからすればそれは明らかに「史実の競走馬ネオユニヴァースと、彼が生きた『この世界』」のことだが、もちろんゲーム内のトレーナーとネオユニヴァースにとってはそんなことはわからない。
ともあれそこからは我々プレイヤーの知る「史実」とウマ娘世界との関係、ゼンノロブロイの育成シナリオでも触れられていた"大王"と"特異点"の存在、そして競走馬ネオユニヴァースと、彼に人生を変えられ、そして彼を愛したひとりの騎手の物語を軸に、非常に濃厚、そしてウマ娘の世界観の深い部分にもこれ以上ないほど踏み込んだシナリオが展開されていく。これからプレイする人は、ぜひ副読本としてミルコ・デムーロ騎手がネオユニヴァースに対する思い入れを語ったインタビュー記事(ネット上で読めるものでOK)などを用意して読んでもらいたい。
グッドエンディングが衝撃的な内容となっている一方で、ノーマルエンドもデムーロがネオユニの仔と海の向こうで為し遂げた偉業などまた別の史実要素を盛り込んでおりこちらも必見。ギャラリーキーの使いどころ。
なお、シニア級では大阪杯・天皇賞(春)・宝塚記念の春シニア三冠達成、また天皇賞(秋)・ジャパンカップ・有馬記念の秋シニア三冠達成(いずれも最後の一冠のみ目標外)でそれぞれ隠しイベントがあり、前者はステアップ+「差し切り体勢」「キレる脚」のヒントが貰える強力なイベント。後者は特にボーナスはないが、エピソードとしては是非両方ともチェックしてもらいたい。
21世紀になって初めて三冠の称号に挑んだ、2003年のクラシック二冠馬。そして「一人のイタリア人」の人生を変える源流になった名馬である。
2000年5月21日生まれ。父*サンデーサイレンス、母*ポインテッドパス。社台ファームで生まれ、そのまま一口馬主クラブ・社台レースホースの所有となった、ゴリゴリの社台馬である。クラブ募集価格は7000万円と当時のSS産駒としてはそれほど高いわけではなく、当初はそこまで大きく期待されていたというほどでもない、そこそこの期待馬ぐらいのポジションであった。
2歳11月の新馬戦をデビュー勝ちし、中京2歳Sを3着。3歳初戦の白梅賞(500万下)で後のNHKマイルカップ馬ウインクリューガーなどを破って2勝目を挙げると、きさらぎ賞(GⅢ)とスプリングステークス(GⅡ)を連勝して一気にクラシックの最有力候補に躍り出る。
スプリングSからはそれまで主戦だった福永祐一が同路線のエイシンチャンプを優先したため、新たに鞍上を迎え入れていた。そこで白羽の矢が立ったのが、イタリアから短期騎手免許制度で参戦したミルコ・デムーロだった。
1番人気に支持された皐月賞では4コーナーで不利を受けながら馬群を割って抜け出し、サクラプレジデントとの熾烈な追い比べを制して勝利。デムーロがレース直後、興奮のあまりに隣のサクラプレジデント鞍上田中勝春の頭をしばいたシーンが有名。ウマ娘ではしばかれるのはトレーナーになった。
重馬場となった日本ダービーではデムーロの好騎乗に導かれ、ゼンノロブロイらを退けて二冠達成。デムーロは外国人初の東京優駿勝利騎手となった。その勢いに乗って3歳馬ながら果敢に宝塚記念に挑んだが、古馬の壁は高く4着に終わった。
秋初戦は神戸新聞杯。デムーロの短期免許失効に伴い福永祐一を背に挑むがゼンノロブロイに完敗の3着。三冠へやや暗雲が漂う流れとなったが、ナリタブライアン以来、21世紀最初の三冠馬の誕生に期待が高まり、JRAはデムーロの騎乗を可能とするべく短期免許規定改定を行い[3]、菊花賞は再びデムーロが鞍上に戻る。しかしザッツザプレンティの安藤勝己が仕掛けたロングスパートを捕らえられず3着に敗れ、三冠の夢は儚く散った。ジャパンカップでもタップダンスシチーの9馬身差逃げ切りの後ろで4着。
明けて4歳は産経大阪杯(当時GⅡ)を勝ったものの、ゼンノロブロイ・リンカーン・ザッツザプレンティと「4歳4強」を形成した天皇賞(春)は伏兵イングランディーレの大逃げ圧勝を許し10着に惨敗。
その後、宝塚記念へ向けた調整中に浅屈腱炎と球節亀裂骨折を発症、現役を引退した。骨折はおそらく天皇賞(春)のレース中に発症していたと見られ、担当厩務員は「痛めていることに早く気付いていれば……」と悔いたという。
引退後は種牡馬となり、日本馬として初めてドバイワールドカップを勝ったヴィクトワールピサを筆頭に、2009年の皐月賞・ダービー馬のアンライバルドとロジユニヴァース、2017年QE2世Cを勝ったネオリアリズム、「はなみずき賞さん」ことサウンズオブアースなどを送り出して一定の存在感を示した。2021年3月8日、種付け中の事故により死亡。21歳であった。
現在はJRA所属として活躍する日本通イタリア人、ミルコ・デムーロは「絶対に忘れられない」「僕が一番愛していた馬」と同馬を回想する。外国人騎手初のダービージョッキーという称号を獲得した際、「外国人の自分がダービーを勝ってしまってブーイングされるのでは」と思っていたところに、数万人の「ミルコ」コールを浴びたことが後にJRA所属を目指すきっかけとなり、仔のヴィクトワールピサ(とその娘ジュエラー)でもGⅠ制覇を達成するなど、デムーロ騎手の人生を大きく変えた馬がこのネオユニヴァースだったのである。おかげでウマ娘のネオユニちゃんが詳細不明なうちから豆腐や納豆を食ったりデムーロジャンプをキメるイラストがあちこちで描かれることとなった……が、いざ本格実装されるとその予想とは異なる形で濃厚なデムーロ要素が盛り込まれていたのであった。
ちなみに馬名の由来はL'Arc~en~Cielの楽曲「NEO UNIVERSE」。育成シナリオ内でもハッキリとは表現されないが、ネオユニがあるバンドのプログレッシヴロックを思い出の曲としていたり、「ネオユニヴァースそのもの」だという曲をカラオケで歌ったりする。
なお2003年の宝塚記念の際、hydeはネオユニヴァースの馬券を1万円買ったが4着に敗れため、同日のライブのMCで「今後ネオユニヴァースが勝つまで『NEO UNIVERSE』はやりません」と発言、翌年の大阪杯でネオユニヴァースが勝つまで本当にライブで封印されてしまったという逸話があったりする。
詳細は当該記事へ→ネオユニヴァース
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掲示板
457 ななしのよっしん
2025/01/05(日) 23:26:06 ID: 7fctsf6tfU
別衣装やサポカに関しての記述の追記がまだ無かったのね。
というかウマ娘関連の記事は全体的にゲーム内の事に関する追記が全然ないんだよね。
458 ななしのよっしん
2025/01/05(日) 23:38:32 ID: C7bOWl+CPa
>>457
サポカや別衣裳については未所持だと書きづらいし環境が変わると評価も変わるし
「引いた人が更新する」をやるには純粋に編集者の人数が足りてないのよ
自分も別衣裳とサポカは持ってないからちょっと書けない
459 ななしのよっしん
2025/01/09(木) 16:05:45 ID: 7vrPq0TRjw
大百科のウマ娘記事はサービス初年度から一切追記なしも多いからな
1周年調整の更新はあっても2周年目からのは無いがち
急上昇ワード改
最終更新:2025/01/10(金) 15:00
最終更新:2025/01/10(金) 15:00
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