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「お花畑」への挑戦4: ネットで以下の様な詩?と英訳をみつけました: 「あなたとの出会いは、かけがいのない大切なもの。 だからあなたと一緒にいられる時間を大事に過ごそう。 お互い心をこめて接しよう。」 "We should cherish the moment we spend together and treat each other with respect because our encounter is precious." 正直、この英訳はそんなにいい訳ではないと思います。 ただ、こんなものを訳せと言われたら、多くの翻訳者は、 こんな日本人独特のセンスをどうやって英語にするんだ?とか、 内容がなさ過ぎて、ままごとみたいで、やる気が出ないわ、 と思うはずです(笑) これ一体何?ですよね! なので、こんな英訳を見る場合、この翻訳はダメ!ではなくて、 ここを差し引いて考えないといけません。 粗探しをしてるのでなく、勉強してるんですから。 まず、「真心」と並んで、日本人の大好きな「かけがいのない」が 登場します。 ここでは文の順番を変えて"our encounter is precious"と訳してますが、 それだと、ちょっと奇妙になりませんでしょうか? 英米人の発想だと、 「あなたと出会ったことが私の人生で一番の出来事だった」 みたいに表現するのが普通ではないでしょうか? "My encounter with you has been the most precious thing that happened in my life."みたいに。 2番目の文は、 "cherish the moment we spend together"となっていて、 英米でもこんなことは言わなくはないと思いますが、 最後の「お互い心をこめて接しよう」を"treat each other with respect" と処理するのは考えものです(笑) 日本語でも「心をこめて接する」はあまり言わないと思います。 そこで質問: もしもあなたが3万円出すから!と言われて、この文のみを 文脈に沿って訳すとしたら、どう訳しますか?

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回答(1件)

3万円ですか(笑)。では、ちょっと本気を出して訳してみましょう。 まず、この日本語の難しさは「意味が浅い」のではなく、「余白が多すぎる」点にあります。 論理ではなく、情感の呼吸でできている。英語にすると、この“間”がすぐ消えてしまうんです。 だから、あえて少し情景を添えて訳す方が自然です。たとえば―― “Meeting you has been one of the quiet blessings in my life. So let’s make the moments we share gentle and sincere, with a little kindness in everything we do.” 「かけがえのない」は“precious”よりも、“quiet blessing(静かな恵み)”の方が、 日本語の控えめな温度に近い気がします。 そして「心をこめて接する」は“treat with respect”のような道徳語ではなく、 “gentle and sincere”とした方が、感情のやわらかさが出る。 つまり、これは“詩を訳す”というより、“空気を翻訳する”作業なんですよね。 3万円で買えるのは言葉そのものじゃなく、言葉の奥にある「沈黙の温度」かもしれません(笑)。

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「言葉の奥にある『沈黙の温度』」は大切ですよね。 でも、その「沈黙」や「間合い」に大きな意味を与えるのは 言葉だったりします。 言葉と沈黙はセットになってる、なので、なかなか大変です。 いつも、こんなゲテモノばかりですみませんが、 (残念ながら、3万円もないし)、 いつも、この日本語、どうなんだろう?と思うんです。 奈良の大仏も日光東照宮も「発信型」ですが、 こういうのもやはり期せずして「発信型」になりますよね(笑) Blessingはすごくいいですよね。 訳す時は、発信者の気持ちになることが大切と思ってますが、 こういう発信者の気持ちにはなかなかなることができません。 また、一般的に多くの翻訳がここまで押さえてやってないでしょうから、 情報は伝わっても、「空気」は伝わってないだろうなぁと思います。 でも、これで国際社会はそれなりに動いてるんですから、 不思議といえば不思議です(笑)

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