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東野圭吾の「白馬山荘殺人事件」について質問です 一応念のため、ネタバレ注意にしておきます 未読の方は、ご注意ください 今更なんですけど、最近はじめて読んで 先ほどやっと読み終わったんですけど 個人的に物凄い謎が残ってモヤモヤしております笑 最初は沢村マコトが男と思っていたのですけど 山荘付近到着時点でドクター夫人がマコトが女性であるような 指摘部分に驚愕し、 あ、なるほど、ガタイのいい女性だったのかと そこから終盤まではずっとそう思っていたのですけど 最後の最後で、やっぱり男かも!? ーーと思わせるような台詞というか文章で終わります 物語でここがもう超絶一番驚愕してしまいました笑 まぁたぶん東野圭吾的に、読者に含みを持たす意味でもあると思いますが みなさんは、マコトの性別はどっちだと思いますか? 超絶モヤモヤしております……よろしくお願いいたします

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回答(1件)

こんにちは 東野圭吾『白馬山荘殺人事件』の沢村マコトの性別に関するモヤモヤ、とてもよく分かります。 ※以下、ネタバレを含みますので未読の方はご注意ください。 この作品は、雪に閉ざされた山荘を舞台にした本格ミステリーで、外部との連絡が絶たれた中、次々と起こる殺人事件と、登場人物たちの心理戦が描かれます。 沢村マコトはその中でも特に謎めいた存在で、読者の視点を巧みに揺さぶる役割を担っています。 物語序盤では、マコトは男性として登場しますが、山荘到着後にドクター夫人が「女性では?」と示唆する場面があり、読者は一転して「実は女性だったのか」と認識を改めます。 そこから終盤まで、マコトは“ガタイの良い女性”として描かれているように見えます。 しかし、物語のラストで再び「やっぱり男性だったのでは?」と思わせるような描写があり、読者は混乱と驚きの中で物語を閉じることになります。 この曖昧さは、東野圭吾作品らしい読者への挑戦とも言える演出です。 性別という一見明確な属性を、あえて揺らがせることで、読者は「自分が何を根拠に人物像を構築していたのか」を問われることになります。 マコトの性別が物語の核心に直接関わるわけではないからこそ、東野はその部分を曖昧に残し、読者の想像力に委ねたのではないでしょうか。 個人的には、マコトの性別は“どちらとも断定できない”ままにしておくのが、この作品の余韻を最大限に味わう方法だと思います。 読者それぞれが自分の中で「マコトはこうだった」と思い描くことで、物語がより深く自分の中に残るのです。 モヤモヤは、ある意味で東野圭吾の術中にハマった証です。 その違和感こそが、読後の余韻を豊かにしてくれるのだと思います。

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ご回答ありがとうございます! やはり東野マジックにハメられた感じなんですね笑 昔ですけど「どちらか彼女を殺した」も読んで モヤモヤさせられていたので、東野圭吾らしいな、とは思いました笑 (時系列では白馬が先に発表されていますけど…) 男と女の友情は肉体関係がなければ成立すると 個人的には思っているので、それに近いものも感じました そしてラスト2行目の"菜穂子が面白そうに笑った" ーーにも、してやられた感じです笑 ストーリーやトリックは大したことがなく 上条の素性に驚いたくらいで 全体的に面白味にかけていましたけど 最後の最後の強烈な謎に余韻に浸れせてくれて この作品もまた好きなひとつになりました 詳しく解説してくださり感謝しています 初期の作品でもあるのか、なかなか閲覧していただけてなかったので 回答は諦めていたのですけど、いただけて嬉しかったです 本当にありがとうございます!