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【作品例】訳あってショートショートを書きました。 遠慮なく感想を投稿して下さい。 【なんて日だ】 やれやれだ、俺様とした事が見事にしくじった。 結構派手目に跳ね飛ばされたからな。 急に飛び出した俺様にも落ち度があるが、躊躇せずに突っ込んで来るのも、どうかしてやがる。 あれだけ派手に跳ね飛ばされれば、大怪我だけでは済まない筈だ。 瀕死の俺様を助ける、酔狂な奴が居るとは思えない。 さて、此処は一体何処なのだ? 横たわっている感覚なので、身体を起こしてみる。難なく動いた。 手足も動くし、痛みもない。やっぱりな。 俗に言うあの世という世界か、それとも異世界転生と言う奴か。 フンッ!どちらでも構わない。 どうしたものか、気掛かりな事はあるのだが、確認する術がない。 周囲を見回すと、草原か草叢の様な場所にいる。 草特有の匂いがしないのが、訝しい。俺様は、匂いには敏感な方だ。 こういう場合、この世の住人か案内人が、そろそろお出ましの筈だがな。 ほら、都合よく人影らしき物が見えてきたじゃないか。 さてさて、どんな人物がやってくるのやら。 女か?女に見える。どう見ても女の服装だし、女にしか見えない。 おい女。ここは何処なのだ?聞こえないのかっ! 距離があって聞こえ辛いのか、声を荒げてみると、ようやく俺様に気がついた様だ。 おい女。ここは何処だと聞いている。 「&#な&&%$#%い」 聞き取れない、それ以前に理解ができない。 「コンニチハ」 コンニチハだと?何とも日常の御挨拶で些か拍子抜けだ。 おい女、ここは何処なのだ。 「ココはドコ。ミナおなじことキク」 見下しながらも、答えてはくれた。 「$%#&ぴあ#$%VENテンゴきゅ。どれがいい?」 どれでもいい。矢張りあの世には違いない、俺様はこれから 「ナニもない。ナニものでもない、ギムもシメイもない」 こいつは驚いた。俺様の頭の中を見透かしてやがる。 冒険やら強敵やら何某かの試練とやらが待っている筈ではないのか? パターンとしては、その流れだろうさ。 「冒険?さんぽならジユウにすればイイ」 相変わらず見下したまま、拍子抜けした答えをする女だ。 「オンな・・・」 何だ、気に障ったのか?俺様にしてみれば女は女だ。 俺様以外は、子供と友達と女と大人だけだ。それだけだ。 「デワごきゲンよう」 おいちょっと待て、何処へ行くつもりだ女。まだ確認したい事が 「%&&&#“(」 クソっ!距離が離れて聞き取れん!おい待て女! 俺様の側にいた子供はどうした?どうなった! おい!待ておい!クッ最大限の大声で女に声を掛ける。 「ワンッ!ワンワンワンッ!」 おしまい

補足

申し訳ありません。コイン設定を失念してました。

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回答(2件)

ちょっと惜しい。主人公が犬だった、というのはそこまで悪いオチでは無いけど、だったら犬が異世界転生のお約束を把握していたり、女の人の話が理解できないことに違和感を覚えたりするだろうか?と思ってしまう。(動物が人間の言葉を理解する話は漫画とかだとよくあるけど、このオチでそれを前提にしちゃいけない気がする) あとは異世界の設定がやたら珍妙。主人公が犬でした、というオチなら異世界自体は典型的なファンタジー世界で良い気はする。今後もこの世界で冒険する話を連載するならこれでも良いけど、ここで終わるのに不要な設定は出さない方が良いと思う。

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申し訳ありません。「俺様は、匂いには敏感な方だ。」で犬か猫、嗅覚を強調しているので多分犬、と推測できてしまいました。 ただ読者を騙すだけの文章であり、面白味がありません。 言い方は変ですが、起承転結が無いのです。ダラダラと「読者を騙すだけの文章」が続いているだけ。なので読んでいて飽きてきて、余計なオチの方向性にまで思索が飛んでしまうのです。 ショートショートを書くのであれば、落語は必修ではないでしょうか。オチとは伏線の回収です。オチ以外が伏線しか無いのであれば、それはちっとも伏せていません。モロバレです。 どうなるのか解らない。これでは駄目です。こうなるだろう、と読者が予想していたところへ、その予想の大前提が実は勘違いでした、となるように構成されているからこそ、オチに意味が出てくるのです。 言うは易く行うは難しの典型のような話ですが、注意しておいた方が良いと思います。