回答(3件)

制御性T細胞(Treg)は、かつてサプレッサーT細胞と呼ばれていた免疫抑制性T細胞の概念を現代の分子生物学の知見に基づいて再定義した細胞群です。1970年代~80年代にかけて提唱されたサプレッサーT細胞は、実体が不明確であったため一時期、存在が疑問視され、否定された経緯がありましたが2000年、日本の坂〇博士らの研究チームが、転写因子Foxp3を発現する特定のT細胞を同定し、この細胞が実際に免疫応答の抑制という中心的な役割を担っていることを明確に証明しました。この画期的な発見により、免疫システムの自己制御機構が分子レベルで解明され、その知見は自己免疫疾患やアレルギーの病態理解と、新しい治療法開発に大きな進展をもたらしています。

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細胞の由来や免疫抑制の仕方が想定とは異なるので、その存在が否定されちゃったのです。

この細胞の機能は、神経系でいえば、交感神経系に対する副交感神経系のような機能なのです。人体の機能は、一方は促進させ、他方は抑制する2つの機能が働くことによって、一定の範囲内に収まるようになっているのです。 それは免疫系であっても当然であり例外はないといってよい。だから、有って当然であり、無いと主張した医師たちのほうがバカなのですよ。

以前 教科書等によく載っていた Suppressor T-cellのことです