爆死映画について質問です。 ポッピンqが爆死映画の代表に挙げられていることが気に食いません。 批判する人たちは、ダンスで世界を救う彼女達の活躍や、ダンスに賭ける彼女達の熱い想いが伝わらなかったからでしょうか？それとも他の理由があるのでしょうか？

「ポッピンQ」（2016）は公開直後に映画館に見に行きましたが、特に他に客がいなかったという記憶もなく、「ターゲット不鮮明な内容だな」と感じただけです。 映画自体が不入りで、すぐに打ち切られたというのは後で知ったのですが、興行的なことで言えば「あの内容では仕方ないかな」というだけです。 出来が悪いというより、東映アニメーション創立60周年記念作を謳っていながら、「どういう層を狙って作っているのか全くわからなかったから」です。 60周年というからには、昭和時代に東映動画時代の長編アニメを見ていた大人世代も楽しめる内容かな？と思っていたのですが、中学3年生が主人公のはずなのに、異世界に入ってからの展開は「幼稚園児向け」のお遊戯ファンタジー。 でも、客席には小さな子供なんて一人もいなかったんですよ。 この段階で、作品内容と客層が大きくずれていたわけで、東映の宣伝の不味さが露呈したというしかありません。 最初から未就学児向けのファンタジーとして割り切って見れば、それなりの出来だったのですが、ラストに、次回作の予告みたいな動画がついていて、高校を舞台にした活劇みたいなタッチになっていたので、見ている側としては混乱するだけです。 続編ありきの設定にしては、「ポッピンQ」は1作目としてのインパクト不足というしかありません。