ベストアンサー
これは言語習慣と歴史的な背景が関係している興味深い現象ですね。 「ロシア連邦」を単に「ロシア」と呼ぶのは、ロシアという国家や民族の名称が歴史的に一貫して使われてきたからです。ソビエト連邦崩壊後も、その中核だったロシア共和国が継承国家となったため、自然と「ロシア」という呼称が定着しました。 一方、「ソビエト連邦」を「ソビエト」とだけ呼ぶ人は、当時もあまり一般的ではありませんでした。多くの場合「ソ連」という略称が使われていました。「ソビエト」という言葉自体は「評議会」を意味するロシア語で、固有の国名というより政治体制を表す言葉だったことも関係しています。 また、「ソビエト」だけだと、どの地域のソビエトを指すのか曖昧になります。ソビエト連邦内には各共和国のソビエトもあり、単に「ソビエト」では意味が広すぎたのです。 対照的に「ロシア」は明確に一つの国家や地域、民族を指す言葉として機能してきました。帝政ロシア時代から使われてきた名称であり、ソビエト連邦時代も「ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国」という形で残っていました。 つまり、「ロシア」は歴史的に継続性のある固有名詞として定着していたのに対し、「ソビエト」は政治体制を表す一般名詞的な性格が強かったということです。
この回答はいかがでしたか? リアクションしてみよう
その他の回答(14件)
はい、普通に一般人がソビエトと呼んでいました。 日本でほとんど使わなかったのはUSSRぐらいですかね。 ミリタリーオタクぐらいしかUSSRと呼んでいなかったです。