サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
2024年ランキング
zukai-kikenbutu.com
化学反応式において、ある反応『A + B ⇄ AB』が起こるとき、左辺から右辺へ進む反応『A + B → AB』を正反応(せいはんのう)、右辺から左辺へ進む反応『A + B ← AB』を逆反応(ぎゃくはんのう)といいます。 化学平衡の話に入る前にまず可逆反応と不可逆反応について見ていきましょう。 可逆反応 可逆反応(かぎゃくはんのう)とは、正反応、逆反応のどちらにも進行できる反応のことをいいます。正反応と逆反応の反応速度の差が、見かけ上の反応速度になります。 不可逆反応 不可逆反応(ふかぎゃくはんのう)とは、一方向にしか進まない(正反応しか起こらない)反応のことをいいます。 ル・シャトリエの原理(平衡移動の原理) ル・シャトリエの原理(またはル・シャトリエの法則)とは、化学反応が平衡状態にあるとき、反応条件(濃度、圧力、温度)を変化させると、その変化を打ち消すように反応が進み、新たな平衡状
酸化と還元は、日常生活でもよく見られる化学反応の1つです。 例えば、金属のサビ(腐食)や燃焼は酸化反応です。また鉄は、鉄鉱石(酸化鉄)とコークスの反応で生成されますが、これは還元反応です。 この酸化と還元は、酸素、水素、電子のやり取りに着目した3つの定義があります。詳しく見ていきましょう。 酸素のやり取りによる定義 物質が酸素と化合する反応を酸化(さんか)、酸素を失う反応を還元(かんげん)といいます。 例えば、10円玉は、銅(Cu)でできていますが、空気中の酸素で徐々に酸化され、酸化銅(Ⅱ)(CuO)になるため褐色に変色していきます。 これを化学反応式で表すと次の様になります。 2Cu + O2 → 2CuO このとき、銅(Cu)は酸化され、酸素分子(O2)は還元されています。 また、酸化銅(Ⅱ)(CuO)と水素(H2)の反応では、水素は酸化され、銅が還元されます。 CuO + H2 →
危険物取扱者の有資格者である管理人が、市販の参考書と問題集の中から最も試験で役に立つと感じたものを1冊ずつご紹介します。
危険物取扱者って どんな資格なの? 危険物取扱者とは、「危険物」を取り扱うのに必要な国家資格です。 消防法では、火災の危険性の高い物質を「危険物」として指定しています。 資格は大きく分けて3種類 資格は3種類あり、甲種(こうしゅ)、乙種(おつしゅ)、丙種(へいしゅ)に分けられ、それぞれ扱える物品が異なります。 甲種…第1類から第6類の全ての危険物を扱えます。 乙種…全6類の内、試験に合格した類の危険物を扱えます。 丙種…乙種第4類の内、指定された危険物のみ扱えます。 より詳しい内容は、次のページを確認してみてください。 乙4が一番人気 この内、最も人気のあるのが乙種第4類です。乙4(おつよん)と通称されることも多いです。 乙4の人気の高さは、扱う危険物の種類によるものです。 乙4の試験勉強で学ぶ第4類危険物は、危険物全体の約80%を占めるといわれています。 また、ガソリン、軽油、灯油など身
化学における数の数え方、mol(モル)の単位について学びます。化学の計算で最も重要な概念になります。 1モルとは 物質量 モル質量 1モルとは 1mol(モル)とは、6.02×1023個の集団のことを表します。 物質量 mol(モル)を単位として表した物質の量のことを物質量(ぶっしつりょう)といいます。記号は\(n\)を用います。 昔は物質量のことをモル数といっていました。 物質量の概念を鉛筆の数え方で例えてみましょう。鉛筆は12本の集まりで1ダースと表現しますが、化学の世界では6.02×1023個の集まりを1molと表現します。 余談ですが、コップ1杯(約180g)の水には、約10molの水分子(H2O)が含まれています。 アボガドロ数とアボガドロ定数 物質1molに含まれる粒子の数である6.02×1023という数字は、アボガドロ数(アボガドロすう)と呼ばれています。 または1molあた
危険物取扱者(きけんぶつ とりあつかいしゃ)とは、危険物取扱者試験に合格し、免状の交付を受けた者のことをいいます。みなさんがまさに今、目指しているものですよね。 甲種(こうしゅ)、乙種(おつしゅ)、丙種(へいしゅ)の3種類あり、取り扱える危険物の種類及び権限に違いがあります。 甲種危険物取扱者 乙種危険物取扱者 丙種危険物取扱者 甲種危険物取扱者 - 危険物のエキスパート 第1類~第6類までの全ての類の危険物について、取扱い及び無資格者への立会いができます。6か月以上の実務経験があれば、危険物保安監督者になれます。 乙種危険物取扱者 - 各類の専門家 免状を取得した類の危険物についてのみ取扱い及び立会いができます。6か月以上の実務経験があれば、危険物保安監督者になれます。 取得した類によって扱える物品は次の通りです。 乙種第1類 | 酸化性固体 乙種第2類 | 可燃性固体 乙種第3類 |
第3類危険物には、「自然発火性物質」と「禁水性物質(きんすいせい ぶっしつ)」が指定されています。 「自然発火性物質」は、空気中で自然発火しやすい固体または液体の物質のことを指します。また、「禁水性物質」は水に触れると発火したり可燃性ガスを発生する固体または液体の物質のことです。 第3類危険物の大部分は、自然発火性と禁水性の両方の性質を示します。 ただし、例外として、黄りんとリチウムがあります。「黄りん」は自然発火性のみ示し、「リチウム」は禁水性のみ示します。 共通の特徴、火災予防の方法、消火の方法は次のようになります。 特徴 常温(20℃)で固体または液体である。 大部分は、可燃性である。 可燃性物質だけではなく不燃性物質もある。(炭化カルシウム) 大部分は、自然発火性と禁水性の両方の性質をもつ。 自然発火性のみ有している物質もある。 (黄りん) 禁水性のみ有している物質もある。 (リチ
第2石油類とは、1気圧において引火点が21℃以上70℃未満の引火性液体を指します。引火点が常温(20℃)より高いので、常温では引火しません。 第2類石油類で重要なのは、非水溶性のものでは灯油と軽油、水溶性のものでは酢酸になります。 灯油と軽油は性質が似ていますが、引火点と色、そして、軽油の方が硫黄を多く含んでいるところが異なっています。 灯油(ケロシン) 灯油(とうゆ)とは、沸点160~300℃の原油留分のことです。ケロシンともいいます。 特徴 無色または淡紫黄色(たんしこうしょく)である。 引火点は40℃以上である。 液温が引火点以上になると、引火の危険性はガソリンとほぼ同じになる。 霧状にすると、常温でも引火の危険性がある。(参考:燃焼の難易) ガソリンと混合すると引火しやすくなる。 流動したときに静電気を発生しやすい。 臭気がある。 水より軽い。(液比重が1より小さい。) 水に溶けな
危険物は、引火点や発火点によって危険性が判断されることがあります。 混同しやすい引火点と発火点ですが、その違いを知ることは第4類危険物(引火性液体)を学ぶ上での基礎となる部分なのでしっかり覚えていきましょう。 また、燃焼点は、出題されることが少ないですが参考のため掲載しました。 温度は、高い順から発火点、燃焼点、引火点になります。 引火点(いんかてん)とは、可燃性蒸気が爆発下限値の濃度に達する液温のことです。すなわち、引火点と爆発下限値の温度は同じになります。 また、炎(点火源)を近づけたときに着火して燃焼する最低の液温(要は、火がつく温度)ともいえます。 なお、引火点よりも低い温度でも可燃性蒸気は発生していますが、燃焼範囲に入るほどの濃度ではないということに注意してください。 ちなみに、第4類危険物(引火性液体)は、その危険性を引火点によって定義しています。特に石油類は、引火点によって第
危険物の勉強って化学物質の性質だけでなく、法律も勉強しなければならないし、物理や化学の基本も把握しなければならないし、大変ですよね。 このサイトは、甲種や乙4はもちろん乙1、2、3、5、6まで全ての試験内容を図解でわかりやすく説明します。 さあ、危険物取扱者の資格取得を目指して挑戦していきましょう!!
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『図解でわかる危険物取扱者講座』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く