最近ホットな話題に便乗して 一部で注目を集めはじめたプログラミング言語Zigの言語仕様を眺めていたところ、他のプログラミング言語では見かけない一風変わった算術演算子が提供されるようです。 足し算3種盛 いわゆる「足し算」を行う算術加算について、Zig言語では 3種類の演算子 が提供されます。 +: 通常の算術加算。結果が表現範囲を超える場合、プログラムは未定義動作となる。ビルドモードによってはエラーを報告してプログラム停止する。 +%: 循環(Wrapping)加算。結果が表現範囲を超える場合、値を2の補数表現とみなして下位ビットを代入する。 +|: 飽和(Saturating)加算。結果が表現範囲を超える場合、その整数型の最大値を代入する。 例えば8bit符号無し整数型(u8)/値域[0, 255]における足し算では、それぞれ次の演算結果が得られます。 足し算以外の算術演算に対しても同様