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なにかをとどこおりなく行ったつもりでも、ぼくたちの行為には小さな淀みがひそんでいる。手を伸ばそうとした方向を微修正したり、つかもうと開いた手の開き具合を調整したり。それは必ずしも意識された修正ではない。研究者リードとショーエンヘルは、それをマイクロスリップと名づけている。 たとえば卓上にあるものをつかもうとするときのマイクロスリップには、動作をためらう「躊躇」、手の向きを変える「軌道の変化」、ちょっと触ってから変える「接触」、手の形状を変える「手の形の変化」がある。日本では三嶋博之博士らによって追試がされているけれど、「クリームと砂糖を入れたものと、クリームだけを入れたものをそれぞれ一杯ずつ、計二杯のコーヒーを作る」という課題だと、大学生で平均2.6回のマイクロスリップを起こしたという。米粒などまぎらわしい材料をテーブルに揃えると5.3回にまで増える。 マイクロスリップを起こしにくくする方
生命が陸上にあがるにあたって、酸素濃度が関係していたという説を知ったとき、深く納得したのを覚えている。 およそ4億年前、それまであった3つの大陸がくっついてローラシア大陸が形成された。これによって大陸に囲まれていた内海が消滅、硬骨魚は淡水域(大陸衝突が形成した山脈が雨を降らせ、淡水域を拡大していた)に逃げ込む。 ところが淡水域は低酸素だったため、酸素を効率よく取り込むために、食道が肺に変化したというシナリオだ。 それに先立つ、浅海で海草をかきわけるヒレの発達が足につながったという説を含め、生命による地上進出の準備(足と肺)のいずれもが、適応の中で生まれ、結果として役立てられたというストーリーに、説得力を感じた。 本書は、生命の陸上進出だけではなく、その他の進化や幾度かの絶滅も、「酸素濃度が決めた」と物語る。 ウォードは冒頭に、印象的なエピソードを記している。 ヒマラヤ大山脈を超えていくイン
日本語って、1秒あたりの音節数でいえば、スペイン語と並んで多く、「速い」言葉だったんですね。一方で、遅い言葉としては中国語。 photo credit: the|G|™ ただ、中国語は音節に多くの意味を含んでいて、情報量としては密度がある。つまり、速い言葉と遅い言葉と比べると、速い言葉だからと言って情報を多く伝えられるわけではなく、相手に伝えられる情報のスピードとしては、速い言葉も遅い言葉も変わらないということ。 A recent study of the speech information rate of seven languages concludes that there is considerable variation in the speed at which languages are spoken, but much less variation in how effi
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映画制作の教科書執筆をお手伝いしていた関係で、フレームレートという言葉になじんでいた頃のこと。 映画は一般に1秒間に24コマだけれど、スマートフォンの動画撮影機能の設定では60コマを標準設定にしている。ふと気になって、純 […]
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