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Engineering Manager Advent Calendar 2023 - Adventar 6日目の記事です。 私はこれまで様々なプロダクトの開発チームに入り、Engineering Manager(EM)を務めてきた。EMとしてやっているときに最も悩まされることの第一位が、開発がうまく進められておらず、スケジュールが期日に間に合わないというものだ。スプリント単位でおおよその開発項目をなんとなく決めてマイルストーンを作っていったとして、ベロシティの関係でこのままだとやばそうというのは割と早い段階で気がつくものだ。 こういうとき、QCDS(Quality-Cost-Delivery-Scope)という言葉を思い出して、これらをうまく調整すれば良いのだ・・・・と一瞬考えるが、いやいやちょっと待った。 Qualityつまり品質を落として何とか間に合わせるのは本当に良いことなのか?内部
いきいきAdvent Calendar2021 25日目の記事です。 2021年は対外的な活動はほとんどしなかった。・・・というのも、EM.FMでは話したが、4月から経営学の大学院(ビジネススクール)に通い始めたからだ。しばらくは勉学に集中したいと思ったので、いくつかの登壇のオファーも断り、ひたすら社会人と学生生活を行ったり来たりしていた。 良く、仕事しながらビジネススクールに通うの大変じゃないですかー?と言われる。そのときは、いつも真顔で「まじで大変です。ギリギリです」と答えている。本記事では、昼は社会人、夜は学生として過ごすのは実際のところどうなのか書いていく。 経営に関して全くの無知だった Engineering Manager(EM)はManagerという名前の通り、経営的な観点での意思決定は必要である。本当にお恥ずかしい話なのだが、私はEMとはなんぞやを偉そうに語ったりしていなが
「一つの専門性を突き詰めろ」、という言葉に苦しんだことはないだろうか。 この言葉しっくりくる人は、一つの専門性をひたすら突き詰める職人タイプか、あるいは、I字 ➔ T字 ➔ Π字のようなキャリア形成の仕方を多分想定しているのだろう。 でも、現実には、 全然関係の無い専門性を複数同時に持って価値を出している人 いろんな知識を組み合わせてこれまでとは違う価値を出している人 組織の中ではそこそこの専門性だが趣味の活動がプロ並という人 と、様々な人が組織の中にはいるはずだ。 かくいう私も、一つの専門性を突き詰めるモデルからは外れまくって生きてきた人間だ。 大学では物理学を学び、低温量子物性の理論研究を大学院までしたかと思えば、 最初に入った会社では社会インフラ向けサーバーのカーネルの研究開発をし、 現在の会社ではゲームアプリの開発、Engineering Manager、エンジニア組織の取りまとめ
この記事は、Engineering Manager Advent Calendar 2020の23日目の記事す。 組織は個人で成り立っている これまで様々なチームや組織を見てきて、一つたどり着いた結論として、個人を無視してチームや組織を成り立たせることは不可能だということだ。 一人ひとり様々な事情を抱えてそのチームや組織に参画している。 そのプロダクトが好きで本気で良くしたいと思っている人もいれば、技術力を高めたいと思ってそのチームでの開発を足がかりにしている人もいれば、お金をもらっているので何でもやりますという人もいる。 チームに色々な人がいるのは当然なことで、目的が何であれ、何かしらの縁があってそのチームに参画している。 個人の事情を全く考えずに、チームや組織という単位で常に意思決定しているようであれば、もしかしたらものごとを単純化しすぎてしまっているかもしれない。 個人のキャリアに寄
COVID-19の影響で在宅ワークになり、既に半年が経った。 家で働くことで、仕事と生活がシームレスになった。 仕事の中に生活が取り込まれるし、生活の中に仕事が取り込まれる。 以前は仕事環境と生活環境が物理的に分かれていたことで、知らず識らずのうちに気持ちのスイッチをしていた、ということを初めて実感できた。 逆に言うと、今は気持ちのスイッチがしづらい感覚がある。 とはいえ、スイッチしづらい状況を払拭するのは在宅ワークをしている限りどうあがいても難しいんじゃないか、と思っている。 仕事と生活が分離していたことのメリットは確かにあるが、仕事と生活が一緒になることのメリットもある。 だから、私は仕事と生活を分離させようと考えるのではなく、融合させていこう、と考えるようになった。 本記事では、私がどのように仕事と生活を融合させているか、書いていく。 生活と仕事が両立しやすい環境をつくる 在宅ワーク
RSGT2020が1/8~10に開催された。 昨年は楽しかったの一言に尽きたが、今年はとにかく考えさせられた。 というのも、私にとってここ2~3年のテーマだった、Agile × マネージャーというドンピシャなキーノートがSahotaさんよりあったためだ。 confengine.com 本記事では、このキーノートに焦点をあてる。 マネージャーを否定してはいけない Sahotaさんのセッションで最も印象に残った言葉が、「組織を変革させるとき、誰も取りこぼしてはいけない」というものだ。 私がBas(LeSSの提唱者)の認定スクラムマスターの研修に参加したとき、どんな役割を今やってますか?と質問された。 私はそのときScrumを推進する人ではあったが、Scrum Masterではなかった。なぜなら、私の行う役割にはエンジニアの評価やエンジニアの採用も入っていたからだ。 そのときはEngineeri
この記事は「セイチョウ・ジャーニー」「挫折論への招待」アドベントカレンダー Advent Calendar 2019の22日目の記事です。 2019年のアウトプット 今年1年を振り返ってみる。 今年はあまりアウトプットしなかったかもなーと思っていたが、集めてみると結構色々やっていた。 ブログ記事: 7本 登壇: 10回 RSGT2019 運用中のモバイルゲーム開発チームに、並行バージョン開発を導入してみた EMFM Meetup 2人のVPoE 2人のVPoEによる中埜博さん(「イラスト解説:ティール組織」翻訳者)への W インタビュー企画 DevLOVE X キャリア形成に必要なのは、ただ飛び込むという勇気だけだった Developers Summit 2019 Summer Engineering Managerは何をする人なのか EOF2019 Opening Session 私たち
※ 2つの意味で解釈できるようなタイトルだった*1ため、より伝えたいことが明確になるタイトルに訂正しました。ご指摘いただいた皆様ありがとうございました。お詫び申し上げます この記事はEngineering Manager Advent Calendar 2019の17日目の記事です。 手前味噌だが、所属している会社のエンジニア組織はだいぶ良い感じになってきているという自負がある。最近書いた自社のブログのエントリも多くの方に共感いただいた。 hackerslab.aktsk.jp 一つ一つの組織活動に対してこれって本当にあるべき姿なんだっけというのを問い続けながら地道な改善を続け、組織としての練度が大分高まってきた。 結果として、自社のあらゆる組織の中で、エンジニア組織は一番改善が進んでいる。*2 一方で、そこはかとなく、「このままで良いんだろうか」というモヤモヤがある。 会社はエンジニアの
Engineering Organization Festival 2019が 10/31に開催された。 運営側の中の人としての感想を忘れないために書く。 始まりのきっかけ Developers Summit 2019 Summerで、広木さん(@hiroki_daichi)・大庭さん(@ohbarye)とスピーカールームで久しぶりに集まった。 "久しぶりに"というのは、僕らが前回集まったのはちょうど1年ぐらい前で、EM.FMで大庭さんにゲストとして話していただいたときだ。 いつもの調子で*1広木さんが、 「なんか秋ぐらいにおっきなイベントやりたいですねー」 と言ってきた。そのときは、そうですね、やりたいですね、ぐらいで終わったのだが、2週間後ぐらいに、 「やっぱりやりたい!!!!700人集めたい!!」 と広木さんが言ってきて、乗ってみることに。 そこからは広木さんの人脈から、Emiさんが
Facebookで16 Personalitiesがちょっと流行っていたので、2年ぶりにやってみたら、面白い発見があった。 16 Personalitiesとは? 16 Personalitiesは、無料の性格診断サイト。 www.16personalities.com 16 Personalitiesの説明によると、INTJなど、MBTIの言葉を利用するが、MBTIそのものではないとのこと。 例えば、MBTIで扱う類型論は内向的 or 外向的という二元論を用いるが、両方の特徴を持った人(両向性)であったり、他の人と比較した場合にどちらかというと内向的という指標を用いられない。一方、その度合いを説明するのに特性論という手法もあるが、今度は手軽さが無くなってしまう。 そこで、16 Personalitiesでは、以下のように定義している。 私たちのモデルには、類型論と特性論の両方の長所が組み
1/9~11で行われたRegional Scrum Gathering Tokyo(RSGT)2019に参加してきたのでレポートを書く。 RSGTには初参加だった 多くの人に驚かれたのだが、実はRSGTに参加したのは初。 去年の7月頃、ふとAgileのカンファレンスに参加したことが無いなーとつぶやいたら、梶原さんにRSGTがあるよ!と教えてくださった。 次は、XP祭り。その次はRegional Scrum Gathering Tokyoですよ!— Kajinari | Yappli,Inc. (@kajinari) 2018年7月21日 RSGTの存在は知っていたが、毎年なんだかんだ参加出来ておらず、いつも楽しそうだなーと横目で見てるだけだった。 なので、このときは次のRSGTには絶対参加しようと心に決めたのだった。 9月頃、FacebookやTwitterのAgile/Scrum界隈の方
この記事は#セイチョウジャーニー Advent Calendar 2018の16日目の記事です。 2018年のアウトプット ちょっと早いが、今年1年を振り返る。 カレンダーを見ながらやったことを書き出してみたのだが、今年は自分でもびっくりするぐらいアウトプットした1年だった。 社外発表としては、現在時点では以下の通り。 ブログ記事: 9本 登壇: 12回 EM.FM: 14回 他Podcast: 1回(しがないラジオ SP.36) WEB記事: 2本 本の執筆: 2回(セイチョウ・ジャーニー、ワンストップ見積もり) 残り半月でPodcast出演、ブログ記事投稿も控えている。 社内では、本業とは別に以下のような活動もしていた。 社内Podcast リーダー向けのマネージメント勉強会 Value Stream Mappingの支援 Delegation Board支援 なぜそこまでアウトプット
この記事はEngineering Manager Advent Calendar 2018の9日目の記事です。 vol.2もあるので、是非こちらも見てください。 私は常日頃、Engineering Manager(EM)がいない問題について危機感を覚えている。 これはEMという役割が正しく認知されておらず、魅力が伝わっていないことが根本の原因にあると考えている。*1 だから、EMの魅力を伝えるPodcast EM.FMを広木さんと始めた。*2 このPodcastでは、EMが何を考えているのか、EMも人間だから悩みながらやっていること、EMが何に喜びを感じるのか、などを語っている。メインパーソナリティは広木さんと私だが、Quipper EMの大庭さん(id:ohbarye)、元Googleの及川さん(id:takoratta)、VOYAGE GROUP CTOの小賀さんにもゲストとして過去に
先日、Engineering Manager Meetupのオフ会の一貫で、@aomoriringoさん、@ohbaryeさん*1、ujihisaさん、つよぽそさんと食事をした。このとき、一冊の本が話題になった。 それが、『読んでいない本について堂々と語る方法』である。 読んでいない本について堂々と語る方法 (ちくま学芸文庫) 作者: ピエールバイヤール,Pierre Bayard,大浦康介出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2016/10/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (15件) を見る これが名著であるということで、その場で即買いした。 このエントリではこの本について語る。 本題に行く前に最初に宣言しておこう。 タイトルにある通り、私はこの本を読んでいない。 読んでいない本を語るとは何事だ、けしからん、と思う方は、是非ここでお帰り願いたい。 本の構成 大きくは三部構成にな
9/25に開催されたEngineering Manager Meetup#1に参加してきたので、レポートを書く。 connpass.com 尚、本ブログでは自分に直接的に関係したところのみ記載する。他にもたくさんのレポートがあるので、そちらもご参考いただきたい。 note.mu dskst9.hatenablog.com ohbarye.hatenablog.jp エンジニア ✕ マネージメントについて 最近、エンジニアリングマネージャー関連の勉強会が増えてきていて、エンジニア✕マネージメントは熱い分野だ。 エンジニアリングマネージャーが必要とされるようになった表向きな理由としては2つあり、 エンジニアの規模が拡大してきているが、人数の割に力を出し切れていない エンジニアの採用がうまくいっておらず、いる人をより輝かせることに注力し始めている ではないかと思う。 マネージャーが必要とされる動
組織をつくっている人間として、なぜ内部構造を良く知っている人間は組織改革を起こしづらく、あまり内部構造を把握していない外部の人間の意見の方が組織改革を起こす火種になりやすいのだろうか、と長年思っている。 この疑問の1つの答えを、群衆の英知もしくは狂気を使って、視覚的に説明出来ることがわかった。 きっかけ 先日、"群衆の英知もしくは狂気"のWEBサイトが公開され、Twitter上でも話題になった。 ncase.me この内容で私が最も驚いたのは、 "少ないつながりでは複雑な概念は拡散しない。でも多すぎるつながりも集団浅慮で破壊される。" というものだ。 私は直感的にはこれを理解していたものの、でもつながりは多ければ多い程、正しい考えに至るのではないかとも考えていた。 しかし、このWEBサイトで実際にシミュレーションした結果、その考えが誤っていたことがわかった。 ただ、このときはなるほどーぐら
7/16に実施された、ふりかえり実践ワークショップに参加してきたのでその参加レポートを以下に記載します。 retrospective.connpass.com なぜ参加したか これまでふりかえりを何度もやってきましたが、基本的にKPTばかりやっていて、他の方法を知りたかったからです。アジャイル・レトロスペクティブズの本もパラパラも見たことがありましたが、なんかいまいちすっと入ってこなかったというのもあり、一度体系的に学習したほうが良いのかなと思っていたところでした。 アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き 作者: Esther Derby,Diana Larsen,角征典出版社/メーカー: オーム社発売日: 2007/09/01メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 1,282回この商品を含むブログ (117件) を見る 会場・雰囲気・時間など 3人
リーダーやマネージャー、メンターやトレーナーなど、ピープルマネージメントする役割になったタイミングで、メンバーとコミュニケーションを取る1つの手段として、1on1を採用する方もいると思います。 とはいえ、いざ始めるにしても何から始めれば良いんだろう?何に注意したら良いんだろう?と困る人もいるだろうなと思います。 自分も最初はわけがわからず、見よう見まねでやっていたのですが、さすがに数百回以上やってきたので大分知見も溜まってきました。 この知見は自分一人で持っておくのはもったいないし、実際に、自分のところにも何人も相談に来るので、自分なりにまとめてみました。 過去の文献 頼れるたくさんの参考文献が既にあり、例えば以下のあたりが有名ですね。 d.hatena.ne.jp ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法 作者: 本間浩輔出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日:
3/8に開催されたアジャイル・ディスカッション!!の参加レポートです。 アジャイル・ディスカッション!!とは? このコミュニティは、アジャイルを実践していて困っている人たち同士で議論すれば何か見えてくるものがあるんじゃないか、繋がりが増えるんじゃないか、という仮説のもと設立されました。今回は第一回目ということで、アジャイルコーチを始め、スクラム実践者、新米スクラムマスター、スクラム導入に躓いている方、など様々な境遇の33人が集まっていました。場所は、Gaiax社の新オフィスの地下1Fのラウンジスペースでした。やたらおしゃれなスペースで、バーカウンターもあり、社員はお酒を自由に持ち込んでいるとのこと。いいですなあ。 ディスカッションの進め方 以下の通り進められました。 議論したいテーマを付箋に書いて模造紙に貼る ドット投票する(1人3ドット) ドット投票の多かった上位テーマを選出してテーブル
私は日々、幸せな組織を作りたい、と思っています。幸せな組織とは、笑いに満ち溢れ、物事について真剣に議論し、困難なことも前向きに取り組んでいる組織です。自分の見ているチームメンバーが、主体的に動いて課題を解決していく姿を見ると、うれしくなります。逆に、モチベーションが下がって暗い表情を浮かべている人を見ると、チームに何か問題があるんじゃないか、何も言えない雰囲気になってしまっているんじゃないか、やらされ仕事になってしまっているんじゃないか、といろいろ考えてしまいます。 これまでの経験上、良い状態のチームと良くない状態のチームをまとめると、以下の通りです。 良い状態のチーム お互いを尊敬出来ている 特定の人物が特定の機能を担当していない 助け合いが出来ている、困っている人を積極的に助けている 現状に甘んじない メンバー同士でタスクの進捗に対して突っ込みを入れている 自分たちでタスクを定義してい
記念すべき本ブログ初投稿記事は、スクラム現場ガイド読書会のレポートです。 スクラム現場ガイドとは? スクラム現場ガイドは、現場で起こりうる困った問題が物語で書いてあり、そういう困った問題が起きたときにどう対処すれば良いのか、が丁寧に書かれている本です。 スクラム現場ガイド -スクラムを始めてみたけどうまくいかない時に読む本- 作者: Mitch Lacey,安井力,近藤寛喜,原田騎郎出版社/メーカー: マイナビ出版発売日: 2016/02/27メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る スクラムって勉強する分にはすごくうまくいくような感じがしてしまって、よっしゃやってみよう!って導入したら、必ず困った問題に直面するんですよね。例えば、割り込み作業によりスプリントプランニングで約束したことが守れないとか、プロダクトオーナーが忙しすぎるとか。導入しようとした人がス
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