『へうげもの』5巻にこんな台詞がある。 しかし あのうまさは なんなのだ…… 茶の湯には くわしうないが … 何か… 「どうだ うまかろう」 という自慢が全く ないのだ…… 利休の茶のうまさを家康が家来に語った台詞だ。 この台詞をはじめに読んだ時は、特に感慨を感じることはなかった。 しかし、この間の件で「茶道ってTRPGに通じるところがあるかも?」って思ったので、茶道をTRPGに置き換えしつつ読みなおしたら…… “利休のマスタリングには「どうだ、面白かろう」という自慢が全くない” ってことかッ! そりゃ凄いよ。 凄すぎる。 自分のマスタリングを振り返ってみると、その凄さが痛いほどわかる。 面白いシナリオを用意していった時や、ドラマチックなシーンをうまく捌いた時とか、どうしても自慢げなところは出てしまう。 でも、それはプレイヤーから見れば邪魔なもんだよなぁ。 自慢げな態度を見られることが、プ