サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
大そうじへの備え
yamauchi.net
学部ゼミでJudith Butlerのジェンダートラブルを読みました。自分が読んで感動したもの、そして自分の研究で常に依拠するものの面白さを伝えたかったのです。「スゴいやろ、感動した?」とうれしそうに聞くのですが、「シーン」と反応がありません… パフォーマティヴィティ(行為遂行性)については、言語論的転回から経済学のパフォーマティヴィティまでを説明しますが、やはりジェンダーのパフォーマティヴィティが最も自分に強く響きます。パフォーマティヴィティとは、何か現実があって、それを説明するという関係性を逆転させることを言います。つまり、説明するという行為が、現実を構成すると捉えます。トイレットペーパーは品薄になるというデマ(説明)が発生しますが、みんながそれはデマだと必死で反論することで拡散してしまい、他の人がデマを信じて買い占めたら本当になくなってしまうから自分も買っておこうということで、実際に
先日京都にXデザインフォーラムが来てくださいまして、興味深い議論をしました。そのときの参加者の方々がブログを上げるのが早くてすでに乗り遅れていますが、私なりに少し補足したいと思います。これは先日契約した『組織・コミュニティデザイン』(共立出版)という、京都大学デザインスクール教科書シリーズの一つとなる書籍で主張している内容です。以下は原田泰先生が即興でまとめてくださったグラレコです。 現在の社会では、我々の日常のあらゆるものが審美化(aestheticization)されるということが繰返されたため、市場で流通されるためにデザインされたものが同質化し、陳腐で空虚なものとしてしか捉えられない状態です。デザイナーがいい仕事をしたがために、自分の仕事の価値を下げてしまったとも言えます。見栄えをよくするとか、インパクトのある広告を打つというようなことが、期待したほど消費者にとって価値をもたらさない
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『Yutaka Yamauchi 山内 裕』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く